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五年ほど前に書いた曲、東京エスムジカのメジャーデビューシングルとなった曲に「月凪」って曲があるんだけど、
実はこの曲、とあるラジオ局で、on Airが自粛されたことがある。
なぜかといえば、冒頭のエスニック音楽のサンプリングが、イラクや、アフガニスタン、を連想させるからだそうだ。(当時はブッシュのイラク空爆が再び開始したころ)
そんな馬鹿な〜〜!!といいたくもなる。
っというかもともとこの曲はテーマはチベットなのだ。
チベットとその周辺の音楽のサンプリングをしていたり、チベット語のコーラスを取り入れたりといろいろと凝って作っていた。
(その歌詞もチベット文化研究所という研究機関に出向いて、チベット人の大学教授にお願いした。)
幸いにして、この曲はテレビの歌番組等でもかなり流れることとなったし、
日本のお茶の間でチベット語を流したのは、これがたぶん史上初だろう。
で、このことはちょっと自慢に思ってる。今でも。
ってな風に、一生懸命異文化の理解と尊重をこめて、作ったつもりだったのに、
「なんかこういうのって、イラクっぽいからだめ〜」
とみもふたもなくいわれちゃったわけなのである。
もちろんそんなあほな話があるか!と怒りもしたのだけど、
同時にメディアや世の中にコンセプトをきちんと
理解してもらうのは難しいもんだな、とも思ったのである。
それが複雑で、みなの共通意識から、遠ければとおいほど。
そして、それはいまでも思うのだ。
特に僕らはメディアを通さないと、ものを発信できない立場なので、
まずメディアに理解してもらうことが、最重要課題になったりする。
同じことを言うにしても、言う人と、言う場所と、言うタイミングで、
説得力はぜんぜん違うわけだしね。
それはスイバケでもめっちゃおもうわけ。
伝えることって難しい。そんなのあたりまえじゃないやいやい。
でもまあ、今は誤解も理解も、不可解も
全部飲み込んでやるぜ。
がぶっと!っていう気分なのだけどね!
ちなみに、その後、同じ東京エスムジカで
「砂漠のカフェで会いましょう」って曲を作ったんだけど、
実はこの曲の歌詞の中には、イランをはじめとした中東映画のタイトルが
たくさんちりばめられていたりする。
ちょっとしたいたずら。
ご興味のある方は探してみてくださいな。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=F07891
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