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ラスベガス滞在中は,バスを利用して,いろいろなところに出掛けた。
ホテル近くのバス停にある自動販売機で,3日間有効のパスを購入した。
この切符は,3日目の24時で無効になるものと思い込んでいたが,裏書を
よく読むと,確かに 『3日券』 ではあるが,正確には 『72時間券』 なのだ。
10月11日午前11時29分に購入したので,14日午前11時29分までに
最後の乗車をすればオーケーである。11日の半日と,12,13日の全日,
14日の半日が利用できるので,『3日間パス』 ながら,『4日間パス』 と
いった感じがする。
ラスベガスの街は,ほぼ碁盤の目になっていて,ダウンタウンと繁華街を結ぶ,
南北に走るバス路線は,観光客で溢れている。ラスベガスの普通の人々が乗る
バスに乗ってみようと思い,東西に走るバスで郊外に出てみた。
ダウンタウンから西に向かうと,車のディーラーや倉庫群が現れ,続いて様々な
ショッピングセンターが見えてくる。ちょっとした空き地には,弁護士事務所の広告
看板が見える。バスの終点に近づくにつれて,次第に住宅が多くなる。
一戸建ての住宅やテラスハウスが整然と並んで建っていて,一団の区域がフェンス
で囲まれている。その区域に入るには,定まったゲートから入るようになっている
ようだ。セキュリティがしっかりしているのであろう。
閑静で,緑が多く,『山の手の高級住宅地』 と言った趣きの地域である。
サラリーマンは,車通勤の人が多いのであろう。バスに乗ったり,降りたりする人々を
みていると,学生,シニア,主婦などが多いように思う。
老齢の人が乗ってくると,『優先席』に座っていた人は,必ず立って,そのまま立って
いるか,後部の席に移る。バス停で,障がいを持つ人がいるときは,その人が列の
後部に並んでいたとしても,実際に乗車する時には,その人を前に譲り,乗り終わる
まで,他の人たちはじっと後ろに並んで待っている。
一方,ドライバーは,障がい者の車椅子をしっかりと固定させる作業に,冗談の一言も
交わしながら,丁寧に対応している。障がい者も,ヘンに遠慮するでもなく,ドライバー
の行為を当然のこととして受け入れていて,自然な感じがする。
面白いことに気が付いた。
例えば,二人のお客が,窓側と通路側の席に座っていたとする。窓側のお客が降りて
行ったら,多くの場合は,通路側のお客は窓側に移動するのではないかと思う。
ところが,通路側のお客は,座ったままである。
そこに,新しいお客が乗って来たので,通路側のお客は窓側に移り,新しいお客は
通路側に座るのかと思いきや,通路側のお客は席を移ることなく,ちょっと膝を曲げる
か,席を立ってやって,新しいお客を窓側の席に座らせるのである。
これは,『ここは私の席だ』 という,アメリカ人の権利意識の強さなのか,『私は私,
あなたはあなた』 という,アメリカ流の個人主義の現れなのか,興味深いことのように
思われた。
( 『アメリカ旅行記』 一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1130868.html?m=l
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