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海外の長篇小説
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ラブラバ(2回目)

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犯罪小説の巨匠エルモア・レナードの新訳が今月久しぶりに刊行
長年レナードファンの一人としてこんなうれしいことはありません
『ラブラバ』(早川書房)はレナードの最高傑作『グリッツ』に勝るとも劣らぬ長篇小説の印象が強くありがぜん期待が高まりました

ところが残念 今回あのレナードタッチ真髄をあまり感じ取れ失望 
あまりに冗長でスローなストーリー展開にも読み続けるのに苦戦を強いられてました
これは翻訳者の力量の程度が影響する場合がありますが今回は定評ある田口先生の翻訳であり問題はないはず 
ということはわたしの読書環境や加齢に伴う感受性の変化が原因になっているのかもしれません

以下 ネタばれ注意

ストーリーはかなりの部分忘れていてヒロインで元女優のジーン・ショーが犯罪の黒幕であるという設定に新鮮な気持ちで驚きました
悪役のノーブルズがにあっさりジーンに射殺されたのも意外でした
ラストでジーンが捕まらなかったのも中途半端な感が否めなかったですね
それでも本書に登場するキャラクターが主役級も端役級もそのセリフを中心にとてもいきいきと描かれていたのはさすがに脂がのっていたころのレナード作品だなと改めて感心しました

ところでノーブルズの相棒のクンドー・レイはキューバの難民という設定です
1980年4月から半年間キューバ政府の公認で12万人超が出国しました
がそのうちクンドー・レイのようなワルの受刑者が2万人も含まれていたようです
難民問題はヨーロッパをはじめここ数年来の大きな問題ですがそのなかにはこのように受け入れ側の治安にかかわる重大事項があったのは大きな驚きでした

★★★

 
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