大人気のゲームを実写化したアクションホラー第3弾。
STORY
ラクーンシティでの惨劇から半年。世界は瞬く間にT-ウィルスに汚染され、そのほとんどが砂漠と化していた。アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は諸悪の根源アンブレラ社から執拗に追われており、仲間への危険を危惧して別行動をとっていた。
被害を免れた難民を率いて安息の地への旅を続けるクレア(アリ・ターラー)、カルロス(オデッド・フェール)、L・J(マイク・エップス)は、アンデッドやクロウに襲われ、次々にその数を減らしていった。その最中L・Jもウィルスに感染してしまう。だが、かつての仲間の危機にアリスが現れる。それを発見するアンブレラ者のアイザックス博士(イアン・グレン)はアリスの血こそ自らの計画に不可欠とスーパーアンデッドを送り込む。多くの仲間を失い、カルロスもアンデッド化したL・Jに噛まれ、感染してしまう。しかし、怒りのアリスの猛攻と自らの失態によりアイザックスもスーパーアンデッドに噛まれウィルスに感染する。
カルロスの最後の特攻を助けにクレアと難民たちを先にアラスカへ旅立たせたアリスはアンブレラとウィルスの戦いに終止符を打つべく単独で施設に潜入する。その頃、T-ウィルスに感染したアイザックス博士は抗体を多量に摂取したため突然変異を始め、恐ろしい暴君へと姿を変えていた。
感想
簡単に言うと”面白さ”は相変わらず『1』の頃から変わらない。ただし、”楽しさ”は回を重ねるごとに減っていってる。
ネタバレをすると次回作『バイオハザードIV』(仮)に続くわけだが、ここまでくるとミラにしか魅力がなくなってくる。勘違いしないでもらいたいのは僕の中でミラの魅力は言うほど大きくないということで、結果的に映画の魅力は減少していく一方なのだ。
前回、ジル・バレンタインがゲーム『3』の衣装で登場し、ファンを喜ばせたが、今回はクレア・レッドフィールドが登場する。設定を変え、兄を探す女子大生から、難民を率いる女戦士になっている。正直、残念。まぁクレアにさほどの期待も寄せてなかったが、あまりにも空気なキャラで驚いた。
決してゲームをそのまま実写にした訳ではないので、地球が砂漠になろうが、アリスが念力使おうが構わないのだが、前作の『バイオハザード||:アポカリプス』でのジルの登場や、追跡者ネメシス等のファンサービスがあると、如何せんそういったサービスを期待してしまう。今回はスーパーアンデッドと称した知性と凶暴性を高められたゾンビが登場するが、こいつはグリムゾン・ヘッドのことなのだろうか?やっと日の目を見たクロウ(ゾンビカラス)も、なんだか新しめに欠ける。期待していたタイラントは生物兵器の設定を一新し、アイザックスの不慮の事故による突然変異の怪物だった。この設定ならゲーム『2』のGのほうが相応しかった気がする。せめて次回作には強力に再生して登場するというしつこさを見せて欲しい。次回の敵はどうなるのか?いよいよでっかいヘビやワニやミミズが出でくるか?ネタにするならおもしろい。
どんどん『バイオハザード』よりも『マッドマックス』化していくが、独自の路線はむしろ嬉しいと思うが、ファンサービスだけは忘れないでほしい。前半は往年の『ゾンビ』らしさがあったのも好感はもてるのでこれも忘れないでほしい。
話は変わるが、ロメロ版『バイオハザード』も見たい。実際脚本までは出来ていたそうだ。
あと、エンディングは倖田來未がイメージソングを提供していた。これほど萎えることはない。まったくもってイメージソングなんて必要性に欠ける。むしろ映画のテンションをぶち壊しにするのでやめてもらいたい。
↑左よりクレア、アリス、カルロス
ジルは前回のアリス救出後、アンブレラの謎を追い、ボルチノアで生き残った人々のリーダーになり、アンジェラはアンブレラに操られたアリスに殺害されたらしい。小説版で明らかになったらしいが、本編ではいっさい語られてない。
前回せっかく助けた少女が次作で死んでいるってパターンは『エイリアン3』でのニュートを思い出す。劇中でアリスが悪夢にうなされるシーンがあるが、そこは殺した時のことを思い出しているからだそうだ。アンジェラを殺してしまったからこそ、皆と離別してしまい、再び操られそうになった時に反発したのだ。こういった経緯があったからこそなのだが、せめて一言劇中で言って欲しかった。クレアとジルの競演が見たかった。
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