空想無限少年

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シリーズを重ねるたびに酷評しか聞かない『ソウ』シリーズだったが、今作『ソウ4』は個人的に評価が高い結果だった。
作品の都合上、ネタバレは控えたいのでストーリーは書かないが、今回は久々に騙された。(まぁ、『パーフェクト・ストレンジャー』でも騙されたけど)
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『ソウ2』『ソウ3』に続いてダーレン・リン・バウズマンが監督をしているが脚本は変わっている。『3』公開当時は監督も降板との噂だったらしいが、引き続いて手がける事になった。
まず『ソウ』シリーズについて、僕なりの感想と評価を述べたい。
1作目『ソウ』は低予算ながら抜群のアイデアで観るものの度肝を抜き、僕としてもサイコスリラーにおいてはナンバー1の作品だと思っている。ストーリーの運び方、ドラマの理由付け、キャラ設定はどれをとっても一流であった。個人的にジグソウの深みを知りたいと思ったのも事実だが、これはこれで完成された作品だと解釈していた。そして2年後『ソウ2』が公開する。まさしく“金のなる木”を見つけたかのように続編をホイホイ作り出す姿勢はハリウッドらしい。だが、これは否がおうにも期待せずにはいられなかった。しかし、期待しすぎた。前作のノリを受け継いだのは冒頭シーンだけのように思えた。この手の映画のお約束との言える危機的状況での仲間割れ等を『ソウ』で見せられるとは思わなかったのだ。後々、見直すととてつもなく駄作といったわけではないのだが、やはり1発目は越せないお決まりのパターンだった。ラストの「弟子になれ」では、思わず「シスかい!」と突っ込みを入れたほど。続く3作目『ソウ3』。正直、やめとけよと思って劇場に足を運ぶ僕。だが、期待しまくりで観た前作と違い、今回はなかなか楽しめた。もともと”辻褄合わせ”が好きな僕なので、『1』『2』を観てきた者だけが楽しめる要素は良かった。ただ、この作品の重要なポイントなので深くは言わないが、ある理由により今回に限ってはバイオレンスシーンのエスカレートが激しすぎて、さすがに若干の不快感が伴った。『羊たちの沈黙』『ハンニバル』なんかも同様にグロテスクな描写があるが、これらはある種のドラマとして観れる完成度があった。もちろん一作目『ソウ』にも。それがここに来てまったく感じられなくなってしまったのだ。しかし、シリーズもここに来て首謀者のジグソウが死に、その後継者も絶たれた。物語としては完結してもおかしくないはずだった。
だが、ここで今回の『ソウ4』が登場する。今回はなにがポイントになるのか?それは”ジグソウが死んでしまったのにゲームが続くのはなぜか?”。予告や、特集誌などにもそう記述があるが…すっかり騙されてしまった。ストーリーの流れは『3』に似ているが、無駄にグロい部分が無いので、わりかしスマートに観れる。アメリカ公開版より若干の手直しとカットシーンがあるとか。ただ冒頭のジグソウの司法解剖のシーンはとてつもなくリアルなのでびびった。
今作で、ジグソウというキャラにまた深みを増すことになる。熱心な一作目ファンは眉をしかめるかもしれないが、ジグソウの考えには少々、賛同する部分がある。ジグソウ役のトビン・ベルも言っているが、とても興味深いキャラクターである。ジグソウが出ていないシーンでも、すべてのシーンで彼の存在が匂ってくる。それはキャラとしてはあまり無かった種類だったからではないか?だから安直にジグソウの若い時代なんかを描くことをしなかった事は評価は高い。彼が何を考え、何をきっかけに変化をしたのかを知れば、一作目からの見方の若干変わるかもしれない。
さて、勘の良い人なら途中、いや冒頭から気づいてしまうかもしれない今回の仕掛けは、僕はまったく気づかなかった。少し恥ずかしいくらいに騙されてしまい、作品の出来以前に、そこに完敗したので個人的評価は良い。ただ!手放しに喜べないのがシリーズ化されてからの欠点。いろいろあるのだが、ネタバレになるので詳しくは言えない。が、ちょっと言うと重要な部分の説明が無いのだ…。一言で言えば「なんでおまえ!?」。おそらく続編で解説があるのだろうが、ここが観る者が(少なくとも日本人は)萎えるところだと解ってないのだろうか。
それにしても、まさに最初からずっとシリーズを観てきた人のための映画で、これまでの流れをだいたい把握してないと(特に『ソウ3』)置いてけぼりをくらうので注意したい。全体を通すと『ソウ』シリーズは一作目だけが浮いてしまう結果になっている。無論、最初は続編なんて作る気はなかっただろうからしょうがない。
一作目では『ソウ』における前提のルールを覚えるためにあると解釈する。
1,被害者は”命”や”生きる事”を軽んずる者
2,ゲームのルールに従えば、必ず生き抜くことができる
3,映画の仕掛けは、必ず冒頭からバラしている
続いて『ソウ2」は、可能性を示唆している。ジグソウの殺人ゲームの変化とドラマの変化をしっかり受け止める。そして『ソウ3』ではここまでの人物(『1』で死んだ者以外)を整理しておく。そうすると『ソウ4』はかなりしっくりくるはずだ。つまりは『2』〜『4』でひとつの作品と解釈すると納得できるのではないだろうか?
人それぞれの楽しみ方があるが、これも一興である。
さて、シリーズは『ソウ5』へと続くようだ。『4』で完結しても問題はないが、それは毎回思わされること。が、いい加減、次作ではこれ以上どう変化をつけ、楽しませてくれるのか…まったく予想ができない。なのでまた来年、劇場に足を運ぶとしよう。

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