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目的を忘れない
読書不見聖賢,為鉛槧傭。居官不愛子民,為衣冠盗。
講学不尚躬行,為口頭禅。立業不思種徳,為眼前花。
書物を読んでも,聖賢の心にふれなければ,文字の奴隷にすぎない。
官吏となっても,民衆をいつくしまなければ,禄盗人にすぎない。
学問を教えても,みずから実行しなければ,口先だけの学問にすぎない。
事業をおこしても,人々のためを考えなければ,つかの間のあだ花におわってしまう。
〜 『菜根譚』より 〜
何をするにしても,「なんのために」という目的を忘れてしまったのでは,
逃走する恐れがある。
昨夜から,中国の餃子に薬物が入って,それを食べた人が重体になっている。
昨年から今年,食物に関して安全性が問われている。 どの会社も創業当時は,高い志があったはず。 利益重視の会社経営,従業員の負担増,海外の安い商品へのシフト。 やはり原点に返って,真面目な取り組みをして,尚かつ日本経済が持ち直すように期待したい。 |
菜根譚
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時には冷静に,時には情熱的に
熱鬧中着一冷眼,便省許多苦心思。
冷落処存一熱心,便得許多真趣味。
あわただしい最中にあっても,冷静にあたりを見回すだけの余裕があれば,
ずいぶんと心のいらいらを解消することができる。
暇でひっそりとしているときにも,情熱を燃やして事にあたれば,
またそこに捨てがたい魅力を見いだすことができる。
『菜根譚』より
今月は忙しく,やはり回りでもいらいらする人をよく見かける。
私が前に勤めていた会社も,歳暮シーズンはほんとに忙しく,休みも充分取れなかった。 疲れ等もあっていらいらするのだろうが,心がいらいらするのは, 実態が把握しきれていないことも原因の一つである。 だから冷静に実態を見極めれば,冷静に対策を講じることができる。 そうすると,心の不安を解消することができる。 いらいらして,回りに八つ当たりしても物事は解決しない。 状態が悪いほど,腹に力を入れて,深呼吸でもして冷静に対処しなければならない。 忙しいのも今週末まで。 気持ちだけはゆったりとして構え,最後には思いっきり情熱的にこなしていきたいと思います。 |
居逆境中,周身皆鍼砭薬石,砥節磨行而不覚。
処順境内,満前尽兵刃戈矛,銷膏靡骨而不知。
逆境にあるときは,身の回りのものすべてが良薬となり,
節操も行動も,知らぬ間に磨かれていく。
順境にあるときは,目の前のものすべてが凶器となり,
体中骨抜きにされても,まだ気づかない。
『菜根譚』より
逆境は天の与えてくれた試練である。その中で鍛えられてこそ,
人間的成長を遂げることができるのである。 そういう鍛えられ方をしてこないと,いざというとき踏ん張りがきかず, 簡単に土俵を割ってしまう。 流石にお盆を前に,坊さん本来の忙しさを味わっている。 仕事なので,苦労と言ってしまうと,もっと苦労をされている方に申し訳ない。 しかし,これをバネにして,自分をもっと磨いていきたい。 |
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目的を忘れない
読書不見聖賢,為鉛槧傭。
居官不愛子民,為衣冠盗。
講学不尚躬行,為口頭禅。
立業不思種徳,為眼前花。
書物を読んでも,聖賢の心にふれなければ,文字の奴隷にすぎない。
官吏となっても,民衆をいつくしまなければ,禄盗人にすぎない。
学問を教えても,みずから実行しなければ,口先だけの学問にすぎない。
事業をおこしても,人々のためを考えなければ,つかの間のあだ花におわってしまう。
『菜根譚』より
参院選挙もそろそろ本格化して,議員候補はこれから色んな事を誓約する。
学生さんは,そろそろ楽しい夏休みの計画をたて, また受験生は この夏が天王山となり,来年の春には喜べるようにがんばる。 坊さんは,早い地方ではお盆ですが,8月に向け色んな準備をそろそろしていく。 ご先祖さまの供養のお手伝い。 何をするにしても,「 なんのために 」という目的を忘れてしまったのでは, 迷走する恐れがある。 原点を忘れてはいけません。 |
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してはいけない4つの戒め
寵利毋居人前。徳業毋落人後。
受享毋踰分外。修為毋滅分中。
利益は,人より先に飛びつくな。善行は,人に遅れをとるな。
報酬は,限度を超えてむさぼるな。修養は,できるかぎりの努力を怠るな。
『菜根譚』より
社会人として,この4つの戒めに反しないようにしないと,信頼に関わる。
普段,我々は自分の利益になることや,メリットがあれば,目の色を変えて追い求める。 しかし,人のためになることには見向きもしないことが多い。 これでは,なかなか人の信頼を得ることはできない。 また報酬をむさぼることを優先する経営者がいると,会社も成長しない。 今回のNOVAのように,最初は志の高い経営を求めていたんだろうが, 結局信用を落としてしまう。そういえば,私の知人(オーストラリア人)は ここで講師をしていたが,私以上に働いていたので,ビックリしたことがある。 最後の修養については,一生の課題になることは,言うまでもない。 |



