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ハワイで,鉄道が走っているというので,訪ねてみた。
往復約21キロを時速24キロで走る。折り返し地点での休息時間を入れて,
約1時間半の鉄道の旅である。車両は,ディーゼルエンジンで動いているが,
以下,便宜上 『電車』 と表記する。
『オアフ鉄道・土地株式会社 (Oahu Railway & Land Company −O. R. & L. CO.)』
が開通したのは1889年で,砂糖きびを運搬していた。
様々な歴史を経て,1947年に一旦幕を閉じるが,朝鮮戦争やベトナム戦争の
時代には軍用電車が走り,最後の軍用電車が走ったのは1968年だったという。
1970年には,ボランティア団体 "Hawaiian Railway Society" が設立されて,現在
の24キロを保存することになった。
ホノルルからバスを乗り継いで,乗車地点に到着しても,客車と貨物車輌の
スクラップ置き場のような一角が見えるものの,フェンスに小さな看板がかかって
いるのみで,到底観光施設とは思えないようなところである。
十数人の先客がいたが,皆んな自家用車でやって来たようで,バスから降りた
のはわれわれ夫婦だけだ。切符売場に行くと,日本人の女性が日本語で迎え
てくれた。この日は,日本人客の姿は見えなかったが,時々グループで訪れる
ツアー客がいるという。
乗車料金は,大人12ドルのところ,シニア割引きで8ドルである。
改札では,乗車の日付印を押して,ハサミを入れる。
文字どおりのオープンデッキ車輌で,お客は背中合わせの木製長椅子に,順番
に座る。ガイドが途中の風景や施設を案内する。ゴルフ場や戸建て別荘地帯を
通るが,プレーヤーや住民は大きく手を振っている。こちらの乗客も手を振って
応える。
踏切に近づくと,電車がいったん止まり,車掌が下車して信号手に早変わり,
遮断機を降ろして,車を止める。車のドライバーも電車に向かって,手を振って
いる。
電車から眺めれば,馬の放牧場あり,綺麗なゴルフコースあり,華やかなアウト
レットあり,砂糖きび畑あり,そして,コオリナ・リゾートのホテル群と海岸線を走る,
のどかな1時間半の旅である。
The Hawaiian Railway Society のホームページは次のとおり。
http://www.hawaiianrailway.com/
( ハワイ旅行記 ・ 記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1117359.html?m=l
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