大人気シリーズの完結編。『スパイダーマン』と同じく一旦の終結作。
1作目『呪われた海賊たち』と2作目 『デッドマンズ・チェスト』を観てないと話にならないので、御覧になる際は絶対に見ておく必要がある。
<ストーリー>
狡猾な権力者のべケット卿は、海賊、または海賊に加担したものを次々に処刑していった。もはや海賊の時代は終わろうとする時、ついに唄が唱われた。 海賊たちの集結を告げる唄が…。
べケット卿はチェスト= デイビィ・ジョーンズの心臓を手に入れ、 フライング・ダッチマン号をも手中に入れ、海賊たちの脅威になっていた。
怪物クラーケンに飲み込まれ、生も死もない 世界の果てに閉じ込められたジャック・スパロウを救い出そうと行動を開始したウィル・ターナー、エリザベス・スワン、予言者のティア・ダルマ、ブラックパール号の船員たち、そして甦ったキャプテン・バルボッサ一行は、シンガポールの海を牛耳る海賊サオ・フェンに召集を求めへ行く。しかし、それは同時にジャックの居所“世界の果て”を示す海図を手に入れる作戦だった。海軍の攻撃により手を組むことになったサオ・フェンから海図を受け取ったウィルたちは一路、世界の果てを目指す。
ジャックの救出に成功した一行だったが、ジャックはエリザベスに殺されたと皆に告げる。ウィルとエリザベスの間には不穏な影がさしていた。
偉大なる9人の海賊が集まり、行く末を話し合う場がもたれた。しかし、その場にサオ・フェンの姿はない。海軍の攻撃により致命傷をおった彼は死ぬ真際に一味をエリザベスに託し、今や キャプテン・スワンがそこにあった。協議の結果、投票で海賊王を決めることに。ジャックのまさかの投票でエリザベスが海賊王になってしまう。
いよいよ決戦が近付き、ウィルは父を助けるべく単独でべケット卿の元へ。ジャックの持つコンパスを譲ることを条件にべケット側に付く。
ウィルの考えとは?最後決戦に勝利するのは?海賊に未来はあるのか?ウィルとエリザベスの恋の行方は?そして自由を愛するジャック・スパロウが最大の選択を迫られた時、彼がとった行動とは?
<感想>
長い!約3時間だったのだけど、それが長いと感じたのは楽しめてなかったのか…?たしかにつまらなくはないのだが、途中途中で勢いを殺す演出が目立った気がした。ちっちゃいジャックが出てきたり、必要以上にオチに使われる猿などなど、一見おもしろいのだが…ちょっと個人的なツボからは反れていた。それに巨大化するおばちゃんにはこけた。
個人的にはジャック(ジョニー・デップ)が見たくて、たしかに出番は多いのだけど、いまいち その出番に相当した記憶に残らない存在だったのがガッカリ。よっぽどバルボッサのほうが大活躍だった。終盤のウィルのプロポーズで牧師さんの代わりまで勤めてたし。てか、そのプロポーズも唐突で、それを承諾するエリザベスも…オイ!って感じ。散々二人の心が離れていく演出がなされてたのに結局、ハッキリ告ったらOKなんだもん(笑)。まぁ、どうあれ、ああいうシーンはブラッカイマーらしくで好き。 緊迫した大決戦の中で他のことする!エンターテイメントだね。(←なんのこっちゃ)
唐突といえばバルボッサが甦った理由が結構あっさりしていた。そこんとこにどんな秘密があるのか、前作で期待しまくってたせいもあるのかな?
バルボッサに復活もそうだけど、個人的にあそこまでSF要素があると違和感がある。世界の果てって“精神と時の部屋”みたいなんだもん。前作までのでかいタコだとか、呪いの金貨だとか、まだ 海賊たちの時代を夢見る神秘性があった。海賊たちの戦いももっともっと泥臭さが欲しかった。でも、マストの上で対決するジャックとデイビィはかっちょよかったなぁ。不思議と「あんなトコでじゃ戦えねぇよ」っていう突っ込みは無いんだよね(苦笑)
あとは世界の果てに向かう時に海の滝が出てくるのがニヤリだった。 昔の人は海の先っちょは滝になってるって思ってたみたいだし、ああいう神秘要素が好き。
最終決戦にもっていくまでが長く感じてしまい、決戦があっという間だった。それは楽しめてた証拠かもしれないが、ジャックやウィルの戦いの他にも世界の海賊vs海軍艦隊も見たかった。たしかに見せ過ぎるよりもまるっきり無いほうがいいが、見てみたかった。たとえば白塗りのおばちゃんとか…。
ウィルのオチとしては、 “デイビィを殺した者がダッチマンの船長になる”というフレーズが出た時に薄々読めた。が、「まさか!本当になるのかよ!」でびっくりした。でも実際は悲愴的な感じがあって、戦いの最後の最後でダッチマンが浮上してきた時は『スパイダーマン3』でハリーが助けに来てくれた時のような「待ってました」感は薄かった。そのあとのエリザベスのことを考えるとさぁ…
やっぱそのこともあって、最後にはジャックの存在が薄くなってしまってる。
全体を見ると、一応WOWWOWで『デッドマンズ・チェスト』を見てったんだけど、何もかもが唐突に思えてしまって追い付けない感じがあった。もう一回見れば、それなりに客観的に見れると思うけど見る気力はさすがに無い。
よくある“期待し過ぎ”だったが、やはり、 1作目の『カリブの海賊』のワクワクは無くなっていて、それが好きだった自分にとっては普通に見えてしまった。映像もセットもとても細かく作りこんであってフィナーレを飾るにはふさわしい“パワー”はあったけど、僕は少々その力を受け流してしまったのかもしれない。
あ、相変わらず音楽は最高?b>He's A Pirateは映画史に残る傑作ですわ!
続編?なんだかんだ言ってもやったら絶対見ます(笑)
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