旧 東京倶樂部★CLUB TOKYO:平成館

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未だ独身の之河は、気が進まないまま古い友人の結婚披露宴に出席。
案の定、“恋人募集テーブル”に座らされたり、独身者向けゲームに参加させられたりで、
恥ずかしいやら、肩身が狭いやら…。
そんな時、いきなり会場に乗り込んで来たのは、之河の女上司・芬妮。
芬妮は、皆が注目する中、新郎新婦の色恋沙汰を次々と暴露し、会場は大混乱。

芬妮の出現で、ブチ壊しとなった披露宴も終わり、
之河は式中のゲームで与えられたホテルの一室へ入り、之河とペアになった独身男性を待つことに。
ところが、そこにやって来たのは、式を取り仕切っていた係り員の男性。
之河が退室を促すと、「僕だよ、僕。ほら、“胖胖”、覚えていない?」と彼。
そう、係り員だと思っていたこの男性は、
小学校の時、太っちょで“胖胖”と呼ばれていた同級生、王大樹だったのだ。
之河にとっては、ただの一同級生で、記憶もおぼろげだが、大樹にとって之河は特別な女性。
大樹は、ずーっと彼女を想い続けて今日まできたのだ。
大人になり、こうして再会を果たした二人は、あれこれとお喋り。
之河の悩みが、家が遠くて出勤が大変な事だと聞いた大樹は、
翌朝、早速、之河の家に車でお出迎え。
その後も、之河のために、理想の物件探しをお手伝い。
共に時間を過ごす内、二人は徐々に心の距離を縮めてゆき…。



2018年10月末、ホームドラマチャンネルで始まった中台合作ドラマ『恋愛動物〜動物系戀人啊』が、
年を跨ぎ、2019年2月半ばに、全15話の放送を終了。

近年、冗長な台湾偶像劇にウンザリさせられてばかりなので、全15話はスッキリ潔く感じる。
傑作!必見!とまでは褒めないけれど、気負わずにサラーッと観るには悪くないドラマなので、
お疲れ気味の女性などにお勧めしたい。

★ 概要

中国のweb小説サイト、趣閲小說網の契約作家・花花醬(ホァホァちゃん)の同名小説を、
台湾の瞿友寧(チョウ・ヨウニン)、許瑋(シュー・ウェイ)両監督がドラマ化。


出演者、スタッフの多くが台湾人で、撮影も主に台湾で行われているが、
大方大陸出資で制作されており、初配信も大陸の搜狐視頻という“ほぼ大陸ドラマ”。
中華圏は益々ボーダレス化が進み、映像作品も地域分けが難しくなっているので、
ザックリ“華流ドラマ”と区分しておくのが、曖昧で楽なのだけれど、
ここでは、これまで通り、一応“中台合作ドラマ”と位置付けておく。

低迷が続く台湾ドラマ界は、これまでにも、大陸に歩み寄り、あの手この手で合作が模索され続けてきたが、
成功例はあまり無いように見受ける。
本ドラマは、台湾がこれまで培ってきた偶像劇の雰囲気を前面に押し出しつつも、
大陸の現代小説を原作にすることで、大陸の人々の感性や習慣にもマッチさせるという試み。

台湾ドラマのようでありながら、台湾ドラマでナシと、目で見て分かる部分は、劇中ちょこちょこと有り。
例えば、登場人物たちがSNS等で使っている文字が、
台湾で使われている繁体字ではなく、大陸で使われている簡体字になっていたり。
手書きの文字だと、基本的には繁体字だし、そこら辺はユルユル。
我々視聴者も、細かい事は気にせず、テキトーに見過ごしましょう。

また、主人公・之河と大樹の出身地は、実際の台湾には実在しない“繁星村”という架空の村。
この繁星村は、同じ瞿友寧監督が手掛けた別のドラマ、
『花甲男孩轉大人〜A Boy Named Flora A』でも重要な村として登場。
『恋愛動物』にも、その村の名を出すという、ちょっとしたお遊びになっている。

★ 物語

大人になってから再会した小学校の元同級生、楚之河と王大樹が、
恋に落ち、結婚し、離婚し、そしてまた恋するまでを描くラヴ・ストーリー


再会した瞬間から、結婚へのカウントダウンが始まり、
実際、二人は結婚するのだけれど、よく言われているように、結婚はゴールではなく、
結婚した瞬間から、今度は離婚へのカウントダウンが始まる。
しかし、離婚もまたゴールではなく、
別れた二人は、相手と自分自身を見詰め直し、新たに関係をスタートさせるという紆余曲折の恋物語。

本ドラマでは、楚之河&王大樹の話を軸に、
もう一組のカップル、盧芬妮と秦浩の愛憎も描かれる。
こちらは、当人たちは想い合っていたものの、息子の将来を案じる秦浩の父の策に嵌り、別れてしまい、
以降、それぞれに、“相手に裏切られた”と思い込んでる。
別れた後、芬妮が一人で産んで育ててきた娘・小雨が、自分のルーツを知りたがるお年頃になったことで、
秘密が暴かれてゆき、そのお陰で、芬妮と秦浩の間に生じていた誤解も解明されていく。


ドラマの中に描かれる文化や習慣などにも触れておくと、
地方出身者(都市戸籍を持たない地方出身者)が、都会で物件探しをする苦労とか、
都会で働く一人っ子の娘が、帰郷する度に、
親がお見合い写真を用意していたり、結婚を急かすといった田舎の描写などは、
それが綴られている中国の小説が目に浮かぶ程、現代中国的なエピソード。
もっとも、台湾も、色々な意味で都市部と地方との差が大きいので、
そういうエピソードもドラマの中に自然に融合している。


なお、原題にも邦題にも“動物”と入っているように、主要登場人物4人はそれぞれ動物に例えられている。
…が、キャラクターの性格が、各々の動物に当て嵌まっているようには思えないし、
物語にもまったく反映されていない。
動物の事は忘れ、普通の恋愛ドラマとして観る方が無難。

★ キャスト その①:リス×キリン

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◆鍾欣潼(ジリアン・チョン):楚之河〜リス型 広告会社に勤めるOL

之河は、恋愛にロマンを求める単純な女性。
私は、リスの特性を知らないので、そんな之河をなぜ“リス型”と定めているのか、理解できず…。

演じているのは、本ドラマ一の大物、香港のアイドルユニットTwinsの“阿嬌”こと鍾欣潼。
2008年、陳冠希(エディソン・チャン)のPCから、女明星たちのセクシーなプライベート写真が流出した騒動、
いわゆる“陳冠希わいせつ写真流出事件”が起き、阿嬌も芸能活動に大打撃を受けたものの、
あれから早いものでもう十年。今では、イメージも無事回復。

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私生活では、2018年に結婚もしたが、お相手が“醫界王陽明(医療界のサニー・ワン)”と称される
女性遍歴豊富な台湾のイケメン年下ドクターなため(←ドクター、確かに王陽明にちょっと似ている)、
この先、もうひと騒動ありそうな予感も無きにしも非ずで、ハラハラ。

もはや人妻となった阿嬌は、1981年生まれで、実は40に手が届く成熟した女性。
それでも、ドラマ『恋愛動物』では、結婚を理想化する若い女の子を自然に演じている。
小さくて可愛いという見た目の印象では、阿嬌扮する之河は、確かにリス型と言えるのかも?

そんな阿嬌の声を吹き替えにしてしまったのは、本ドラマ最大の失敗に思えてならない。
阿嬌は一世を風靡したスーパーアイドルで、彼女の声は広く知られているから、声優の声には違和感。
が、「阿嬌の変テコな北京語で撮影現場にはいつも笑いが起き、和んでいた」などという裏話から察するに、
広東語訛りが相当キツイのであろう。
“之河と王大樹は小学校の同級生”という設定に辻褄を合わせるためには、吹き替えも止む無し。
ちなみに、『恋愛動物』では、阿嬌以外のメインキャストは全員本人の地声が採用されている。
じゃぁ、之河役も、発音に問題の無い台湾人女優を採用すれば良かったのに…、
と思う視聴者もいるだろうけれど、
なにぶん台湾は人材不足で、中華圏全土で話題になる若手女優などそうそう居ない。
これまで一度も偶像劇に出たことの無い大物・阿嬌を、このドラマに引っ張り出せたのは、
大陸出資のお陰かも。他作品と同じように、キャスティングには、色々オトナの事情も絡むのでしょうねぇ〜。




◆賀軍翔(マイク・ハー):王大樹〜キリン型 小学生の頃から一途に之河のことが大好き

子供の頃のあだ名は“胖胖(おデブ)”。
大人になり、別人のようにすっきりスリムになったが、之河への想いはずっと変わらず。
之河も、自分に一生懸命尽くしてくれる優しい大樹を愛するようになり、遂には結婚に至るが、
いざ結婚すると、大樹の一生懸命さは、束縛にも繋がり、之河は負担に感じ、関係は破綻…。

演じているのは、私が苦手な“賀(が)サン”、賀軍翔(が・ぐんしょう)である。
でも、この『恋愛動物』の賀サンは悪くない。
「LOVE賀サン♪」と惚れることはなかったけれど、かと言って、嫌いになる要素も無し。
扮する大樹が、台湾偶像劇に有りがちなダサい王子様ルックのイケメンCEOではなく、
普通の服を着た、ごく普通の会社員設定である事が(←簡単そうに思えるが、台湾偶像劇ではレア)
良かったのだと思う。
髪型も、台湾偶像劇の男性主人公に有りがちな“命懸けでセットしました!感漂う茶髪”じゃないし、
適度に顔を隠す眼鏡の着用も正解。
大樹の優しい性格と相まって、本ドラマの賀サンは、好感度高し。

ちなみに、この賀さん、かつて『スターな彼〜呼叫大明星』で、
Twinsの片割れ、“阿Sa”こと蔡卓妍(シャーリーン・チョイ)と共演。

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阿Saの役は、“父親を探すため、香港からやって来た女の子”という設定だったため、
広東語訛り問題は不要であった。
賀サン、この度、『恋愛動物』で、阿嬌とも共演し、Twinsはコンプリート。

★ キャスト その②:ヒョウ×オオカミ

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◆隋棠(ソニア・スイ):盧芬妮〜ヒョウ型 之河の上司

芬妮は、バリバリのキャリアウーマン。
結婚にも恋愛にも興味が無い自立した強い女性と思われているが、
彼女が逞しくなったのは、実は十代の頃、秦浩との恋に傷付き、
彼との間にできた娘・小雨を女手一つで必死に育てる必要があったため。

之河の上司という設定だが、実年齢では、阿嬌と同じ年で(正確には、隋棠の方が3ヶ月だけ年上)、
大人っぽい雰囲気の隋棠に、バリバリのキャリアウーマン役はぴったり。
スタイル抜群なので、ドラマの中では、彼女がスタイリッシュに着こなすファッションも見所。
芬妮は、小雨というすでに大きな娘を持つ母親だが、隋棠自身、私生活では3人もの子を持つママ。
ドラマ『恋愛動物』は、2人目の子を産んだ数ヶ月後に撮影しているはずである。
それで、あのスーパーボディは、信じ難いやら、羨ましやら。



張睿家(レイ・チャン):秦浩〜オオカミ型 一緒に仕事をすることになった芬妮の元恋人

秦浩は、芬妮の元恋人。
芬妮との交際を快く思わない父親の策で、彼女にフラレたと信じ込んでいるし、
まさか彼女が自分との間にできた娘を産んでいた事実など知る由もない。
裕福で仕事もでき、女性慣れした遊び人にも見え、之河とも恋愛に発展しそうになるが、
実は芬妮のことがずっと心の中で引っ掛かっている。

主演映画『花蓮の夏』(2006年)があまりにも鮮烈だったため、
ずーーーーっと少年のイメージを引きずってきた張睿家。
俳優にとって、代表作があるのは良い事だけれど、
それは次へのステップへの妨げにも成りかねない厄介な物ですよね。
『恋愛動物』では、大人っぽい隋棠の相手役が、張睿家で大丈夫なのか?!と心配にもなったけれど、
いやいや、張睿家も充分オトナの男の色香を発しておりました。
本ドラマを観て、最もイメージを一新させられたのは、彼かも。

そんな張睿家…

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2019年6月に来日し、『恋愛動物』日本版DVD購入者を対象にしたイベントを行うという。
「初公式来日」なんて宣伝しているが、えぇー、“初”じゃないし…。
今から約12年前の2007年、『花蓮の花』のプロモーションで来日し、青山でティーチインを行っている。
実際に、その場に行った私が言っているのだから、絶対です。(→参照
当時、日本での通称は“ブライアン・チャン”だったので、“レイ・チャン”に改名してから初公式来日って事?

★ キャスト その③:その他

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 睦弈(ムーイー):小雨〜シングルマザー芬妮の娘 父親は秦浩

小雨は、難しいお年頃の女の子。
仕事一筋で、父親が誰なのかも教えてくれない母・芬妮に反発してばかり。
こましゃくれた性格といい、ボブにした髪型といい、ショートパンツやチョーカーといったファッションといい、
小雨は、諸々全て…

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『レオン』(1994年)でナタリー・ポートマンが演じたマチルダを意識していると、ほぼ確信。

小雨を演じている睦弈に関しては、情報が少ないけれど、とっくに反抗期も過ぎた20代半ばと想像。
大学で、ファッションデザインを学び、卒業後モデルになって約3年が過ぎ、『恋愛動物』で初のドラマ出演。
芸名の“睦弈”は、“美しい”を意味するオランダ語の“mooi(モーイ)”から取ったみたい。
ハイブランドを着こなすスタイル抜群のスーパーモデルというよりは、
独特な感性や透明感で勝負の個性派モデルと見受ける。
中華圏の人より、日本人が好むタイプかも。



育凱(トン・ユィカイ):張偉〜小雨の友達 芬妮に恋心

張偉は、気ままな小雨を理解する良き友で、小雨と恋仲に発展していくのかと思いきや、
小雨の母である芬妮に恋心を抱き、果敢にもその気持ちをぶつけるおませな男の子。
演じている育凱は…

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映画『共犯』(2014年)で注目された若手。
その後、爆発的人気には至っていないけれど、お仕事は一年に一本程度のペースで地道に継続。



林予晞(アリソン・リン):孫可芳〜大樹の良き友人

可芳は、大樹の大学時代の同級生。
サバサバとした男勝りな性格で、大樹が何でも打ち明けられる気心の知れた良き友人。
…なのだけれどぉ、実は可芳は、一方的に大樹にずっと恋愛感情を抱いており、
二人の良き友人関係を壊すまいと、その気持ちを心の中に秘め続けている。
之河との仲に悩む大樹には、自分の感情を差し置き、ああしろ、こうしろと、お節介にアドバイス。
まぁ、ドラマに有りがちな姐御キャラですよね。

林予晞は、キャセイの客室乗務員から芸能界入りし、
それから僅か一年で、大作ドラマ『春梅 HARU』の主人公に大抜擢され、注目された遅咲きの女優さん。
スッチーとしては美人かも知れないけれど、隋棠や阿嬌と並ぶとヤケに地味な印象。
素人美人と玄人美人の差ということか。
もっとも、『恋愛動物』の可芳は、イケイケの美女役ではないので、問題ナシ。

★ ドラマの中の映画

ドラマの中の小道具、例えば、登場人物の部屋に貼ってあるアイドルや映画のポスターは、
時に、物語の時代背景を表したり、その人物がどういう趣味やどういう性格なのかも表す、結構重要な物。

『恋愛動物』で目に付いた小道具は、
大樹と之河が暮らす部屋に置かれているポスターを入れた大きなパネル。

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マルコ・ベロッキオ監督作品『サバス』(1988年)のフランス版ポスターである。

この映画、魔女と精神病理学者の怪奇ラヴストーリーなのよねぇ…。
だから、オリジナルのイタリア版ポスターだと、(↓)こんな感じ。

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新婚家庭には、オドロオドロしい(笑)。
フランス版のポスターだと、確かにお洒落な印象だけれど、
そもそも大樹のような男性が『サバス』を選択するか、疑問が残る。


映画繋がりで、もう一つ。
芬妮と秦浩の想い出の曲として、印象的に使われる懐メロがある。
それは、蔡琴(ツァイ・チン)、1979年のヒット曲<被遺忘的時光>。


芬妮と秦浩の年齢を考えると、この曲をリアルタイムで聴いていたとは思えない。
この曲がキーになっている大ヒット映画なら、芬妮と秦浩も観たに違いない。

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そう、<被遺忘的時光>が流れるオーディオショップの有名なこのシーン。

映画『インファナル・アフェア』と蔡琴の<被遺忘的時光>はセットで、
台湾映像作品の中でしばしばオマージュ的に使われているのを見掛ける。

★ お飲み物

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もう一つ余談。
近年、大陸ドラマで、やたらめったら目にするお飲み物、カラフルでお洒落なアルコポップRIOは、
この『恋愛動物』には出て来ない。
代わりに『恋愛動物』に登場しまくるお約束ドリンクは、陝西省特産の白酒の一種、西鳳酒。
The中国!めっちゃ渋いです!

賀軍翔扮する大樹の口を借り、
「コクもキレもあって、老若男女を問わずお勧めだと酒屋の店主も言っていた」
などと言わせるCM紛いのシーンまである(笑)。

下戸の私は、お酒について無知なのだが、ちょっと調べたところ、
陝西省で西鳳酒を作っているメーカーはあまた有り、西鳳酒の種類も無数で、
本ドラマに使われている物を特定するのは困難。
但し、丸みを帯びた形と、金属を彷彿させる質感が特徴的な瓶から、
画像にあげた陝西省西鳳酒股份有限公司の“西鳳酒 酒海陳藏5”という商品だと推測。
気になる方は、試しにこれを購入し、本当にコクもキレも有るのか、ご自分の舌でお確かめ下さい。

★ テーマ曲

テーマ曲は、オープニングもエンディングも台湾出身の女性シンガーの歌で、
それぞれ、蕭亞軒(エルヴァ・シャオ)の<舞舞舞>と、莊鵑瑛(ジュアン・ジュエンイン)の<單身動物園>
蕭亞軒は、説明するまでもなく、もはやベテランの人気シンガー。
莊鵑瑛、通称“小球”は、
映画『52Hzのラヴソング』(2017年)で、お花屋さんを経営する主人公を演じていたあの子。
どちらも、ライトな大人っぽい曲調で、ドラマの雰囲気に合っている。
私は、強いて一曲選ぶなら、エンディング曲の<單身動物園>の方が好きなので、ここにはそれを。





良くも悪くも、語れる部分の少ないドラマであった。
まず、負の面から言うと、在り来たりの物語で、予想した通りに展開していくので、
強烈なインパクトが無く、→よって、語るに至らず。
しかし、強烈なインパクトが無い展開は、“さり気ない”という長所にもなっている。
近年、イヤというほど作り続けられている台湾偶像劇の多くは、
イケメンCEOと凡庸OLのシンデレラストーリーといった、リアリティを無視した幼稚な夢物語で、
金髪CEOが王子様ルックで出勤したり、大陸史劇を意識したかのような後継者争いが勃発するなど、
ツッコミどころ満載で、語れるけれど、ドラマとしての出来は稚拙で、決して褒められたものではない。
その点、この『恋愛動物』は、面白可笑しく語れる程のツッコミどころが無く、印象はやや薄いけれど、
奇を衒っていない分、好感度は高い。
全15話というコンパクトさも、この手の現代劇には適切な尺だと感じる。
内容ペラペラなのに、尺を無理矢理長く膨らませ、
余計にダラケた悪印象になっている他の一般的な台湾偶像劇も見倣って欲しいワ。
内容に合わせ、潔く短くするのも、重要だと、改めて思いました。

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