旧 東京倶樂部★CLUB TOKYO:平成館

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2018年4月15日、香港文化中心大劇院にて、
“香港版アカデミー賞”こと、第37回香港電影金像獎(香港フィルム・アワード)の授賞式開催。

広東語はどうせチンプンカンプンなので、翌日結果だけチェックするつもりだったのに、
試しに中継を覗いたら、やめるタイミングを失い、結局最後まで観てしまった…。
終了したのは、日本時間で午前1時。
週の頭から、こんな夜更かしをしてしまったことを、ちょっと後悔。
あぁー、眠っ…。この先の一週間が思いやられる。



今回の金像獎で、私が特に注目していたのは、
最多の11部門でノミネートされていた許鞍華(アン・ホイ)監督最新作、
『明月幾時有〜Our Time Will Come』が、どこまで結果を残せるか。
ノミネート数9ツで第2位の張艾嘉(シルヴィア・チャン)監督&主演作
葉偉信(ウィルソン・イップ)監督最新作『殺破狼·貪狼〜Paradox』の行く末も気になるところ。


結果、『明月幾時有〜Our Time Will Come』は…

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最佳電影(最優秀作品賞)、最佳導演(最優秀監督賞)、最佳女配角(最優秀助演女優賞)、
最佳美術指導(最優秀美術指導賞)、最佳原創電影音樂(最優秀オリジナル映画音楽賞)の5部門を制覇し、
トロフィーの数トップの快挙。
内、音楽賞を獲ったのは、日本の久石譲。
残念ながら、授賞式には欠席であったが、久石サン、おめでとうございます。


他の賞も、日本人が注目しそうな部分に絞り、以下に記す。

最佳電影(最優秀作品賞)
『明月幾時有〜Our Time Will Come』

最佳導演(最優秀監督賞)
許鞍華(アン・ホイ):『明月幾時有』

最佳男主角(最優秀主演男優賞)
古天樂(ルイス・クー):『殺破狼·貪狼〜Paradox』

最佳編劇(最優秀脚本賞)
張艾嘉(シルヴィア・チャン)+游曉穎(ヨウ・シャオイン):『相愛相親〜Love Education』

最佳女主角(最優秀主演女優賞)
毛舜筠(テレサ・モウ):『黃金花〜Tomorrow is another day』

最佳男配角(最優秀助演男優賞)
姜皓文(フィリップ・キョン):『ショックウェーブ〜拆彈專家』

最佳女配角(最優秀助演女優賞)
葉嫻(デニー・イップ):『明月幾時有』

最佳新演員(最優秀新人俳優賞)
凌文龍(リン・マンロン):『黃金花』

新晉導演(最優秀新人監督賞)
彭秀慧(キーレン・パン):『29歳問題〜29+1』

最佳兩岸華語電影(最優秀両岸映画賞)
『大仏+〜大佛普拉斯』:黃信堯(ホアン・シンヤオ)監督


という訳で、今年の影帝/影后に封じられたのは…

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『殺破狼·貪狼〜Paradox』の古天樂(ルイス・クー)と、
『黃金花〜Tomorrow is another day』の毛舜筠(テレサ・モウ)であった。
意外な事に、お二方とも初受賞らしい。過去に、すでに受賞済みだと思っていた。


古天樂に初影帝の栄誉をもたらした作品『殺破狼·貪狼』は、
他にも最佳動作設計(最優秀アクションデザイン賞)と最佳音響效果(最優秀音響効果賞)を受賞し、
今回2番目に多いトロフィ3ツを獲得。
一週間ほど前、こちらに記した通り、すでに日本の配給会社に買われているので、
その内公開されることでしょう。
(余談になるが、中継を見ていて、広東語の『殺破狼』の発音が、“サッポロ”に聞こえてしょうがなかった。)


毛舜筠は、主演作『黃金花』で、自閉症の子をもつ母親を演じているらしい。
その自閉症の息子を演じた凌文龍(リン・マンロン)も、
今回、最佳新演員(最優秀新人俳優賞)を受賞。
“新人”といっても、1986年生まれで、すでに30歳を過ぎている。
これまで、舞台を中心に活動してきて、映画は『黃金花』が初めてだから“新人”。
スクリーンデビューで、一気に注目の俳優に。


私個人的には、主演男/女優賞以上に、
姜皓文(フィリップ・キョン)の最佳男配角(最優秀助演男優賞)受賞の方が嬉しかったかも。

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苦節(?)33年、これまで3度ノミネートされ、51歳にして初めての受賞。
あのギョロ目にウルウルと涙を溜め、受賞のスピーチをする姜皓文の姿は、
広東語が判らなくても、グッと来るものがあった。


ちなみに、今回、主演男/女優賞、助演男/女優賞は、受賞者の年齢がやや高めで、
4人の平均年齢が、56.75歳とのこと。
まぁ、平均年齢を上げているのは、『明月幾時有』で助演女優賞の葉嫻(デニー・イップ)だろうけれど…。
葉嫻は、『明月幾時有』と同じ許鞍華監督と前回お仕事した『桃さんのしあわせ』(2012年)でも、
金像獎の主演女優賞を獲っている。
評判の新作『明月幾時有』は、香港の抗日を描いているため、
昨今の日本では無駄に騒ぐ輩も出現しそうだが、怯まず、是非ぜひ公開して欲しい。
(音楽は久石譲だし、永瀬正敏も出ているし、さらに言えば、許鞍華監督も日本のハーフです。)


日本公開情報を合わせてチェックすると、
最優秀新人監督賞受賞の『29歳問題』は、間も無く2018年5月19日に公開。
このタイミングで、日本で観られるのは、嬉しい。

最優秀脚本賞受賞の『相愛相親(そうしんそうあい)』も、一週間ほど前、こちらに記したように、
日本に買われ、2018年初秋の公開が決まり、すでに公式サイトが立ち上げられている。
そのサイトを見ると、タイトルが“『相愛相親(仮)』”となっているのだけれど、
別に“(仮)”じゃなくて、もうそのままで良いと思いますが…。

日本に入って来る香港映画は、アクション映画に偏っているので、
非アクション作品が入って来るのは、大歓迎。
もっと多種多様な作品が入って来るようになって欲しい。


香港以外に目を向け、大陸/台湾の作品を対象にした
最佳兩岸華語電影(最優秀両岸映画賞)を受賞したのは、台湾の『大仏+〜大佛普拉斯』。
『芳華-Youth-『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』といった大陸の大ヒット作を抑えての受賞だったため、
台湾では、盛り上がっているようだ。
私が今一番観たい台湾映画も、映画祭で観逃した二本、
その『大仏+』と『血觀音〜The Bold, the Corrupt, and the Beautiful 』である。



あと、今回の金像獎で印象的だったのは、
長年、茶水の係りを務めてきた楊蓉蓮(ポーリン)姐に、專業精神獎が贈られ、
成龍(ジャッキー・チェン)からトロフィを渡されたシーン。
茶水の裏方さんに光を当てるのが、なんか香港っぽくて、良いですね。
あっ、それと、アクション指導賞のプレゼンターとして登壇したタイのトニー・ジャーが、
突如広東語で<上海灘>を熱唱なんてシーンも。
なかなか面白い授賞式であった。




続いて、当ブログ恒例企画(?)、“勝手にファッション・チェック♪”。
昨晩の夜更かしで、非常に眠いため、いつも以上に雑&簡単に行きます。
題して、“超簡略版・金像獎勝手にファッション・チェック♪”。

★ 男子の部

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まずはザっと男性をチェック。


古天樂(ルイス・クー)

本年度の、そして自身初の影帝に封じられた古天樂は、
無駄の無いブラックのブルックス・ブラザーズで。
ボウタイを、シャツと同じ白に合わせ、シンプルを極めているのが、ポイント。
トロフィは、インドの人気俳優、アミール・カーンから授与された。


劉華(アンディ・ラウ)

結果的に、トロフィは、古天樂に渡ったが、劉華も『ショックウェーブ』で主演男優賞にノミネート。
お召し物は、黒の古天樂と対照的に、白のトム・フォードで。
白は、下手すると、ウェイターに見えてしまうので、難しい。
ええ、勿論、劉華サマなら、ウェイターと言っても、高級レストランのウェイターですが。


姜皓文(フィリップ・キョン)

香港映画10本中8本には出ているんじゃない?!ってほど出まくり、ようやく手にした助演男優賞受賞!
なんか痩せたようにも見えるけれど、気のせいだろうか。
ハレの日のお召し物は、ご本人に負けず劣らず個性的で、香港のDanie Leslieのビスポーク。
誰でも着こなせる装いではない。オッサンのマリン(フォーマル仕様)!姜皓文が着るとカッコイイ!

★ ブラック

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ここからは、女子の部。
まずは、定番のブラック。


毛舜筠(テレサ・モウ)

本年度の影后に封じられた毛舜筠は、
泰明小学校の制服で不本意にも注目が集まった(?)ジョルジオ・アルマーニ。
胸元の刺繍がオリエンタルな雰囲気。
合わせたジュエリーはティファニー。


麗欣(ステフィー・タン)

麗欣は、先月大阪アジアン映画祭でも上映された『空手道〜The Empty Hands』で、
主演女優賞にノミネート。
大きくVに開いた胸元にネットをあしらったこのステラ・マッカトニーにお召し物は、
レッドカーペットの時の物ではなく、会場内でお着換えした物。

ちなみに、その『空手道』からは…

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日本の倉田保昭も助演男優賞にノミネートされ、授賞式にも出席。
私、倉田サンは、若い頃より、白髪がエレガントな70を過ぎた今の方が断然好み。

★ ペイルカラー

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麗欣(ステフィー・タン)

麗欣をもう一度。
こちらは、レッドカーペットで着ていたヴァレンティノ。
ベースカラーはピンク。
全体に凝った刺繍が施されているため、目くらましになっているが、実は足の辺りがヌーディーに透けている。
この日の麗欣は、どちらも素敵だったけれど、
彼女の個性には、シンプルなブラックより、華やかで遊びのあるこちらの方がより似合っているかもね。


苗苗(ミャオミャオ)

名前を聞くまで、誰だか分からなかった。
『芳華-Youth-』で、文工団の団員たちからイジメに遭う小萍を演じた苗苗である。
その『芳華』が、最優秀両岸映画賞にノミネートされたため、出席。香港は初めてらしい。
映画の中だとドンくさかったけれど、
金像獎の会場では、スラっとスタイルが良く、それでいてピュアな雰囲気があり、ひと際目を引いた。
お召し物は、全体にスパンコールを散りばめたアルベルタ・フェレッティ。
下にストンと落ちる、ごくごくシンプルなラインで、色味も落ち着いており、
彼女自身の素材を引き立てていた。
いや、ホント、これがあの“ワキ汗”でイジメられていた小萍とは、信じ難い。
実物は綺麗だったのですね。さすが女優。



薛凱(フィオナ・シッ)

薛凱は、朗月婷(ラン・ユエティン)と共にプレゼンターとして参加。
細−い身体を、ふっくら大きく包み込むチュールが印象的なお召し物は、
台湾のブライダルブランド、Nicole+Felicia Couture。
お姫様のようであった。

★ 番外:趙薇

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趙薇(ヴィッキー・チャオ)

趙薇もプレゼンターとして参加。
なぜ彼女をここで取り上げたかと言うと、
真っ赤なガウンが、昨秋、審査員として参加した東京国際映画祭を思い起こしたから。
画像左が今回の物でヴァレンティノ、右が東京国際映画祭の時の物でステラ・マッカートニー。
趙薇は、赤が好きなのかしら。
東京国際映画祭の時の方がスッキリ見え、スタイリッシュでカッコよかった。
今回のこれは、ちょっとポッチャリと野暮ったく見えてしまうのが、残念。
足元は、ジュゼッペ・ザノッティのシルバーのプラットフォームなのだけれど、
東京国際映画祭の時に履いていた物と酷似。




昨日は、金像獎の中継を見てしまったので、
同時に行われた第8回北京國際電影節のオープニングを見ていない。
そちらでは、今年の審査員長は王家衛(ウォン・カーウァイ)。
北京の方も、華やかで楽しそう。

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