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「異文化体験」 とは、このことであろうか。
アムステルダムには、クレジットカードの使えないスーパーマーケットがあった。
オランダの銀行が発行する、"PINカード" と呼ばれる買い物カードで支払うのが
原則で、このカードを持っていなければ、現金で支払うことになるのだという。
街中を歩いていると、大きなスーパーマーケットと思われるお店があったので、どんな
様子かと思い、店内に入ってみた。入口においてある特売情報のチラシを見ると、この
店は、アルバート・ハイン (Albert Heijn) というスーパーマーケットのようだ。
チラシと言っても、A4版を二つ折りにした大きさ、28頁建ての冊子である。
食料品から日用雑貨、衣料品まで、様々な品を取り揃えている。
食料品と缶ビールを買い物カゴに入れてレジに並んでいると、前に並んでいるお客が、
われわれを異国の人と見て気になったのであろう、レジの上にぶら下がっている板を
指差して、「あなたはPINカードを持っているのか?」 と言うので、「イエス!」 と
答えた。
それでも、彼は 「そうかぁ !?」 と言いながら、怪訝な顔をしているので、「これでしょ」
と言って、クレジットカードを出して見せた。「PINカード」 と言われて、4ケタの暗証
番号 「PINコード」 を覚え込ませたクレジットカードのことだと思ったからだ。
すると、周りの何人かが口をそろえて、「違う、違う」 と言う。そして、「PINカードとは、
EU圏内の銀行が発行した、キャッシュレス・カードのことだよ」 と教えてくれた。
カードのことはわかったが、それじぁ、買い物カゴの中身を全部、元の陳列棚に戻さなけれ
ばならないと、一瞬焦ったが、一人のお客が 「現金で支払うなら、隣りの列だよ」 と教え
てくれた。
ホッとして、その列に並んだ。
われわれの順番になったので、念のため、レジの担当者に 「現金でいいか」 と尋ねると、
「いいよ」 と言うので、事無きを得た。
このスーパーマーケットでは、もう一つのアクシデントがあった。
この日は、午後から雨が降って来たので、折りたたみ傘を買った。
ところが、スーパーを出て、傘を開くと、傘骨付近の傘布のつなぎ目にほころびがあり、
使い物にならない。
直ぐに、店のサービスセンターに戻って、新しいものに取り換えてもらった。
( オランダ旅行記 一覧 )
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/1142583.html?m=l
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