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考え方の違う者たちが集い、いつかは袂を分かつ日が来るのでは? と危惧されていた、

「黒の騎士団」。僕は「ゼロ派」とそうでない者たちに分裂するのでは? と考えていましたが、

シュナイゼルの謀略によって、「ゼロ追放・抹殺」という、残念な結果に落ち着きました。


人は皆、それぞれ「やむにやまれぬ事情」というものがあります。

シュナイゼルとの会談に参加したメンバー、それぞれの事情を掘り下げてみましょう。


まず、初期メンバーである扇&玉城。

扇は、カレンの兄の死により、リーダーの座を受け継ぎましたが、「自分がリーダーの器ではない」

という現実に苦しんでいました。

しかし「天才戦略家」ゼロの出現によって、その負担は軽減され、助かっていたはずです。

ゼロは扇が欠片も持ち合わせていない「カリスマ性」も十分発揮してくれていて、扇はそのフォロー

に専念すればよかった。ゼロ(ルルーシュ)は何しろあの「ワガママ皇帝・シャルル」の血筋

ですから、周囲に気を使って動くことは皆無。自分のやりたいように生きる皇子様なので、

周囲の不満が続出して当然。

扇は、その不満や愚痴を聞いてあげて、処理するポジションが適任でした。


しかし、その理想的な関係も、ヴィレッタの出現によって崩壊します。

彼女にのめりこんで、これまでゼロに助けられた恩を忘れた扇も扇ですが、ヴィレッタのように

時に「ブリタニア軍人であること」を優先、時に「ゼロに脅されて仕方なく裏切り」という、

「主張がぶれる」キャラを、僕は快く受け入れることが出来ません。

「秘密が多いゼロは、信用出来ない」と皆口を揃えて言いますが、扇とヴィレッタだって、

2人の仲をゼロにもブリタニアにも秘密にしていた時期があったじゃありませんか?

2人は、特に扇の方は、もう戦いなんて投げ出して、妻(ヴィレッタ)と2人で、どこか平和な

場所で新婚生活したい……それが本音でしょう。


最近は、ヴィレッタを人質に取られ、ディートハルトに脅されて(ディートハルトも、

この件をゼロに報告していないという意味では、生き方がぶれていましたね)、黒の騎士団での

居心地が非常に悪かったはず。「ゼロ失脚」を1番望み、喜んでいるのは、恐らく彼でしょう。

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このチャンスに、どさくさに紛れて「ゼロ差し出すから日本返せ」とは、まあ凄いとしか 言いようのない主張。日本が返還されれば、黒の騎士団脱退して、ヴィレッタと新婚生活に 専念するのでしょうか? そう考えると、ゼロも扇を利用していましたが、扇も扇で「ゼロを利用していた」だけで、そこに 友情や信頼関係は存在していなかった……そう考えていいと思います。 ゼロは、知性や戦略に優れていたが、必要である「駒・兵」を持ち合わせていなくて、多くの同志 を抱える扇を必要としていた。 扇は、ゼロの「知能・カリスマ性」だけが必要で、それ以外はどうでもよかった。 ただ、それだけの関係だったわけです。 ゼロは、扇にギアスを使用したことなど、1度もなかったはずです。 ですから、彼を無理矢理従わせたことなどなかったし、散々ゼロに頼り切った戦いを続けてきて いながら、今になって「ペテン師」も何もないと思います。 むしろ、組織のリーダーには、ある程度そういう要素が必要ではないでしょうか。 そもそも「ブリタニアに勝つ」ということ自体が、無理難題。強大な帝国に逆らい続けている 黒の騎士団の最後は、恐らく悲惨なものになる……そのことは皆、心の奥底で理解している はずです。 だから、ゼロの起こす「奇跡」に縋りつこうとした。「ゼロならなんとかしてくれる」と、彼に 希望を託した。自分たちの、不安を誤魔化す為に。 「反抗組織のリーダー」とは「俺の指示通りに動けば、必ず勝てる!」と嘘でもいいから主張 しなければいけません。「やばい。不利だ。勝てそうにない」なんて言うリーダーは不要。 その観点から「ペテン師? 大いに結構」だと、僕は思います。 ディートハルト風に言うなら「ペテン師? むしろ頼もしいじゃありませんか?」ですね。
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玉城は、単純にゼロを信じていて、ゼロは利用していた……のでしょうが、彼は戦場でも戦力に 計算されない「お荷物」。ゼロだけでなく、他のメンバーも「あてにしていない」感が強く、 「ゼロが玉城の信頼を裏切っていた」というならば、他のメンバー……つまり扇たちも、実は 心の中で玉城を裏切っているのが現状。 双方に裏切られているのだとすれば、「玉城の信念」みたいなものは、最早どうでもいい…… と言えます。好きなように生きて下さい、と。 むしろ今回、その単純な性格をシュナイゼルに見抜かれ、シュナに「利用」されてしまいました。 黒の騎士団に所属していようが、ブリタニアに寝返ろうが。 彼は利用され続ける運命にあるようですね。 僕個人としては、「俺はゼロの親友なんだ!」と、最後まで貫いて欲しかったですね。 ロロの墓の前で立ち尽くすルルーシュの横に立ち、

「大丈夫だって、ゼロ! まだ親友の俺がいるじゃねえか!」

と励まして欲しかった。


例え戦力として計算出来ない存在だとしても、そういう「明るい盛り上げ役」として、

玉城みたいな人材は、必要じゃないかな? と思うからです。

ゼロにはそういう「親しみやすさ」みたいなものが皆無なので、彼はルルーシュにとって

必要な人だと考えます。


まあ、それを言ったら、ユーフェミアの「親しみやすさ」だって、ルルーシュには必要だった

んですけどね……。。。

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