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昨年末、韓国におけるジャーナリストの闘いを記録した、2本のドキュメンタリー
映画を観た。「ジャーナリズム、ここりあり」 と実感させる作品で、その素晴らしさ
は、私の稚拙な一文では表現できない。
そこで、これらの作品の公式ホームページに掲載されている解説の一部を抜粋して、
以下に引用する。
「なぜ韓国の人々は 長期保守政権を終わらせることができたのか?」
「日本のマスメディアが報じなかった 隣国のジャーナリストたちの戦い」
「タクシー運転手 約束は海を越えて」 や 「1987、ある闘いの真実」 などの
ヒットが相次ぐ韓国から、さらに骨太な2本の映画が日本に上陸する。
李明博 (イ・ミョンバク) と朴槿恵 (パク・クネ) 政権による約9年間にわたる
言論弾圧の実態を告発する 「共犯者たち」 と、国家情報院による 〈北朝鮮スパイ
捏造事件〉 の真相を暴く 「スパイネーション/自白」。しかも実録ではなく本物、
正真正銘のドキュメンタリーだ。
両作の監督は、韓国の公営放送局MBCの名物ジャーナリストだったチェ・スンホ。
2012年にMBCを不当解雇されたのち、オルタナティブメディア 「ニュース打破
(韓国探査ジャーナリズムセンター)」 で調査報道を続け、2本の映画を発表した。
「スパイネーション/自白」 の韓国公開は、2016年10月。〈ろうそく集会〉 が
大きな盛り上がりを見せるなか、当時大統領候補だった文在寅 (ムン・ジェイン) は、
本作を観て 「国家情報院の改革」 を公約に加えたという。
これらの映画の公式ホームページは次のとおり。
http://www.kyohanspy.com/
◆ 短波放送ファン、特に 「KBSファン」 には、「共犯者たち」 がオススメである。
KBSの記者たちが、KBS本館前で上司に抗議する場面が多く映し出されていて、
KBSの全景画面などを見ていると、映画の本筋を忘れて、ラジオファンがKBSを
見学しているような錯覚さえ覚える。
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