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昨年はフランス文学者澁澤龍彦氏の没後30周年ということで彼の翻訳書が続々再刊されています この機会に彼の訳書からフランス作家アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの『城の中のイギリス人』(白水社)をチョイス
マンディアルグといえばフランス最大の文学賞であるゴンクール賞を受賞した大作家ですがその初期のころには本書のような奇想天外なエロティック&バイオレンスの
長篇小説を執筆ていたのです
印象的なエピソードも目白押しで異常なまでに興奮しないと巨大にペニスを勃起できないマンキュ氏が数匹の蛸を皮膚に吸い付かせたままいたいけな少女を犯していく
エピソードが特別強烈でしたね
このほか神を恐れぬ冒涜の数々がさく裂していてただただ呆然唖然とさせられたわけですがそれでも作者の語り口はこのとんでもないストーリーにもかかわらずなんと
もいえない気品にあふれていて本書が単なるポルノ小説ではなく一定の芸術作品だと認めざるを得ないのだから不思議です
作者の代表作『オートバイ』をいつか読んでみたいですね
★★★
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