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衝撃と感動の映画 「1987、ある闘いの真実」 を観た。
韓国では、1987年1月、全斗煥 (チョン・ドゥファン) 軍事政権に反対するデモに
参加した大学生・朴鍾哲 (パク・ジョンチョル) さんが拷問死する。当局は心臓麻痺と
発表して、事件をもみ消そうとするが、裏通報を掴んだ新聞記者が 「拷問により死亡」
とスクープする。
軍事政権の圧政にあえぐ市民は立ち上がり、同年6月には広汎な民主化運動が韓国全土
で巻き起こるが、当局の弾圧は熾烈を極める。しかし、多くの犠牲を払いながらも、遂に
民主化勢力は勝利する。
民主化運動家、デモに参加する学生、彼への好意と反感が交錯する女子大生、ソウル地検
の検事、警察の治安本部の面々、刑務所の看守など、彼らの生きざまが生々しく描かれて
いる。
この映画のパンフレットには、ジャーナリストの金平茂紀さんが推薦文を寄せ、この作品に
敬意を表し、文の最後で次のように記している。(一部抜粋)
現代史に向き合う国がある。その一方で、現代史から目を逸らす、あるいは、
現代史を見て見ぬふりをする、さらにはウソの歴史をでっちあげて改ざんする
国がある。
目の前で進行している、為政者や力を行使する者たちの ≪理不尽≫ に対して、
≪抗う社会≫ がある。一方で、≪おもねる社会≫ がある。
元も子もない言い分かも知れないが、日本で暮らしている僕らは、「1987、
ある闘いの真実」 や 「共犯者たち」 に釣り合う作品を本当は作り上げていか
なければならないのではないか。もっと言えば、それらを生み出せる条件を
構築していかなければならない。
さて、具体的に、何をどうするか。答えは、映画をみた人がひとりひとり
考えるしかない。だが確実にできることがあるはずだ。
2018、ある戦いの真実、をこそ…。
「1987、ある闘いの真実」 のオフィシャルサイトは次のとおり。
http://1987arutatakai-movie.com/
なお、金平さんの推薦文にある 「共犯者たち」 は、2017年に韓国で公開された
ドキュメンタリー映画で、李明博 (イ・ミョンバク)、朴槿恵 (パク・クネ) 両政権
の約9年間にわたる言論弾圧の実態を告発している。
日本では今年12月に公開される予定である。
http://www.kyohanspy.com/
https://eiga.com/movie/89746/
( 当ブログ過去関連記事 )
https://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/36130537.html
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