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朝日に光る中国国際放送局ビル                局舎の東方向,朝焼けにCCTVテレビ塔が浮かぶ
左手前は職員宿舎,屋上に太陽熱温水器が並ぶ


― CRI 日本語部の一日を追って ―

前夜来の大風と雨は,既に止んでいる。
首都北京のスモッグはきれいに吹き飛ばされ,『これぞ北京の秋』
と想わせる真っ青な広い空,中国国際放送局の窓ガラスには,朝
の太陽がキラキラと反射して眩しい。空気は乾燥していて,冷たい。

午前8時。朝番シフトのスタッフが,出勤してくる。
防寒コートを着て,マフラーを巻いたスタッフは,白い息をはきながら,
正門の衛視に『二ィハオ』とあいさつをしながら,放送局ビルに入って
いく。

エレベーターに乗って,13階の日本語部のオフィスに着くと,一服
する暇もなく,机上のパソコンを起ち上げる。
中国国際放送日本語部の一日の始まりである。

--------------------------------------------------------------
先ずは,インターネットのホームページに載せる,ニュース原稿の作成
作業に入る。

朝番シフトのスタッフは,パソコンの画面に現れる,前夜10時から
朝8時までに入ってきているニュースの一覧リストから,重要なものを
ピックアップする。

選択したニュース原稿を日本語に翻訳して,日本人チェッカー(局で
は『専門家』と呼ぶ)の出勤を待つ。

午前9時。日本人チェッカーが出勤する。
チェッカーはニュース原稿の日本語訳を点検し,朱を入れる。
それを,中国人スタッフが受取り,インターネットの日本語部ホーム
ページにアップする態勢を整える。

余裕があれば,午前9時半までに入ってくるニュースについても,
同じように,翻訳,チェック,HP掲出の準備を行う。

午前9時半。通常勤務のスタッフが,次々と出勤してくる。
当日のニュースの編集を担当する人たちだ。
アナウンサーを担当する人は,これより少し遅れて出勤してくる。

この時刻には,中国国際放送局の全部門に向けて,『きょうの主な
ニュース』,『中国リポート』,『時事解説』の,それぞれのタイトル
一覧表などが流される。

重要ニュースが予想される場合には,『○○関連のニュースは,○
時頃に流す予定』などと予告される。

  日本語部を初め,各言語部のスタッフは,その中から,自分たちの
  リスナーが一番興味を持ってくれそうなものを,皆んなで選んでいく。

  例えば,日本語部であれば,『胡錦涛主席が麻生首相と会談』という
  ニュースが入っていれば,そういうものは必ず採り上げる。

  更に,韓国語部が,これは韓国にとっても関心事だと判断されれば,
  韓国語部もこのニュースを採り上げることになる。
  
  あるいは,スワヒリ語部にとっては,このニュースは重要ではなく,
  『中国・アフリカフォーラムが北京で開催』の方が重要だと判断されれ
  ば,そのニュースを優先して伝えることになる。

担当デスクが,その日の番組で放送しようとする,ニュース,中国リポート,
時事解説のタイトルをピックアップしたうえで,部長などに相談して,最終
決定する。

間もなく,タイトルごとに,ニュースの具体の記事が,局内に流れ始める。
担当デスクは,先に決定したタイトルに対応する記事をプリントアウトして,
4〜5人のスタッフに渡し,翻訳してもらう。

翻訳スタッフは,翻訳した原稿を次々と日本人チェッカーに渡し,赤ペンが
入って戻ってきたものを見ながら,翻訳原稿を修正した後,インターネット
担当者に回して,ホームページにアップしてもらう。

ホームページに『最新ニュース』を載せる一連の作業は,一応これで終わる。

--------------------------------------------------------------
それでは,ラジオの番組作りは,どのように行われるのだろうか。

『中国リポート』と『時事解説』は,インターネット関連の作業と並行して,翻訳,
チェック,修正が行われ,何事もなければ,通常は午後3時半くらいには,
放送原稿が完成する。

午後4時から4時半頃にかけて,『中国リポート』 と 『時事解説』のラジオ向けの
収録作業が行われる。それぞれ5分間の番組なので,収録にそれほどの時間
は掛からない。

ただし,最近の 『海峡両岸関係』 のニュースのように,その日の午後に大きな
動きがあると,ニュース番組だけでなく,『中国リポート』 や 『時事解説』 も差替え
があるようなので,そのような場合,日本語部のオフィスは騒然とすることだろう。

一方,『ニュースは生き物』 である。

午後3時。ニュースセンターから局全体に,『最新のニュース項目』が流される。
それは,『トップニュースは,○○○。二番目のニュースは,○○○』と言った
具合で,ラジオで読み上げれば,『10分』 ほどの量である。

各言語部では,それを元にして,ニュース原稿を作ることになるが,日本語部は
『15分』のニュース枠を確保してあるので,ニュースセンターから送られてきた
ものに関連ニュースを加えたり,日本語部スタッフが独自に取材したニュースを
入れるなどして,『15分』のニュース番組になるように原稿を仕上げていく。

なお,2008年11月の番組改編により,ニュースの時間は10分間となったので,
この作業順番は変更されていることだろう。

午後3時半。初稿が出来上がると,日本語部の,その日のデスクがチェックして,
それを第一アジアセンターに持って行き,『日本語部としては,きょうは,こんな
ニュースを出したい』と説明する。

OKのサインが得られれば,その原稿をアナウンサーに渡して,ニュースの順番
を間違えないように,放送原稿を整理,確認して,『下読み』 の準備に入る。

午後4時。日本人のネイティブスピーカーの前で,ニュースの『下読み』(読み合せ)
が始まる。
ひと通り読むのに,20〜30分掛かることもある。

午後4時半。アナウンサーがスタジオに入り,ニュースの収録が始まる。

編集作業の進捗状況によっては,収録開始が午後5時頃になることもあるが,
遅くとも,午後5時半までには,その日の『ニュース』『中国リポート』『時事解説』の
録音データをコンピューターの担当者に伝送しなければならないので,『5時半』と
いう締切時刻を目標に,すべての作業が進められる。
担当のスタッフが総立ちとなり,最も忙しく,最も活気を呈する時間帯である。

一方,『経済直行便』,『中国の旅』,『エンタメ・キューブ』『中国語講座』などの
レギュラー番組は,それぞれの担当者が,自分のペースで編集し,そのデータを
コンピューターの担当者に適宜伝送している。

午後5時半。スタッフは,その日に放送する番組の収録データが,コンピューター
の担当者に確実に伝送されているかどうか,電話で互いに確認する。
その確認が済むと,通常の昼間勤務のスタッフは,仕事から解放される。

しかし,アナウンサーの人は『夜勤扱い』で,午後3時から10時までの勤務となって
いるので,ここで,夕食を摂るため職員食堂などに向かう。

『夜勤』のスタッフは,アナウンサー1名の他,インターネットを担当するスタッフ1名,
日本人チェッカー1人の,合計3人で構成されている。

予め,夜の時間帯に重要ニュースの入ってくることが想定されている場合には,臨
時的にスタッフを増員して特別体制を敷く。

午後6時。再び,ニュースセンターから局全体に,『最新のニュース項目』が流される。
午後6時半〜7時。夜勤のスタッフが,夕食から戻ってくる。午後6時に流された
『最新ニュース』をチェックする。
既に完成している,日本語部のニュース原稿と見比べて,この『最新ニュース』の中
に重要なものが含まれていれば,必要に応じて,放送原稿を差し替えて,『速報』す
ることになる。

ニュース原稿を差し替える場合は,夜勤のスタッフが総掛りで,新しい原稿を完成
させて,9時半頃には,アナウンサーがスタジオに入って,音声収録し,そのデータ
をコンピュータの担当者に送る。

そして,10時(日本時間の午後11時)のニュースの時間には,一部差し替えられた
最新の重要なニュースが,日本に向けて,いや世界に向けて,送信されるのである。

午後10時。ようやく,長い一日が終わる。

しかし,これで,仕事が終わらないときもある。それ以降も,ずうっとオフィスに残って,
仕事を続けるスタッフもいる ――
日本語部のスタッフの平均年齢は30歳ちょっと。若さゆえに,出来ることではある。

本当に,ご苦労様。

(続きは,後日アップします)
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(過去の記事)
訪問記 (01) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2501200.html
訪問記 (02) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2571454.html
訪問記 (03) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2611549.html
訪問記 (04) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2686873.html
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訪問記 (10) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/3064202.html

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JAL航空券贈呈目録ホルダー                  贈呈目録


― JAL支店長も,ラジオ少年だった ―

この度の,中国国際放送局訪問は,日本航空(JAL)が東京−北京間の
往復航空券を提供してくれたことにより,実現したものである。

御礼を気持ちを伝えるため,中国国際放送局日本語部の王小燕さんに
同行願い,日本航空北京支店の深田信・支店長を訪問した。

ちょうど,この日から北京では,アジア欧州会議(ASEM)が始まり,各国
首脳が次々に北京入りしており,市内は交通規制が敷かれたため,約束
の時間をかなり過ぎてしまい,挨拶はお詫びから始まった。

前夜遅く,麻生首相が政府専用機で北京入りし,その機体整備等は日本
航空が行うことになっていることから,深田支店長は,その対応の陣頭指
揮にあたり,更に,この日の朝には,北京に到着した他の要人を出迎えて,
少し前に,北京国際空港からオフィスに戻ったばかりだという。想像を絶す
る激務のようだ。

王さんから,前日,小生が日本語部の皆さんに『短波放送』について話した
際に配付したレジュメを深田支店長に渡すと,何か懐かしそうに,資料の
一枚一枚に丁寧に目を通してくれているように見える。
そして,小生が,短波放送を聴いているスタイルなどを話し始めると,大きく
うなづいてくれる。

いろいろ話をする中で,実は,深田さん自身も,少年時代には短波ラジオに
耳を傾けていたのだということが,明かされる。

深田さんは,人あたりがソフトで,慎み深く,決して,話が大展開することは
なかったが,少年時代の一コマを想い出されたのか,一瞬,過ぎ去りし遠く
を見詰めているような印象を受けた。

少年時代から,遥か海の向うに夢を馳せ,やがて,その夢が実を結び,今,
ここ北京に赴いているのであろう。

何年後になるか分からないが,何れ深田さんにも,この激務から解放される
時がやってくるだろう。
その時には,ぜひ,短波放送愛好者の一人に,カムバックしてほしいと願って
いる。

なお,一年半ほど前,2007-04-16に放送された,深田支店長への王小燕さん
のインタビュー記事を,次のサイトで読むことができる。( 2008-11-08 現在 )
http://japanese.cri.cn/205/2007/04/16/1@91507.htm

(続きは,後日アップします)
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(過去の記事)
訪問記 (01) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2501200.html
訪問記 (02) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2571454.html
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鳥の巣スタジアムにて 任春生さん(右)と一緒に              北京首都博物館外観


 ― 鳥の巣スタジアムに感動し
           首都博物館に圧倒される ―

日本語部のスタッフは毎日,取材や番組作りで多忙を極めている。
そのような中,任春生アナウンサーが自らの業務を遣り繰りして
時間を作り,オリンピック公園と首都博物館を案内してくれた。

任さんは,北京オリンピックの開催中は,特別の報道記者証を手
に,自由に取材し報道してきたとのことで,関連施設の隅から隅
まで,良く知り尽くしている。

首都高速道路を走ると,左手前方に『鳥の巣』スタジアムと,ビルの
頭部分を『龍』のイメージでデザインした高層ホテルが見えてくる。

オリンピック公園から少し離れた駐車場には,観光客を乗せてきた
大型バスがいっぱい並び,降り立った客が列を為して,『鳥の巣』に
向かう。
途中で,『鳥の巣』をバックに記念写真を撮る『おのぼりさん』の姿
が,あちらこちらで見られる。

『鳥の巣』スタジアムは,圧巻である。
日本にいて,テレビ中継を見ていた限りでは,か細いスチール材を
組み合わせたかのように思えたが,実際はがっちりとした鋼材で
組み立てられており,スタジアムの入口付近に立つと,この巨大な
建築物が,小さな人間に覆い被さってくるような,恐怖心すら覚える。

『鳥の巣』に続く石畳から,側壁,誘導灯に至るまで,すべて,あの
『巣』のイメージで統一してデザインされている。

日本に戻ってから知ったのだが,この『鳥の巣』スタジアムの設計には
日本人の建築家も関っていたと言う。
彼は,『鳥の巣』の曲線構造を実現するため,建築学の領域を超えて,
曲線幾何学という未開の分野に挑戦した。

しかし,彼は,未だ中国に行ったことがなく,もちろん『鳥の巣』の実物
も見ていない。彼は,自らの作品には絶対的な自信を持っていたものの,
開会式のテレビ中継を見て,中国の人々のパワーと中国文明の凄さに
圧倒され,『中国人がすべてを作ればよかった』という想いを強くしたと
言う。

北京首都博物館は,ユニークな外観と貴重な展示物で,人々を惹き
つけている。

ガイドブックによれば,青銅器や陶磁器,絵画,仏像,民具など,北京
市内から発掘された文化財25000点を収蔵し,常時5000点ほどが
展示されている。

首都博物館は入館料は無料だが,一日の入場者数を可能な限り一定数
に保つため,入場したい人には予め予約するよう求めているという。
この展示物を末永く保存するため,人間の吐き出す二酸化炭素の量が
一定量を超えないようにする配慮からだという。
もちろん,特別の場合,例えば,当日の列車で北京を離れるから,是非
その日のうちに見学したいなどと言う場合には,柔軟に対応している。

実は,一般の観覧者としては,この日の予約は取れていなかったが,
案内してくれた任春生さんが報道記者証を提示して,例外的な扱いを
してもうことができた。

博物館に入場すると,一階大ホールの正面に,『景徳街』の三文字が彫ら
れた,『景徳街の牌楼』と呼ばれている,赤い柱と緑のひさしの,大きな門
が展示されている。

地上5階,地下1階建ての首都博物館は,階毎にテーマが定められていて,
これを見れば,『中国四千年』の歴史がわかる。

後日,王小燕アナウンサーに,首都博物館の見学の報告をしたところ,
中国語では,普通,“中国の歴史は 『上下五千年』 です”という言い方を
すると,彼女は教えてくれた。
『中国四千年』は,日本人が作り出した言葉かも知れない。

巨大施設,北京首都博物館 ― ここの,すべての展示物を観覧するには,
数日はかかるのではないかと思われるほど,その数には圧倒されてしまう。

そして,浅学の身ゆえ,事前に良く勉強しておくべきだったと悔やむが,
『後悔先に立たず』だ。これから,中国の歴史を勉強し直して,改めて,
この北京首都博物館を訪問したいと思う。

なお,北京には,この首都博物館の他,様々な博物館が全部で150箇所
ほどあり,本年3月には,この中の33施設が無料開放となった。
数年前から,これらの博物館にはボランティアの解説員を置くようになり,
この動きは中国全土に広がりつつある。

無料開放されている33の博物館リストは,次のとおり。( 2008-11-07 現在 )
http://beijing.abang.com/od/selfhelp/a/freemuseum2008.htm

(続きは,後日アップします)

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(過去の記事)
訪問記 (01) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2501200.html
訪問記 (02) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2571454.html
訪問記 (03) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2611549.html
訪問記 (04) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2686873.html
訪問記 (05) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2728777.html
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訪問記 (07) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2933789.html
訪問記 (08) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2969505.html

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地下鉄8号線(オリンピック新線)車内             地下鉄ホーム(安全ドア設置)


― 北京で,短波放送を聴く
            受信報告を送るため,地下鉄で郵便局へ ―

北京滞在中は朝夕,『ラジオ日本』 の日本語放送を聴く。
アジア大陸向け,朝の11910kHzと,夜の9750kHzは,ローカル局
並みの受信状態である。
ニュースと 『海外安全情報』 の他,NHK第一放送の番組がそのまま
流されることもある。

夕方から夜にかけては,韓国KBS,モンゴルの声,ロシアの声などを
聴く。このうち,『モンゴルの声』 が安定して聴こえるのみで,他の局は
聴こえてはいるが,電波が弱く,雑音が多くて,受信状態は芳しくない。
電波は日本に向かっているのだから,止むを得ない。

一方,中国国際放送の日本語番組は,時間帯によっては,北京でも
よく聴こえる時がある。

『ラジオ日本』 の受信状態は,専用の報告書用紙に記載して送る。
しかし,郵便料金が分からない。切手もない。
ガイドブックで,近くの郵便局を探すが,見当がつかない。

数年前に北京を訪問した時,北京駅の近くに大きい郵便局があったのを
思い出し,地下鉄に乗って出掛けることにする。

地下鉄の乗り方も,大きく変わった。
以前は,紙の切符を買い,それを係員に渡して,プラットホームに入った
ものだが,今は,自動販売機で,カード状の乗車券を買う。

『東単』まで行って,散歩しながら,郵便局を探すことにする。
乗車駅は,放送局から徒歩で1〜2分の,『八宝山』駅。所要時間,約30
分の 『市民生活体験』 だ。この路線は主要幹線で,他の路線に比べて,
乗客の数は多い。

切符の自動販売機で,操作画面の 『1号線』 と 『人数1』 をタッチすると,
1号線にある駅名が全部現れる。

その中から,下車する『東単』をタッチすると,『2元を入れてください』 と
いうメッセージが出る。

指示に従って,所定の紙幣か硬貨を入れると,『東単駅まで,1名,2元で
発券しても良いですか』 というメッセージが現れる。

『オーケー』 をタッチすると,クレジットカードのような切符が出てくる。

この後,手荷物のセキュリティチェックを受けなければならない。
飛行場にあるような,X線検査である。パスした荷物をもらって,改札口
へ進む。
北京オリンピックを機に導入されたものだが,市民生活の安全を確保
するためには,多少の煩雑さは我慢しなければならない。

カードを改札マシーンに入れると,前方の扉が開き,再びカードが出て
くるので,これを持って電車に乗る。

下車駅では,改札口のマシーンに,このカードを入れると,扉が開き,
外に出ることができる。

北京駅近くの郵便局は,営業していた。
日本までの航空便料金は,5元だと言う。
日本円に換算して75円〜80円程度だから,日本から中国に送る時の
90円に比べれば,それよりは少し安い感じだ。
いや,欧米各地から日本に郵便を送るときにも感じることだが,日本の
郵便料金は諸外国に比べて高い,という印象が強い。

カタコトの英語での遣り取りだが,窓口の職員は丁寧に対応してくれて,
切手も,4枚の記念切手を組み合わせて,貼り付けてくれた。

間もなく,『ラジオ日本』 から返信があるのを,心待ちにしている。

(続きは,後日アップします)

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(過去の記事)
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訪問記 (02) http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/2571454.html
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1960年代後半,北京放送日本語放送組で組長を務めた
方宜さんの直筆と思われる返信


― 歓迎昼食会,持参の古き資料に感慨深げ ―

日本語部のミーティングが終わり,いったん日本語部のオフィスに戻ると,
ちょうど一時帰国している,中国国際放送局東京支局長の張国清さんと
バッタリお会いする。

張支局長のお宅は,奥様は中国に残り,お嬢さんは米国に留学,ご本人
は東京滞在と,正にコスモポリタンを絵に描いたような家族である。

四川大地震の現場リポートで活躍した,姜平さんの案内で,張支局長,
王小燕さんとともに,英語部のスタジオやオリンピック報道のために新設
した大型スタジオなどを見学して回る。

英語部では,海外向けの短波放送だけではなく,中国各地に滞在する
外資系会社の社員や家族などに向けて,FM放送で英語番組を行って
おり,北京の他,上海など,幾つかの大都市で聴くことができるという。

宿泊したゲストハウスで,このFM放送を聴いてみると,"It is four p.m.,
Beijing Time. You are listening to CRI Easy fm, broadcasting on 91.5
FM in Beijing" などとアナウンスしながら,ニュース,音楽の他,様々な
話題を放送している。
番組の途中ではコマーシャルも流れ,そのテンポの良さは,欧米の局
ではないかと錯覚するほどだ。

スタジオ見学が終わり,放送局のビルの通用口から外に出る。
前庭には,きれいな芝生が広がり,その向うには,長野県のリスナーが
贈った桜の木が見える。春になると,華やかに咲き誇るという。

100mほど歩くと,職員食堂がある。
ちょうど,お昼のご飯時で,1階の大ホールは,ほぼ満員だ。
2階の一角にある,少人数向けの個室に案内される。

蘇克彬・元日本語部長,謝宏宇・日本語部長,張国清・東京支局長,姜平
さん,劉非さん,王小燕さんが歓迎昼食会を開いてくれた。

小生は中国語が解らないので,個人旅行などでレストランに入っても,口に
合う料理に出会うことは滅多にないが,ここでは,日本人の好みを知り尽く
した王小燕さんの配慮で,美味しい料理が続いて出てくる。
テーブルいっぱいに並ぶ豪華料理を前に,ラジオ談義で盛り上がる。本当
に有難いことだ。

実は,機会があれば,日本語部のスタッフに見てもらおうと思い,1960年
代に中国国際放送から送ってくれた,様々な資料を持参していた。
未だ,『北京放送』 と呼ばれていた時代のものだ。

所謂 『文化大革命』 の前のもので,ベリカードを初め,番組表,ガリ版刷りの
リスナー宛あいさつ状,毛沢東語録が掲載されたニュースレター等々である。

食事が一段落したところで,この資料を皆さんに披露すると,『お〜っ』 と驚き
の声が上がる。

若いスタッフにとっては,彼らが生まれる前の資料であり,それほどの感慨は
ないようだが,中国国際放送局の総編集長(副局長)を務め,日本語部OBの
蘇克彬さんは,一通のあいさつ状を手にした瞬間,『あっ,これは,方宜さんの
字だ』と言って,懐かしそうに見入っている。

ガリ版刷りの文章の余白に,万年筆で 『追伸 久しぶりのお便り,拝見いたし
まして,私達一同は本当にうれしく思っております。大へんお忙しい事と存じま
すが,これからも放送をきかれて,お便りくだされば幸いに存じます』 と記され
ていたのだ。

この万年筆の筆跡は,日本語放送組で組長を務めた,方宜さんのものだと
言う。( 北京放送では,当時は 『日本語放送組』 と称していたようだ )

若いスタッフも,方宜さんの名前だけは知っていて,『へぇ,そうなんだ〜』 と,
感心している。

方宜さんは,台湾生まれで,北京放送から派遣された,初めての東京特派員
でもあり,慶応義塾大学で医学の勉強をしてこともある。現在は,東京と北京
を半々にして過ごしているようだと言う。

『放送局にも,こう言った資料が残っているのではないか』 と尋ねると,10年
ほど前に,旧の放送局舎から現在の局舎に引っ越した際,かなりのものが
散逸してしまったと言う。残念なことだ。

将来,日本語部において資料の保存態勢が整えば,小生の持っている古い
資料は,放送局に里帰りさせて,そこで保存してもらいたいと,考えている。
小生が個人的に仕舞いこんでおくよりは,その方が史料価値が高まると思う。

(注) CRI Easy fm のウェブサイトは,次のとおり。
    http://english.cri.cn/easyfm/index.htm

(続きは,後日アップします)

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