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『見知らぬ乗客』(河出文庫)は米国女流作家パトリシア・ハイスミスの長篇第1作でこの10月に新訳版が刊行されました
本書を映画化したヒッチコック監督の名作は遠い昔に観ましたがストーリーの記憶はまったくなくおかげで新鮮な気分で本書に接することができました
交換殺人をテーマにした比較的シンプルなストーリーですが作者の語り口が魅力的でいったいどんな結末になるのか最後まで興味が尽きなかったですね
ラストで主人公ガイが罪を告白する場面は当初あり得ないと違和感がありましたが殺人事件後のさまざまな出来事に対するガイの心情を改めて推し量るとすんなり合点
できました
そのほか腑に落ちない点もいくつかありましたが(ネタバレになるので詳しく書きませんが)作者のデビュー作ということで大目にみることにします(えらそうにすい
ません)
とにかく本書は堂々としたた傑作ミステリでおススメですよ!
★★★★★
◆翻訳はスピード感があってそつがなくて素晴らしかったです
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