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先日、見に行ってきた新生『北斗の拳』五部作第三弾にあたる『ラオウ伝〜激闘の章』。もちろん物語は劇場版『ラオウ伝〜純愛の章』の続編となっており、すでにOVA発売されている『ユリア伝』と合わせて鑑賞することをお勧めする。
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★南斗最強の男・聖帝サウザーを倒したケンシロウ。一方、拳王=ラオウは今まさに覇業を成しえようとしていた。
そんな頃、南斗最後の将を守護する五車星のひとり、山のフドウがケンシロウの元へ訪れ、将に会ってほしいという。最後の将の正体はケンシロウ最愛の女性ユリア。ユリアが生きてると知れば暴凶星となりえるラオウよりも先にユリアに会わせなくてはならない。
同じ頃、自らの手で葬った師リュウケンや、亡き弟トキに本当の悲しみと愛を問われながらもラオウは我道を進もうとする。そしてラオウもまた最後の将の正体を知り、ユリアの元へ走る。
ユリアを掛け相見えるケンシロウとラオウ。宿命の戦いが始まるも、リハクの誤算によりラオウはユリアを連れ去ることに成功してしまう。だが、ラオウの身体にはこれまで知る由もなかった“恐怖”が刻み込まれていた。恐怖を拭うべく、かつて唯一恐怖したというフドウをその手にかけようとする。しかし、悲しみから生み出される底知れぬ力に再び恐怖するラオウ。最後の手段として自らが悲しみを知るべく、ユリアでさえも手にかけてしまう。
究極奥義を互いに修得し、ついに最後の戦いを始めるケンシロウとラオウ。果たして乱世に生き残る北斗最強の男はどちらか?…だが、この時すでにラオウはある決断をしていた。


自分はもちろん『ラオウ伝〜純愛の章』、『ユリア伝』も鑑賞済みで見に行った。北斗ファンも唸る出来であった。ちょっと傷口の作画に力を入れてもらえれば文句無しだったのだが…。

話題となった有名人ボイスキャストの起用は、前2作に比べ違和感は減ったように思える。それでもオリジナルのパワーには及ばない。と、言いつつも、このキャストにはあまり文句はなのだが、他の北斗ファンはどう思っているのだろう?聞いてみたいところだ。
以下が、代表的な有名人キャスト表である。
☆オリジナル声優
阿部寛(ケンシロウ)☆神谷明
宇梶剛士(ラオウ)☆内海賢二
石田ゆり子(ユリア)☆山本百合子
角田信郎(赤鯱)☆郷里大輔
柴崎コウ(レイナ)劇場版オリジナルキャラ
阿部寛のケンシロウは個人的にOKで角田信郎の赤鯱も違和感はない(余談だが、オリジナル赤鯱を演じていた郷里氏は今作では山のフドウをあてている)。やはりラオウとユリア…しかし、ラオウの宇梶剛士もDVDでの再録音も経て、かなり良い線までラオウを演じていると思った。ことに今回はほぼ主役で、ラオウの死こそ、北斗伝説のターニングポイント。生半可で勤まる役ではないということだ。問題はユリア=石田ゆり子…もう『もののけ姫』とは違う!と言いたい。特に『ユリア伝』での棒読みっぷりに苦笑してしまった。ここだけが残念でならない。


なににしてもリメイク作は批判がつきもの。ことに『北斗の拳』のように歴史ある作品では賛否両論が激しいであろう。最近ではアニメ版&実写版で『ゲゲゲの鬼太郎』がリメイクされたが、やはり実写版は酷評を多く聞く。一方のアニメ版は個人的には非常に気に入ってて、特に一反木綿に八奈見乗児、ぬらりひょんに青野武をキャスティングしたことに拍手をおくりたいw。さらにストーリーに今後の伏線も臭わせ、単純に一話完結にしていない部分も好感が持て、作画も安定している。
さて、話はそれたが、『北斗の拳』もリメイクらしいリメイクは今回が初めてだが、作画や声優も含め良点も数々あると思う。

今回、ラオウにスポットを当て、“ラオウの生きざま”をテーマにした作品であるが故に、泣く泣くカットされてしまったキャラのひとりに雲のジュウザがいる。ジュウザは五車星のひとりで、ちょい役とはいえ、その姿が確認できたシュレンやヒューイよりも重要なキャラだ。原作ではこのジュウザが本気になったことでラオウが最後の将の正体を悟るのだが、今回はカツラヤロウ(名前なんだっけ?)の偵察だけで正体バレしてしまったのが残念。ジュウザは個人的にレイやアインに並び好きなキャラだけにより悔やまれる。
また原作になかったシーンに拳王軍の解散がある。最終決戦直前に私欲の権化のような下衆をラオウ自らの手で抹殺し、序所に南斗自由軍によって拳王軍が衰退していくのである。それはラオウの決意の現れである。この乱世では秩序の欠片もなかったが、ラオウによる恐怖支配によって“ある種の秩序”が生み出され、そこを救世主によってとって変わられることをラオウはどこかで願っていたのかもしれない…という新しい解釈がなされていた。ただ覇者となることだけを目的としていた訳ではなく、自分自身が生まれた意味を探していたのかもしれない。修羅の国でのカイオウでの戦いにてケンシロウは「トキもラオウも愛に彷徨していた」と語っている。ラオウなりの愛の在り方というものをより深く解釈することができるのが今作の魅力ではないだろうか。
そして、昇天のシーンは身ぶるいした。全身全霊を出し尽くした男だから言える「我が生涯に一片の悔い無し!!」は北斗ファンは必見であろう。


今後この真・救世主伝説は『ケンシロウ伝』へ受け継がれていくことになる。すでに今作に赤鯱が登場したことから修羅の国編をメインに描かれるのではないだろうか。
原作者が無きものにしたいという話もある“北斗・第2部”だが、いかにして完結を向かえるのか、今から楽しみでならない。

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ふらりと寄った古本屋で『北斗の拳TFC』全12巻が1800円で売っておりました!
コンビニとかで売ってるシリーズですね。

こりゃチャ−ンス!!

その昔、友人からコミックスを借りたのが始まりで『北斗の拳』は大ファンなのですが、ラオウ編までしか読んだことがなかったのです。

ある友人は「面白いのはラオウが死ぬまで」と言ってたり、後半は武論尊もやっつけ仕事だったそうで、そんな話から、特別読みたいとは思ってなかったのです。
しかし、劇場版『真・救世主伝説 北斗の拳<ラオウ伝・純愛の章>』を見たことで、再熱!常々、全巻揃えて読みたいと思ってました。


とりあえず、ラオウ編まで、一気に読みましたが…やっぱイイ!!まさに男の読み物です。

僕のベストキャラは…
(ラオウ編まで&ケンをのぞく)

義星のレイ

物語序盤のケンシロウの良き戦友。ラオウの秘孔術によって3日の命になるも、トキに救われ、白髪に…その後のユダとの決戦と別れは感動しました。

仁星のシュウ

子供達を守るため聖帝十字陵を登るシュウは物語きっての感動をくれました。にしても、彼はなんとも悲劇的なんでしょうか…すべては運命が動かしたことでも、彼の語るひとつひとつの言葉が熱く心に残ります。

拳王ラオウ

物語のもうひとりの主役といってもさし支えないでしょう。圧倒的な存在感、「我が生涯に、一片の悔い無し!!」は名言界の名言!漫画を読む前から知ってたくらいですからね。彼もまた、北斗神拳の伝承者だった…そう思うと、なんとも虚しいものなのでしょうか。


もちろん、この3人の中以外にも、トキ、サウザー、ジュウザ、リュウガ、ジャギなんかも大好きなんですが、特筆しました。
どの強敵にも影があり、物語がありました。悪役が悪役で終わらず、脇キャラが脇キャラにならない…それがこの漫画の魅力だと思います。

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