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BSプレミアム・BS時代劇第一弾は司馬遼太郎原作の「新選組血風録」です。
49年前に発表された新選組を題材とした短編集で、初回の「快刀虎徹」は6番目の「虎徹」を元にしています。
今回の脚本は渡邉睦月さん。演出は清水一彦D(時代劇は陽炎3以来かな?)
鴻池善右衛門(近藤正臣さん、由蔵や容堂公より若メイクです)と近藤の出会いを名刀虎徹を軸に描きます…をメインに最初はいきなりの五稜郭・一本木陣地から斬り込む土方でスタート。
酒乱で狂気と凄味を見せる豊原さんの芹沢鴨は体格も良いので貫禄あります。
ただ一派を率いるほどの力量が感じられないのと素面の時と飲酒酩酊時の差が見えなかったのは残念。
近藤の宅間孝行さんも貫禄十分。人格者として芹沢の真逆に位置しています。鴻池虎徹と20両虎徹の殺陣の違い、上手かったです。鴻池虎徹は軽いんだな…と解りました。
原作は各話ごとに主役が異なりますが、このドラマでは土方が一貫して主役です。
なので近藤との出会い、初めて人を斬る事へのジレンマとトラウマ、武士としての覚悟、鬼の土方誕生とかなり濃いエピを盛り込みました。
あ、そうそうロミジュリ設定の恋愛エピ(ドラマのオリキャラです)もあります。
沖田は“明るい性格”と天才振りをアピール…ただ、台詞の声が甲高くなるところと、やたらハイテンションな箇所が気になります。子供っぽいのと脳天気は違います(でも江ちゃんよりはずっとマシ…)
林泰文さんの松平容保、あまりにビジュアルがピッタリすぎて大ウケです。スバラシイ!
斉藤暁さんの公用方は会津訛りで木訥さをアピール。脇を固める重要なキャストです。
ピッタリと言えば桂小五郎の野村さんも“逃げの小五郎”っぽいヘタレ振り。なかなかに雰囲気だしてます。
残念ながら近藤一党は、今回は剣の稽古・食事・市中見廻りしかシーンが無いので誰が誰やら解りません。
本読んでるから山南さん?とか槍持ってるから原田さん?とか老けてるから源さん?みたいな感じです。
芹沢一党も似たようなもんです。芹沢と一緒に居るから新見錦かな〜?とか眼帯してるから平山?とか。
近藤一派は今後の展開でキャラが立ってくると思います。
さて肝心の殺陣ですが、稽古シーン、斬り合いシーン、どれも正攻法でした。
奇を衒わずに、ひたすら“斬り合い”を見せる姿勢を評価します。
天然理心流らしい太い竹刀(木刀でしたっけ?)、イメージ出してます。小道具・美術さんGood job!
BSプレミアムで夕方6時からだと思ってチャンネル変えたら「江」だった(アララ)
で、45分後に新選組が始まるので、そのままナガラ視聴しました。
こんなどうでもいい内容を延々と…バラエティ・ドラマより始末が悪い。
一緒に断食するより着物を返却すればすむじゃないか、ヒデヨシ…備中高松城の戦いで餓死していった兵や領民の存在なんて脚本家は頭の隅にも無いんだろうな。
龍子はホントにクラブのママみたい…着物くらい京極家の名前で京の一流品が取り寄せられるはずなのに、おねだりするしか考えていない。初のオバカキャラといい、京極家の子孫の方達は抗議してしかるべき。
あ、そうそう前に三成はヘタレと評しましたが、マゾですね。
黒田官兵衛だけがオーソドックス。
戦国評論家の徳川さんちは兄弟相克に突入。
ところで公式サイトで監修の小和田先生が結城秀康が家康に嫌われたのはオコゼ(別名ギギ)みたいに顔がブサイクだったから、そんな幼名を付けて冷遇した…と述べていらっしゃいますけど義伊丸の呼称として頭に「お」を付けて「於義丸」になったんじゃないでしょうか?で、そういうオコゼ似エピはどうも後付のような気がします。
ワタクシは義伊丸が家康に冷遇され、嫡子の幼名「竹千代」に改名できなかった原因は双子で生まれたから…だと思っていました。この時代は迷信や伝承、験担ぎが常識です。
畜生腹で生まれた子を徳川から出さないと家康だけではなく家に災いが降りかかる…そういう迷信から家系から省く為に秀吉の元に人質に出す…一石二鳥だったのではないでしょうか?
小和田先生も書いておられるように残っている文献からは、なかなかの器量の人物だった事がうかがい知れます。
秀忠に押され、31才で没した結城秀康にスポットが当たる機会は少ないです。
ドラマとはいえ顔も性格もブサイク設定のキャラにはしないで欲しいですね。
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