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今回の韓国旅行の目的の一つは,韓国の国会議事堂を見学することだった。
予め,電話または専用サイトを通じて,見学日時を予約しておく必要があるが,
韓国語が分らないので,まったくお手上げである。
そこで,Visitor Center に電子メールを送り,簡単な英語で質問してみた。
直ぐに,女性職員から返信があり,『見学時の説明は韓国語だけで,英語や
日本語のサービスはないけれども,日本語の解説パンフレットは用意して
ある。それで良ければ,私の方から予約してあげますよ』 と知らせてくれた。
見学の希望日時,旅券番号,住所,氏名を書いて,メールを送ると,『確かに
予約を済ませました。スタート時間に遅れないように注意してください。お帰り
のときには,Visitor Center でお土産をあげるので,受け取るのを忘れない
ように』 との返信が届いた。
見学者の受付は,議事堂の裏正面にある。
少し早目に到着したので,1階ホールの休憩コーナーで待っているようにと
指示された。ソファに座って,ホールの人の流れを見ていると,議事堂の職員
や議員の秘書などの関係者であろうか,中には議員本人もいるかも知れない,
みんな,セキュリティポイントで ID カードを提示して,次々に中に入っていく。
見学のスタート時間が近づくと,女性スタッフが声をかけ,見学者用入口に
案内してくれた。この時間帯は,韓国人の学生と思われる男性と女性,われ
われ夫婦の4人だけである。彼らは身分証明書を提示して,見学者用カードを
もらったが,われわれはパスポートを預けるよう求められ,交換に見学者カード
をもらった。見学終了後,見学者カードの返却と引き換えに,パスポートを返す
と言う。
エレベーターで4階に案内された。
議事堂中央の吹き抜けから,1階の中央ホールを見下ろすことができる。
床は大理石でできており,重厚感がある。
4階は回廊になっていて,韓国国会の歴史のパネル,歴代の議員がサインした
幕,電子投票装置,法律の原本 (あるいは複製か?) などが展示されている。
パネルは年代を追って,韓国語で表示されているが,一部に漢字があり,写真
も入っているので,少しは想像できる。
続いて,本会議場の傍聴席に案内される。
日本の国会議事堂,アメリカのキャピトル,中国の人民大会堂などを見学
したこともあるが,各国とも建物自体が威風堂々としていることは勿論だが,
建物内の本会議場には独特の緊張感が漂っている。韓国の本会議場でも,
それを感じる。
案内の女性職員が,『少しだけなら英語が解かるので,質問があれば・・・』
と言ってくれたので,『大統領はどこに座るのか』 と尋ねた。
当然,議場のひな壇に指定席があると思っていたが,意外にも,左手階上の
VIP席 (深紅のカバーの席) に座るのだと言う。大統領は国会議員ではない
からなのであろう。演説の際は,議長席の下の演壇に立つのだろう。
傍聴席の最前列には,KBSを初めとする報道陣の席が指定されていて,
ネームプレートが並んでいる。
案内職員が 『写真を撮りましょうか』 と声をかけてくれたので,言葉に甘んじて
本会議場をバックに,夫婦で記念写真を撮ってもらった。
この後も,議事堂内部を案内してくれるだろう,議員とすれ違うことがあるかも
知れないと期待していたが,見学はここまでで終わった。約30分であった。
入口に戻って,パースポートを返してもらった。
玄関から,議事堂周辺の国会関連施設を巡回しているシャトルバスに乗って,
憲政記念館に向う。ここの受付で,名前を申し出ると,事前申し込みのリストと
照合して,お土産の国会マーク入りのトートバックをプレゼントしてくれた。
憲政記念館は,ガイド役がいないので,見学者が自由に館内の展示物を観て
回る。歴代の国会議長の肖像画を初めとして,様々な歴史資料が展示されて
いる。各国首脳などから,韓国への贈り物が展示されていて,2002年の日韓
共同開催ワールドカップ記念のサッカーボールも展示されている。
憲政記念館で最も興味深いのは,映像コーナーで,年代を追って,その時々の
歴史的・政治的事件のニュース映像を視聴できる。言葉は解らないが,映像を
視ると,日本のテレビや新聞で報じられた,韓国の政治の歴史事実の数々を
想い出す。
国会議事等見学の数日後,ホテルでテレビニュースを視ていると,韓国国会が
開会し,大統領が演説したことを報じていて,国会議事堂の本会議場の風景が
ちょっと懐かしく想われた。
『韓国旅行記』 一覧は,次のとおり。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1126963.html?m=l
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