旧 東京倶樂部★CLUB TOKYO:平成館

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今年も行って参りました、東京・中国映画週間の閉幕式へ。

昨2017年は、“ゴールド・クレイン賞授賞式”の名目で、
日本人ばかりを讃えるイベントと化していたため、
内心「金返せ…」という気も少し沸いた。
大陸の大物ゲストの登壇もキャンセルされていたし、何か致し方のない事情が有ったのであろう。

ところが一転、日中平和友好条約締結40周年の今年は来日ゲスト多数。
しかも、イベント終了後に上映される映画は、大ヒットを記録した話題作『ニセ薬じゃない!〜我不是藥神』
舞台挨拶が無くても、観たかった映画。
中国映画週間の開催期間中、閉幕式の日一回しか上映されないので、
何がナンでもチケットは押さえたかった。

★ チケット販売方法に喝ッ…!!

まず最初に、チケット販売方法について言わせていただきます。

今年の中国映画週間の会場は、閉幕式のみTOHOシネマズ日比谷で、
開幕式及び一般上映は惠比壽の東京都写真美術館。
チケットの販売は、どちらもチケットぴあ。
前売り券の価格は、閉幕式が2300円、その他が1500円。

2017年は、いきなり3千円に値上げしたにも拘わらず、
私にとってはどうでもいい日本人ばかりが登壇したので、釈然としない気持ちに陥った。
今年は、価格を戻した点は評価するけれど、“販売はまたまたチケットぴあ”と聞き、イヤな予感…。

案の定、である。
今年もチケットぴあの購入ページに入ると、機械的に望んでもいない座席が割り当てられた…。
これは、TOHOシネマズ、写真美術館、どちらも。
(チケットぴあ店頭で購入の場合は、座席指定可能。)

この事に関しては、昨年も記したけれど、今どき、座席指定が出来ない映画祭なんて他に知らない。
映画ファンというのは、それぞれに自分お気に入りの“定位置”があって、席にコダワるものなの。
しかも、チケットぴあは、システム手数料、発券手数料というワケの分からない名目で、
計324円の手数料を取る。
それで、座席指定すら出来ないなんて、有・り・得・なーいっ…!!!


信じ難いことに、日本の中国映画週間実行委員は、“座席指定不可能”という事実を知らない。
チケット販売は、チケットぴあに丸投げしていて、詳細を何も知らないの。
もし観客から不満の声でも上がれば、気付いて、改善も有り得るだろうけれど、
日本の観客はずっとこの状態に甘んじているし
(毎年会場に大勢居る在日中国人客や、招待客が文句を言うとは思えない)、
私一人がここで叫んだところで、無力なものヨ…。

そもそも、TOHOシネマズで開催するなら、なぜTOHOのシステムを使わせてもらわないのか…?!
TOHOシネマズのシステムなら、手数料無料で座席も選べるのに…。

中国映画週間は、日中関係に左右されたり、登壇者が急に変更になったり、裏で様々なゴタゴタが有って、
実行委員は大変な思いをしながら、これまで開催を続けてきたと見受けるので、
あまり文句は言いたくなくのだけれど、
チケットの販売方法は、日本側の実行委員会で決められるはずである。
チケットぴあのような古臭いシステムに丸投げして、何も知らないなんで、無責任。
閉幕式は、毎年、放っておいても、最終的にチケットがさばけているから、気にも留めないのだろうが、
一般上映の方の売れ行きがイマイチな理由は考えたことがあるのか…?
チケットの販売方法を改め、きちんと情報を発信すれば、もっと売れます。
(ちなみに、写真美術館での上映前売り券を、チケットぴあのサイトから買うと1824円になるが、
写真美術館は様々な優待が効くので、私の場合、当日券なら1500円で買える。
みすみす座席が余っている上映のために、
当日券より高く、座席さえ選べない前売り券を、誰が買いたがるんだか…。)

★ 会場

去年まで数年に渡り使用されてきた会場は、TOHOシネマズ日劇のスクリーン1。
収容944人で、東京の映画館としては、非常に規模の大きなスクリーンだったのだけれど、
2018年2月で閉館してしまったので、次はどこで開催するのかと気になっていた。
そうしたら、発表されたのは、前述のように、TOHOシネマズ日比谷のスクリーン5。
2018年3月末にオープンしたばかりの新しい映画館は、言うまでもなく清潔。
…が、ここ、全館の総収容人数は都内最大級でも、各スクリーンは小規模で、
今回使用のスクリーン5は、387席ポッキリ。
日劇スクリーン1の約4割に激減です…。

座席数が少ないことを知っていたのも、
私が、チケットぴあ店頭ではなく、販売サイトからチケットを購入した大きな理由。
2016年、座席を選びたいがため、チケットぴあのお店に並んだら、
順番が回ってくる前に完売という苦い経験をしたから。
その年は、吳亦凡(クリス・ウー)来日という目玉がある年であった。




イメージ 1

映画館が入る東京ミッドタウン日比谷は、かなり前から東京国際映画祭仕様に飾られている。

(↓)こちら、スクリーン5の内部。

イメージ 2

前3列は、登壇ゲストや関係者席。
その後方にプレス向けや、花束贈呈をする子供たちと、彼らの親の席も設けられているから、
私のように、自分でチケットを買って来ている客は、3百人以下なのでは。


例年通り、入場時には、ブ厚いパンフレットもくれます。

イメージ 3

中は、登壇ゲスト、上映作品の紹介、日中両国で行われた映画祭アーカイブ等。




本来、午後2時開演のはずが、
これも例年通りで、遅れ(笑)、2時20分にスタート。
以下、イベントの流れをザっと記す。
写真はねぇ、席がステージから遠かったので、もう全部ボケボケ。
でも、せっかくの想い出なので、一応何枚か貼っておきます。

★ 崑劇

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イベントは、崑劇のパフォーマンスで幕開け。演目は『扈家莊(こかそう)』。
ステージが崑劇用の設えになっていないため、雰囲気はイマイチだが、パフォーマンス自体は一流。
日本のガールズユニットがパフォーマンスを披露した昨年より、ずっと良いです。

その後、中国映画週間開催中に上映された映画『崑劇映画‐景陽鐘〜崑劇電影‐景陽鐘』から、
夏偉亮(シア・ウェイリャン)監督、プロデューサー谷好好(グー・ハオハオ)、
そして、崑劇俳優の黎安(リー・アン)、陳莉(チェン・リー)が挨拶。
崑劇のような伝統芸能では、濃厚なメイクを施すため、俳優本人の顔は分かりにくものだけれど、
素顔の黎安さんは、美男子でした。

★ 主催者挨拶

イメージ 5


今年、このイベントの主催は、
NPO法人日中映画祭実行委員会、中国電影股份有限公司、北京電影學院の3団体。
内、北京電影學院の侯光明(ホウ・グアンミン)理事長と、毎度の栗原小巻嬢がご挨拶。
日中平和友好条約締結40周年に絡めた、日中両国映画人の想いが込められたお話。
ちなみに、栗原小巻嬢は、俳優・徐崢(シュー・ジェン)のことを“じょ・そうサン”と呼んでおられた。
私も今度から徐崢は、“じょ・そうサン”でいこうかしら〜。


そのような挨拶が終わった時点で、2時47分。
イベント終了予定時間は3時なのに(…苦笑)。
主催者側、日中政治家等の挨拶を延々と続けていた以前に比べれば、かなりの改善である。

★ 登壇ゲスト

終演時間近くなり、ようやく映画ファンのお目当てであるゲストの登壇(笑)。
最初に登場したのは、日中合作映画『逢いたい〜在乎你』チーム。

イメージ 6

左から、畢國智(ケネス・ビー)監督、木下彩音、兪飛鴻(ユー・フェイホン)。

以下、他も個別に掲載したいところだが、
ベルトコンベア式に、次から次へとステージに上がってくるので、
もう何がナンだか分からなくなってしまった…。

イメージ 7

ふと気付いた時には、すでに大勢のゲストが壇上に。
ゲストの大半が日本人だった昨年とは大違いで、今年は豊作なのだけれど、
時間が無いから、当然、各人の紹介や挨拶はごくごく簡素。
こんなにスタアの無駄遣いをするイベントも珍しい。

確認できた人だけ名を挙げておくと…
閉幕式上映作品『ニセ薬じゃない!〜我不是藥神』と
『プレイヤー A to B〜幕後玩家』から徐崢(シュー・ジェン)、
同じく『プレイヤー A to B〜幕後玩家』から王麗坤(ワン・リークン)、
『オペレーション:レッド・シー〜紅海行動』から海清(ハイ・チン)、黃景瑜(ホアン・ジンユー)、
『カイジ 動物世界〜動物世界』から韓延(ハン・イェン)監督、
『灰色だった空を見上げ、僕らは明日に向かう〜拿摩一等』から阿年(アーニエン)監督、邱林(チョウ・リン)、
『南極の恋〜南極之戀』から吳有音(ウー・ヨウイン)監督、
『僕はチャイナタウンの名探偵2〜唐人街探案2』から尚語賢(シャン・ユーシエン)、
開催数日前に降って湧いたように加わった『母になる〜牛油果的春天』から
范慶(ファン・チン)監督、林鵬(リン・ポン)、陳思誠(チェン・スーチェン)。
陳思誠は、『僕はチャイナタウンの名探偵』シリーズの監督で俳優の、あの陳思誠ではなく、子役の少年。

終盤、“スペシャルゲスト”の名目で、
今回出演作の上映が無いはずの愛新覺羅啟星(あいしんかくら・けいせい)と
魏一(ウェイ・イー)も加わった。

登壇するものだと思い込んでいた雷佳音(レイ・ジャーイン)が来なかったのは、非常に残念。
東京国際映画祭のレッドカーペットには登場したので、来日はしたはずなのだけれどね…。



ちょっとだけ個別画像も。

イメージ 8

今回一の大物・徐崢。
あっ、後方に写っている帽子の少年が、あの陳思誠と同姓同名の陳思誠クン。


(↓)こちらは、今回一のキレイどころスリーショット。

イメージ 9

左から、海清、黃景瑜、王麗坤。
海清には“気さくなアラフォー”のイメージがあったので、意外にも綺麗で、ハッとさせられた。
勝手に抱いていたイメージと実物のギャップが一番大きかったのは、彼女かも。
王麗坤は想像していた通りのクールビューティー。
黃景瑜は、今朝、“すでにバツイチ子持ち”報道を見たばかりだったので、
御本陣は内心穏やかでいられないのではないかと、想像してしまった。
(子供をもうけた後、6歳年上の女性とスピード離婚という報道は、実際のとこ、どうなのでしょう。)

★ 花束贈呈

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最後は近年お約束になっている、スポンサーmiki houseの服を着た子供たちからの花束贈呈。




イメージ 11

ブーケを手にした畢國智監督、木下彩音、兪飛鴻、そして尚語賢。
兪飛鴻は清潔感があって、とても綺麗。
尚語賢は、『僕はチャイナタウンの名探偵2』で先日見たばかり。
今回、お召し物が一番派手だったのは、彼女。



花束贈呈をする事自体は良いのだが、
イベント終了後、映画の上映が始まっても、その子たちを館内に残すのは、如何なものか。
「トイレ行きたい」だの、「映画いつ終わるの?」だのと、上映中終始お喋りが止まなかった。
他の多くの観客は、お金を払って映画を観に来ているという事を、考慮して頂きたい。


予定の3時を少し回ったところで、閉幕式終了。

★ 『ニセ薬じゃない!』舞台挨拶

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イベントが終了したので、映画が始まる前に、おトイレに行っておこうかと思ったら、
上映作品『ニセ薬じゃない!〜我不是藥神』の主演俳優・徐崢(シュー・ジェン)とプロデューサーが
ステージ上に残り、約10分の舞台挨拶。

「実際に中国で起きた社会問題を扱った作品ですが、9千万人を動員しました。」
「実際の人物が、映画の主人公と違う所は、本人も慢性骨髄炎であることです。」
「中国では、李克強首相もこの映画を観て、医療制度が注目されました。」
「今回は、時間的な問題で、
この作品を東京国際映画祭のコンペティションに出品することができませんでしたが、
次回、機会があれば、他の作品で参加したいです」等々と徐崢。

こうして、午後3時20分頃、今度こそ本当に閉会式終了。




映画祭のイベントにもかかわらず、
これまでは、閉会式で上映される作品の関係者が、その作品について語ることは無かった。
徐崢本人に『ニセ薬じゃない!』について語らせたのは、中国映画週間にしては、大した進歩。
「うちわでやってくれ」って感じのお偉いさん方の挨拶も、昔に比べたら、かなり割愛されるようになったし、
日本語字幕も劇的に良くなったし、
ゆったりペースではあるけれど、実行委員の皆さまの努力のお陰で、中国映画週間は良くなってきている。
だからこそ言いたい、次に改善すべきは、“チケットの販売方法”と“子供の扱い”、だと。

映画『ニセ薬じゃない!』は、噂通り、とても面白い作品で、これには大満足。
詳細は、また後日に。



追記:2018年11月19日
映画『ニセ薬じゃない!〜我不是藥神』についてブログ更新。こちらから。

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