電話番号を覚えられる人は、みんな億万長者になれる
誰でも億万長者になれるんです。自宅の電話番号10ケタを覚えられるなら、あなただって。みんな天才なんですから。それを信じないのは、おかしな話だと思う。以前、ある中学校の先生が「不良で校則違反ばかりして、とっても頭が悪い生徒がいる。その子のせいで学校が荒れている」と嘆いていました。変な話です。その子なんて、僕からするとまさに天才です。でも先生はそう考えない。「頭がよい子=歴史の年号なんかをちゃんと覚えている子」だと思っている。違いますよ。
だって彼らは、自宅の電話番号を覚えている。電話番号は数字10ケタ。それに比べて、歴史の年号なんてせいぜい4ケタです。10ケタの数字を覚えられるなんて、天才としか考えられない。
「自宅の電話番号ぐらい覚えていて当たり前」だって思うでしょう。「そんなのチョロイ」って思うでしょう。そうなんです。当たり前だと思っているから、できる。逆に「無理だ」「できっこない」と思っていたら、4ケタの年号だって覚えられません。できないのが当たり前だと思っているから、できないんです。じゃあ、「成功するなんて当たり前だ」と思うことができたら? そう、誰だって成功できる。僕が、北京五輪の女子ソフトボールチームを金メダルに、駒大苫小牧高校の野球部を甲子園優勝に導いたのも、ぜんぶ「それが当たり前だ」と思わせたところに秘密があるんです。
人間の脳というのは、「チョロイ」と思ったことは全部できるようになっている。これを「チョロイの法則」といいます。成功者というものは、みんなこの法則の実践者ですよ。松下幸之助だって本田宗一郎だって、ビルゲイツだってそう。99.9%の人ができないといったことを「できる!」と信じ込んでいた。そう考えると、成功者ってただのアホだとも言えますよね。僕の教え子にもアホがいっぱいいます。「人間の平均寿命を300歳にしてみせる」とか平気で言う人たちが集まってくる(笑)。彼らは、何でもできると思っているアホです。でも、だからこそ彼らは成功したのです。
「他人の喜び」をイメージできる人が成功する
人間は無意識のうちに「できるはずがない」「これ以上は無理だ」と限界を作っています。過去の経験から作り上げてしまった否定的なイメージ、思考、感情が、行動にブレーキをかけてしまうのです。これをすべてプラスに変換して、脳のブレーキを外してあげればいいんです。すると、イメージも感情も思考もぜんぶプラスになって、ウキウキわくわくしてきます。集中力も想像力もひらめきも最大化する。つまり、脳が最高の状態になるんです。そうすると想像以上の力が出るというわけです。
では、具体的に何をすればいいのか。イメージトレーニングの方法を1つだけお教えしましょう。成功するには、まず「願望(目標)を持つ」こと。そして、「目標達成している状態を具体的にイメージ」する。次に、配偶者でも友人でも誰でもいいから「他人を喜ばせている様子」をイメージする。人は自分以外の人を喜ばせることで、力が湧いてくるものなのです。そして、次に「達成するための問題点をイメージ」する。しかし、この作業をすると、必然的に「このままではまずい」とマイナスのほうに気持ちが触れてしまうので、「必ずできる。できて当然だ」と自分に刷り込みをしてください。最後に「喜んでいる自分」を強くイメージする。この順番です。
このイメージトレーニングが成功すると、どうなるか。「まだ達成できていないのに、まるで達成できたかのような気持ち」になるのです。ウキウキわくわくして、子どものように前向き。これをメンタルヴィゴラス状態といいます。これこそ、脳が最高に活性化されている状態なのです。
「プラス思考」を勧める本が世の中にはたくさんありますが、それを読んでマイナス思考を捨てられるかといったら、非常に難しい。なぜかというと、プラス思考の重要性は書いてあっても、どうプラス思考にするかが書かれていないからです。僕は、40年前にそれに気付き、ずっと研究してきました。それで行きついたのが、大脳生理学に基づき科学的にプラス思考を手に入れるためのプログラム「スーパーブレイントレーニングシステム」だったのです。

20代は上場企業で会社員をしていたという西田氏。なぜ、安定した会社を辞め、メンタルトレーナーの道を選んだのか。

出発点は「こんな簡単なことをなぜできないのか」
会社を辞めたのは1980年。それまでは、上場企業で営業の仕事をしていました。当時は脱サラする人なんていなかったから、みんな驚いていましたね。
20代は実に無礼な人間だったんです。「なんで、こんな簡単なことをみんなはできないのか」「自分は普通の人間と違う」と本気で思っていました。まさに「チョロイの法則」通り(笑)、その考え方のおかげでぶっちぎりで成績がよかった。
「仕事なんて簡単だ」と思うようになったのは、学生時代にやっていたアルバイトがきっかけなんです。不動産でもうけている社長がいて、その下で働いていたんですが、彼はお金持ち相手にいとも簡単に別荘を売っていた。バスにお金持ちを乗せて別荘地に連れていき、現場をちょこっと見て回るだけで、超豪華なレストランで徹底的にご馳走する。それでおみやげを持たせて、その日はお終い。でも後日、営業がいくと恩と情で別荘を買ってくれる。それを見て以来、「ものを売るなんてチョロイ」と頭の中にインプットされました。
その意識で会社員になったものですから、商品がどんどん売れました。何百万円の商品でも写真を見せるだけで買ってもらえた。でも、まわりの社員を見て考えるわけですね。なんで彼らはうまくいかないんだろうと。そんな時に、脳の研究について知りました。当時、ドイツのスポーツ界で、大変なことが起きていた。全然脚光を浴びていなかった人間が、素質のある人間を追い抜いて金メダルをとっていました。彼らは何が違うのか。それはイメージ力。つまり、「できると思い込んでいるかどうか」だったんです。
「これはビジネスにも通じるはずだ!」。上司に話したら、「お前、ちょっと調べてみろ」っていうんです。そこで日本中の主要大学に電話をしたところ、そんな研究はどこもしていないと言う。上司に報告したら「じゃあ、お前がやれ」と。そこから、大脳生理学の研究が始まったというわけです。
とはいえ、文献も先行研究もありませんから、最初の8年間は失敗続き。そんな僕を見て女房が、「誰でも最初からうまくいくわけじゃないわよ」って。今でも教え子に言うんですが、「成功するには3つのものを持っていなくてはならない。1つは「夢」。2つめは「夢の話を聞いてくれる友」。最後に「夢を支え続けてくれる人」です。僕の場合は、女房が夢を支え続けてくれたんです。
会社を辞めたのは、「ブレイントレーニング」を完成させるためです。僕は、ビジネスマンだけでなく、アスリートにも効果があるだろうと考えていました。当時、スポーツの世界ではメンタルマネジメントはずいぶん遅れていましたから。そこからは、ひたすらデータ集めです。スポーツ選手を集めて、無料でさまざまなデータをとらせてもらいました。そのデータこそが、ブレイントレーニングを完成させてくれた。おかげで独立して4年間ほぼ無収入でしたが(笑)。
以下略。詳細は下記アドレスにて