旧 東京倶樂部★CLUB TOKYO:平成館

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東京も、今晩は雪が降るのだとか。
最近の晴天続きで、喉にも乾燥を感じているので、お湿りは有り難いけれど、寒い…。
そして、雪が積もった場合、明朝が怖い…。

さて、つい2日前、近々放送予定の要録画番組を数本、備忘録的に書き残したが(→こちら)、
必見の一本を漏らしておりました。
それは、NHK BSプレミアムで放送の『美の壺』。

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毎回一つのテーマを取り上げ、それの鑑賞法などをいくつかのツボ(ポイント)に絞って解説する、
一種の教養番組。
テーマによっては、非常に興味深いし、飄々とした草刈正雄の進行ぶりも心地よく、
かなりの頻度で見ているお気に入り番組の一つ。
30分番組という気軽さも、ちょこっと観るのに丁度よし。


でもね、明日2019年2月1日(金曜)の回は番外編で、放送時間も普段の倍に拡張した一時間。
“漢字と書 三千年の迷宮”と題した特番である。

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古代文明が生んだ象形文字の中で、姿を変えながら現代まで広く使われ続けている唯一の文字、それが漢字。
3千年も昔に生まれた文字が、なぜ今も使われ続けているのか?
番組では、漢字に変革をもたらした3人の人物に着目。

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左から、秦の始皇帝・嬴政(紀元前259-紀元前210)、
中国統一を成し遂げると同時に、バラバラだった文字も統一した中国史上初の皇帝。
続いて、毛沢東(1893-1976)、
文字改革で、漢字を万人のものにした中華人民共和国の最高指導者。
最後は、再び時代を遡り、顏真卿(709-785)、
政治家にして、数々の名筆を残した唐代屈指の書家。


漢字は、確かに優れた文字ですヨ。
中国語を勉強するようになってから、益々そう感心するようになった。
大昔の遺跡に刻まれた文字が、現代でも解読できちゃうなんて、どれだけ良く出来た文字なのだか。
欧米人が使うアルファベットや、日本の平仮名、片仮名といった表音文字とは違い、
目にしただけで、反射的に意味が判ってしまう表意文字であるのも、当たり前なようでいてスゴイ事。
今回の『美の壺』特別編は、文字の統一、芸術としての漢字、そして、近代の漢字改革と、
一時間の中で紹介するには上手いポイントを押さえている気がする。

私個人的には、日本人が“旧漢字”と呼ぶ、画数の多い古い漢字の方がより好きだけれど、
簡体字の出現にも、大きな意味を感じる。
日本とは比較にならないほど多くの人口を抱える巨大な中国大陸で、文盲を減らすには、
当時としては、大胆かつ画期的な処置だったと思える。
難しい漢字もパソコンで一発変換できるようになった現代では、繁体字復活論も出ているようだし、
まぁ、このように、時代時代のニーズに合わせ、脈々と受け継がれていくのでしょうねぇ。




今回のこの『美の壺』特別編は、もしかして…

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現在、東京国立博物館で開催中の特別展、
<顔真卿〜王義之を超えた名筆>に合わせた放送なのだろうか。


この展覧会、書が好きな人々には、非常に好評なようですね。
マニアにはたまらない書が多数展示されているようだが、中でも目玉中の目玉は…

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顏真卿がアラフィフでしたためた<祭姪文稿(さいてつぶんこう)>。
安史の乱で非業の死を遂げた甥っ子・顏季明を追悼する弔文の原稿で、
王羲之の<蘭亭集序>、蘇東坡の<寒食帖>と共に、“天下三大行書字帖”の一つに挙げられる名書。
所蔵している台北國立故宮博物院でも、普段なかなか展示されることはなく、
ましてや海外へ貸し出されることなど、ほとんど無いお宝であるため、
今回、東博への貸し出しは、中国、台湾の両岸で少々物議も醸したようだが、
それ故、書好きな皆さまの気持ちは益々高ぶり、大混雑しているみたいじゃない…?

絵画などの美術品の方が好きで、書には暗い私には、どうせ“豚に真珠”だろうけれど、
「そんなに良いのなら、取り敢えず見ておこうかしら」などと軽く考えていたが、
NHKの『美の壺』なんかで取り上げたら、今でもすでに混雑している東博に、さらなる人が押し寄せること必至。
人気の展覧会をちょっとでもゆったりと見学したかったら、やはり会期の序盤に行くのがお利口なのでしょうか。
今更悔やんでも手遅れだが…。
ちなみに、東博のその<顔真卿>展は、2019年2月24日(日曜)まで。




そう、テレビと言えば、ちょっと前から、当ブログでは…

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大陸ドラマ『武則天 秘史〜武則天秘史』について綴った記事にアクセスが急増。
なぜ今更?と不思議に思っていたら、
『寵姫の秘密 私の中の二人の妃〜雙世寵妃』終了後の2019年2月4日(月曜)、
LaLaTVでまた再放送されるのですね。
近年、大陸ドラマ界は著しく進化してるため、
2011年度のドラマだと、視覚的にすでに野暮ったさを感じてしまうことは否めない。
でも、内容は、何本か観た“武則天モノ”の中で、言い伝えられている武則天の史実に最も忠実で、
一番楽しめた。
だから余計に、ほとんどがフィクションで進行する范冰冰(ファン・ビンビン)出演ドラマ
『武則天-The Empress-〜武媚娘傳奇』は、少女漫画のような乙女ちっくなチャラさが鼻に付き、
期待が大きかっただけに、失望も大きかった…。


『武則天秘史』の方では、武則天を年齢に応じ、3人の女優が演じている。

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3人とも実力派と呼ばれるベテランで、
具体的には、殷桃(イン・タオ)、劉曉慶(リュウ・シャオチン)、そして斯琴高娃(スーチン・ガオワー)
二人目の劉曉慶は、范冰冰の脱税事件が日本で盛んに報じられた時、
「范冰冰の前にも、脱税で御用となった大物女優が」と幾度となく引き合いに出されたので、
それで知った日本人も居るのでは。

歴史に興味があるとか、もっと史実に則した史劇が観たい!という人には、
この『武則天秘史』は、案外お勧めです。

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mangoさん、昨日「顔真卿特別展」に行ってまいりました。平日の午前中にもかかわらず混雑していましたよ。中国人の来訪者の多かったこと!あちこちで中国語が飛び交い、あたかも中国に来たような感覚になりました。子供連れから学生、年配の人たちまであらゆる年齢層の中国人が来ていました。展覧会は、「祭姪文稿って何?」というレベルで(笑)なんとなく中国関連だから行ってみようという感じだったのですが、思いのほか面白く、1キロ以上の重さの図録まで購入してしまいました。則天文字の説明の所では、ミーハーな私は(そういえば「武則天秘史」が始まるわ!)などと思いつつ、鑑賞致しました。普段中国歴史ドラマを見ているからか、なんとなくそれぞれの展示作品の時代背景が浮かび、それも良かったかも?

2019/2/2(土) 午後 8:55 [ ゆう ]

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ゆうさん:
華人来訪者率が非常に高いと言われていますが、ゆうさんも実感なさったのですね。
恐らく、日本人で見に行くのは、元々書が好きな層が主で、
華人だと、あの祭姪文稿がマサカ日本で見られる!と広い層が興味を示すのでしょうね。
中国史劇のお陰で、知らず知らずの内に中国史に詳しくなり、
美術鑑賞の時にも、背景が浮かび、作品をより楽しめるという事は、絶対にありますヨ。
激しく共感!ただ、書に関しては、私、本当に暗いんですよねぇ。
でも、なんとなく足を運び、遂には図録まで購入なさったというゆうさんのお話を伺い、
この特別展はやはり行くべきなのかと、かなり揺れております…。

2019/2/3(日) 午後 3:43 mango


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