笠松泰洋の作曲家日記

作曲過程、活動報告、趣味などお話しします

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 舟木一夫特別公演が新橋演舞場で昨日、初日を迎えた。歌手の座長公演なのだが、芝居に対する思い入れは驚く程で、本格的な時代劇を作り、継承していく、ということを自分の使命と考えているふしがある。今回は、尾上松也さん、林与一さん、田村亮さん、林啓二さん、といった共演者。実は、林与一さんは鴈治郎の息子で元歌舞伎役者、田村さんも阪妻の息子。歌舞伎の家系でその技術がある俳優さんたち。また、長谷川希世さん、かずきさん。長谷川一夫の娘と孫で、やはり伝統的な美しい動きが身に染み付いている俳優さんである。時代劇は、いわば、歌舞伎をより現代的にした娯楽ものである。どの場面も隙がなく、いい芝居だった。やはり役者さんの力は大きい。そして、松也さん。声、気持ちの乗せ方、動き、どれも本当にほれぼれする。Ninagawa十二夜で、ずっと一緒に1幕1場に立っていてたので、また一緒に舞台に参加できてうれしかった。松やさんと一緒にに今回参加している尾上徳松さん、松五郎さん、隆松さんも、十二夜組で、懐かしかった。現役の歌舞伎の人の技が随所に光っていた。
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 お客さんは満員、ものすごい熱気であった。年齢層は高い。舟木さんは、自分のお客様だけを見て舞台を作る、と宣言している。舟木さんと青春を共にした人達の、いわば、お祭りなのかもしれない。東映、大映の時代劇全盛時代にひけをとらない舞台を作ろうとしているのだと思う。だから、音楽も、全部生オーケストラの録音なのだ。今回は琵琶も箏も生にした。台本の斉藤雅文さん、音響の内藤博司さん、演出の金子良次さん、みんな、音楽がとても良くて芝居が良くなった、という旨のことを言って下さった。初日は、ここ数日、録音した音楽で稽古してきた役者さんたちが、無意識か意識的にか、音楽をうまく利用して下さって、メロディーの切れ目、切れ目でうまく場面を作ってくれて、また、場面の転換まで音楽にぴったり合っていて、まるで、映画の撮影編集済みのフィルムに音楽を合わせたように気持ちいい程音楽と舞台が一体となっていた。役者さんとスタッフの意識の高さ故の舞台。初日から堪能した。舟木さん自身、これまでやってきた舞台の中で3本指に入る出来、と。
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開演を待つ劇場の内部

 これで、夏の仕事は終わり、秋は、ほとんどオペラの作曲一色。電車に乗る事もめったにない生活に戻る。

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