道草

意思あるところに道は開けるかないや開かねば

学生時代

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大の字

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スーパー で大の字になって ダダをこねてる子を見て
その子供が 一瞬祖父の顔になった

あれは ?十年前
まだ私が小学校の3,4年だった頃
わたしは祖父の一杯酒によく付き合った
酒屋のハシゴで コップ1パイづつ 飲んでいくのだ
着流しの雪駄姿 で子供心に かっこいいと思った
明治生まれにしては 結構背は高い方かな
初めの何軒かは 普通に喋り、背筋もきちんとのばし・・
一軒、また一軒
そのうち足もおぼつかなくなり
だれかれとなく からむ
またか と思う人は 「はいはい・・」と流してくれる
「じーちゃん はよ帰ろ」そういって いつも着物の袖を引っ張った
「おーおー・・」とは言うが
あるとき
若い人足にからんだ 「なにおーー 」と向かってきた
まともに殴られた  その拍子に道路に倒れた
怪我をした感じではなかったが ぐでんぐでんに酔って起き上がれなかった
祖父は 開き直ったかのように 大の字になってなにやらわめいていた
周りに 人が集まってきた

バスが来た
すぐ前で止まり 運転手が降りてきた
祖父を起こしながら「こんなところで 寝てしもうたら 困るんじゃが・・」
何人もが手伝って起きた
それから ふらふらと家路に着いた

「じーちゃん 危なかったね」
「ふん  バスが轢くか!」  「・・」
つくり酒屋の次男坊に生まれ 30過ぎまで働いたことがなかったらしい
細かい話は色々あるが・・・

あんた 馬鹿だよ 負け犬の遠吠えだよとつぶやいた

でも祖父は家族の一員だった





 

ゲブッ

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やはり 高校の頃母から 習い始めたお茶をやらないかといわれた
うん 心が落ち着いていいかなと思った
母が少し 上達してからやるかと思った

母は習った日は 忘れないようにと復習した
お饅頭を3つも4つも買ってきて練習した
私は練習台になった
お饅頭2個目くらいはよかった3,4はきつい
お茶も2杯目以降ははどうでもよくなった
母の練習が終わる頃 私のお腹は ゲボゲボ

何ヶ月かたって 私はお茶を習う気がうせた
「もうちょっと後で 習うわ」

中国人のエッセイにあった
「中国から伝来したと思われるお茶だが
お茶碗を ぐるぐる回すのに びっくりした 何の意味があるのだろう」また
「日本は 中国から輸入した文化を 時間をかけて熟成し洗練し新たな道を作り上げた」と

お茶はいまも習っていないが お茶碗なんて まわさなくても
おいしいと思いながら味わえばいいんだと思った

首ちょんぱ

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高校の時 母から「お花やらない?」といわれた
母は池坊を長くやっていて 一応師範の資格はあったらしいが
人に教える気はなかった
花もいいか と思ったが先週の花を生ける様子が浮かんだ

菊の花だったかな
葉っぱプチンプチン バサッと取った
花もつぼみも余計なのは ぷつ、ぷつと これもむしりとった
長さを整え 剣山にぶすりとさした

一瞬 ドキッとした
花もむしりとるんだ 新たな美を生むのかも知れないけど
それを集めて 新聞紙にくるみ ゴミ箱に捨て
活けた花は床の間におかれた
床の間の花よりも ゴミ箱の首ちょんぱされた花が気になった

後で私はゴミ箱から新聞紙を取り出し
捨てられてる 花や、つぼみ 綺麗な形の葉っぱを取り出し
お皿に水を入れ 浮かべた

私がお花習いに行くと むしり取られる花が増えるような気がして
「お花はいいわ」と答えた

斜め読み

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中学2年の頃
国語の先生に呼び止められた 「今度の文集で2頁半位埋める何か書いてきてくれ」 という
樋口一葉の文集をよんだばかりだったので 「読書感想文でいいですか?」 「いいよ じゃぁ
明日迄に」何の文集かよく聞いてなかったが原稿用紙5枚くらいだな 明日?明日? と思った
あわてて  図書館にいて 樋口一葉の関連書物を3冊借りた
食後夜8時どうしよう書けるかな とりあえず 3冊の目次を見て 読む箇所に付箋を貼った
文集と付箋をつけた本を並べた 
読むのは 普通に読むと時間が足りない 「文章を斜めに読んだ」
1頁の右上から左下へゆっくりと文字を追いながら  使えそうな語彙や言葉の言い回し
を探しては 片っ端から書き、読んでは書き、また読んでは書き 5枚位の量になったので
「起」−>「承」−>「転」−>「結」 と並べ なんとか形ができたのが
午前2時を過ぎていた とりあえず寝る 朝5時に起きて読み直し何とか出せるまでに体裁を整えた 
やれやれと思い 先生のところに持っていくと
「おう できたか」と原稿をさっさと持っていった
・・なんかもうちょっと言ってよ「大変だったねとか 急がしたねとか」
・・・
一月位たって、クラスに文集が配られた
市の何周年か記念の行事の一環で 各中学校から2,3編づつ掲載され
私のも 前の方で結構目立ってた
先生はおおっぴらにほめてくれないので(後で思うにガリ勉だったので すかれてなかったような)
手渡された 文集をそっと開き 活字になった自分の「樋口一葉を読んで」を
何度も、何度も読んて 一人で満足感に浸ったのを覚えている

犬も歩けば

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中学入ったころ ある日曜日
その道は
通りたくなかった すぐ近くがたまり場になってて いつも数人ごそごそやってたからだ
いつもは遠回りしても避けるのだが 自転車だったし 数人見え隠れしたが
さっさと通り抜ければと行きかけたが そのとき棒のようなものを投げてきた
自転車の前の車輪めがけて そしてはまった
自転車はこけた 足をちょっとすりむき、自転車を起こしていると
5,6人出てきて 「ワーイ」と万歳して 逃げていった
・・・くそーー どうしてくれよう ・・確かあの中に知った顔が同じクラスのHだ・・
一計を案じた
次の日その道をあえて歩いて通った 数人いてHもいた
私は Hの顔を正面に見据え 「やー」と片手を挙げ にっこり笑った
次の瞬間 仲間は Hに集中した
「なんだよ お前」「あいつ誰だよ」 Hは下を向いてもじもじし始めた
私は 悠々と通り過ぎた
その後 その道を通っても 物を投げられることもなかった
 
 

 

 

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