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≪ ルターの町,ヴィッテンプルグ ≫
マルティン・ルターが宗教改革を始めた町,ヴィッテンプルグを訪ねた。
ベルリンから特急で約40分,田舎っぽい駅で降りたのは,われわれ
夫婦二人だけであった。駅前の観光案内所で地図をもらって,旧市街
に向かう。
10分ほど歩くと旧市街に入り,世界遺産に登録されている街並みで,
最初に目にするのは,『ルターの家』 である。もとは大学兼修道院として
建てられて,ルターが1508年に初めてヴィッテンプルグを訪ねた時は
屋根裏に住んでいたが,宗教改革の後,館ごと譲り受け,妻子とともに
住むようになったという (写真下左)。館の正面にはルターのレリーフが
飾ってあり,前庭にはルターの妻のブロンズ像が建っていた (写真下中)。
『ルターの家』 の数軒先に 『メランヒトンの家』 があり,ここには宗教改革
に関する様々な資料が展示されている。メランヒトンは,ルターの宗教改
革において,ルターの思想の体系化に尽力し,プロテスタント正統の基礎
を築いたと言われている。
館内には,贖宥状 (免罪符) のチェスト,ルターの説教壇,95ヶ条の論題,
十戒が書かれた石盤,ローマ教皇レオ10世の回勅 『エクスルゲ・ドミネ』,
ルターの祭司服,ルターによって翻訳された 『ドイツ語聖書』 など,貴重な
史料が展示されている。
旧市街を進むと,やがて 『城教会』 が見えてくる。この教会の扉は,ルター
が1517年に 『95ヵ条の論題』 を貼り出したところとして有名である。
教会の塔は工事用のテントで覆われているのがわかった。(写真下右)
そのテントの上に,巨大なポスターが下げられている。
今から2年後の2017年は,『95ヵ条の論題』 が発せられてから500年に
あたり,記念すべき年となることを告知するポスターである。
『城教会』 は工事中であっても,『95ヵ条の論題』 が貼り出されたと言う扉
だけは観ることができるだろうと期待していたが,残念ながら全面封鎖と
なっていて,扉も工事用テントで覆われていて,観ることは出来なかった。
2017年に向けて,大規模な改修工事が行われていると言う。
工事中でなければ,こんな風に見えたであろうと思われる写真を,絵葉書
から転用させてもらった。(写真上右)
( ドイツ・チェコ旅行記一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1096319.html?m=l
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