国際短波放送情報

海外からの日本語短波放送を中心に、メディア関連の様々な話題を紹介します

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何年かぶりで,いや,何十年かぶりで,交響楽団の演奏を聴いた。
先日,『クロネコファミリーコンサート』 の招待券が手に入り,夫婦で
出掛けた。そこで,スメタナ作曲の 『わが祖国』 に聴き入った。

プレゼンターは,元 『テレビ朝日』 アナウンサーの朝岡聡さん。
この曲の作られた時代背景,チェコという国の自然と人々の祖国へ
の想いを語る朝岡さんのナレーションは,いかにも詩的で,感動的
であった。一つのドラマを見るようでもあった。朝岡さんのクラシック
音楽への造詣の深さには敬服する。

コンサートで聴いた 『わが祖国』 の余韻は,当然のことながら,
Radio Praha への想いに ―― 。
BCLを再開した1990年代には,この放送をよく聴いていた。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/32050698.html

同局の短波放送は1年以上前に姿を消し,現在はインターネット
放送だけとなったが,なおQSLカードは発行されているようだ。
http://www.radio.cz/en/static/qsl/qsl-cards

プラハの街の美しさは格別だと,人は言う。
機会を得て,ぜひ訪ねてみたい街だ。
1870年代にスメタナの見た風景が,今でも残っているであろうか。

『クロネコファミリーコンサート』 のウェブサイトは次のとおり。
http://www.yamato-hd.co.jp/csr/society/education/concert.html

朝岡聡さんのブログ 『コンサート・ソムリエ東奔西走』 は次のとおり。
http://satoshiopera.cocolog-nifty.com/blog/

( 『My コラム』 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/90339.html?m=l

韓国KBSは今月3日のニュースで,『放送通信委員会は,深夜早朝には
放送できないよう規制している地上波テレビの終日放送について,早けれ
ば今月中にも許可する方向で調整を進めている模様です』 と伝えた。
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Dm_detail.htm?No=45108

このニュースを聴いて,様々なことを考えさせられた。
第一,この時代にあって,韓国では未だ,終日放送が行われていなかった
事実に驚いた。
第二,世界的にエネルギー問題が強い関心を集めているとき,なぜ敢えて
放送時間を延長するのかという疑問である。
第三,放送局スタッフの労働強化に繋がらないかという心配である。

日本では,かつて 『石油ショック』 と呼ばれた時代に,節電などのために
テレビの深夜放送を休むことがあったが,『緊急事態発生の際の情報伝達
に必要』 という大義名分の下,いつの間にか,深夜放送は再開された。

いま,原発事故を契機にして,節電のため,そしてエネルギーの無駄遣いを
防ぐため,テレビの深夜放送は止めるべきだという声が上がっているが,
残念ながら,大きな広がりを見せることはない。

緊急事態発生時の情報手段は,テレビよりもラジオが有効であることは,
昨年の東北地方太平洋沖地震で証明されている。深夜放送は,ラジオだけ
に限るべきではないか。

テレビは,深夜に必要な場合は,その時に臨時的に送信すれば良いと思う。
例えば,1968年9月21日深夜から22日未明にかけて, 『国際反戦デー』
のデモ隊に 『騒乱罪』 が適用された際には,NHKテレビは深夜零時に放送
を終了したものの,『騒乱罪』 の適用が零時過ぎに決定されたのを受けて,
一旦放送を終了したためチラチラ・ザーとなった画面に再び映像信号が現れ,
テレビ放送を再開して,臨時ニュースを伝えたものだ。

韓国では,この度の,テレビの終日放送解禁について,どのような意見が
あるのだろうか。続報に注目している。

( 『My コラム』 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/90339.html?m=l

エジプトのモルシ大統領は,イランで開かれた非同盟諸国会議でイランの盟友
シリアを批判した演説をしたが,この演説を国営イラン放送がバーレーン批判
の演説内容にすり替えたペルシャ語訳で放送したとして,バーレーン外務省は
イラン政府に訂正と謝罪を求める抗議文を送ったという。
産経新聞電子版が9月2日,共同通信の配信を引用して伝えた。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120902/mds12090211520001-n1.htm

『すり替え報道』 が事実であれば,それはジャーナリズムの原点を忘れたもの
であり,それを行なったジャーナリストの倫理観が厳しく問われなければならな
いだろうと思う。
婉曲な表現を用いたり,論理をすり替えて自国の立場を擁護する報道は
ときどき耳にするが,国の名称を間違って報道するとは信じ難いことであり,
それは一定の意図の下にすり替えられたと考えるのが自然ではないかと思う。

IRIB日本語放送のウェブサイトでは,非同盟諸国会議首脳会議でエジプトの
大統領が演説したというニュースは2本掲載されているが,これらの記事を読む
限り,『シリア』 や 『バーレーン』 の文字はなく,『すり替え』を窺うことはできない。
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/31433
http://japanese.irib.ir/news/item/31434

( 『My コラム』 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/90339.html?m=l

きょうは 『終戦記念日』 である。
しかし,実際には 『敗戦の日』,『不戦を誓う日』 として思い続けて
いる人も少なくないのではないだろうか。

先月下旬,『ロシアの声』 日本語放送は,敗戦後,ロシアの捕虜と
なった日本兵が,収容されたラーゲリで 『モスクワ放送』 を聴いて
いたことを紹介した。
放送局には,ラーゲリに収容されている元日本軍兵士の家族など
から数千通のお便りが寄せられ,兵士の消息,健康状態,収容所
の生活環境などに関する問い合わせが書かれていたという。
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/31865061.html

この番組は,京都府舞鶴市の引揚記念館での企画展 『抑留者の
メッセージを伝えた男〜ラジオ放送の安否情報を伝えた手紙〜』
に関連して放送されたものだった。
http://www.city.maizuru.kyoto.jp/modules/sangyoshinp/index.php?content_id=263

なぜ,日本兵の家族が 『モスクワ放送』 にお便りを書くことになった
のであろうか。
敗戦後,大阪在住の男性が,『モスクワ放送』 (現在の 『ロシアの声』
の前身) から流れるシベリア抑留者の名前などを聞き書きし,残され
た家族にハガキを送り続けたからだ。

朝日,毎日,読売,産経の各紙電子版が,関連する話題を紹介している。
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001208030001
http://mainichi.jp/select/news/20120813k0000e040260000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20120814-OYT8T01422.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120801/wlf12080113110010-n1.htm

さて,2年前に亡くなった義母の遺品整理を,合間を見ながら進めて
いたところ,義父の 『引揚証明書』 が出てきた。『右ハ昭和22年5月
19日舞鶴港に上陸セルコトヲ證明ス 厚生省舞鶴引揚援護局長』 と
書いてある。

遺品の封筒には,義母自身の 『引揚照明書』 も入っており,それには
乳飲み子を連れて九州の博多港に上陸したことが記載されている。
自分よりも10年早く他界した夫の 『引揚証明書』 とともに,『無』 の
状態から夫婦で懸命に生き抜いてきた過ぎ去りし日の証として,義母は
2通の証明書を大切に保存してきたのであろう。

『ロシアの声』 で,捕虜となった日本兵が同局のラジオ放送を聴いていた
ことが紹介され,舞鶴引揚記念館で関連の展示が行われている,ちょうど
この時期に,シベリアに抑留された義父の 『舞鶴港引揚証明書』 が出て
きたことに,ある種の感慨を覚える。

義父は,極寒のシベリアで 『モスクワ放送』 を聴いたのであろうか。
その抑留生活は,『モスクワ放送』 を通じて紹介されたであろうか。
放送されたとして,それを聴いた大阪の男性から義父の家族宛に,
ハガキは届けられたであろうか。
残念ながら,義父母からは,生前,そのような話を聴いた記憶がない。

敗戦から67年経った8月15日に,義父母の耐え難い辛苦に想いを
致し,改めて平和の尊さを噛みしめる。

( 『My コラム』 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/90339.html?m=l

今更,改めて説明すべきことでもないが,海外からの短波放送を
聴いて楽しむのが,『BCL』 という趣味である。

地球の反対側から届く微かな電波を受信して,そこにスリルと
喜びを覚える人がいる。異国の音楽やトークを聴いて,その国
の人々の営みに想いを馳せる人がいる。短波ラジオを通して,
幾つもの国の言語を学習している人もいる。
短波放送の楽しみ方は十人十色であると言って良いだろう。

私自身は,主として,各局のニュースの伝え方に関心を持って,
短波放送を聴いている。ある放送局が何を伝え,何を伝えない
かを聴き比べていると,その放送局,その国の在り様が見えて
来るからである。
日本国内のマスコミ報道だけでは見えないものが,海外からの
短波放送を聴くことによって,見えてくる場合がある。

その点において,今週初め,7月16日の各局のニュース報道
には,興味深いものがあった。

『ベトナムの声』 は,7月15日に日本共産党が創立90周年を
迎え,18日には記念集会が行われる予定だと報じた。
しかし,『ロシアの声』,『中国国際放送』,『朝鮮の声』 などは,
私が聴いていた限りでは,このことを報道していない。

また,『中国国際放送』 は,韓国統一省の報道官が記者会見で,
韓国の食糧借款の返済要求に対し沈黙を守っている北朝鮮の
態度に遺憾の意を表した,と伝えた。
韓国のKBSは,借款の返済期限が到達した6月7日から,折に
触れて,関連ニュースを何回も伝えてきたが,『朝鮮の声』 は,
まったく伝えていない。

一方,『KBS』 は,中国と北朝鮮は国境地帯で北朝鮮の労働者
4万人を受け入れることで合意したとする,日本の東京新聞の
報道を紹介した。
『中国国際放送』 と『朝鮮の声』 は,このことを報じていない。

そして,『ロシアの声』 は,日本に呼び戻された丹羽駐中国大使が,
この日北京に帰任すること,中国漁船30隻の船団が南沙諸島に
現れたこと,南沙諸島 (スプラットリー群島) をめぐってはベトナム,
フィリピン,マレーシア,ブルネイの主張が交錯している,と伝えた。

これらの放送局のニュースには,日本国内では大きく報道されない
ようなことも含まれており,その放送を聴いていると,それぞれの国
の国際社会における位置付けや将来戦略が見えてくるのである。

( 『My コラム』 過去記事一覧 )
http://blogs.yahoo.co.jp/swl_information/folder/90339.html?m=l


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