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リビング・デッド・ワールド

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奇才ジョージ・A・ロメロ、彼は天才です。

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ジョージ・A・ロメロの傑作にしてゾンビ映画の原点『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のリメイク。
同作のリメイクとしては『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世記』として、すでにされている。今作は立体映像で迫力あるゾンビ映画を提供するのを目玉にしている。
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結果から言えば残念だった。まず、立体にする意味が無かった…。(かと言ってそのままリメイクしても客足はのびないだろうが)そもそも、配布された立体眼鏡(ちびっ子の飛び出す絵本と理屈は同じ)も見え辛いだけで、目が痛くなった。たまらず30分ほどではずしてしまった。
内容は『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を彷彿とさせる冒頭シーンから(と、言うよりオリジナルの映像使いすぎかな?ちょっと萎えます)王道のストーリーで、まさにゾンビファンのためにゾンビファンが作った映画のようだった。
笑ったのが、教われたヒロイン、バブが誰に教われたと聞かれ「ゾンビよ!」と言うとこ。そこそこゾンビ映画を観てきたが、ここまで単刀直入に『ゾンビ』と発言した人も珍しいと思う。しかもこのヒロイン、「バーバラ」と呼ばれると「バーブよ」と言い返す。解る人しか解らないサービスだろうか(笑)
途中、立体映画ということで銃を正面に構えて撃ち、その弾が『マトリックス』のようにゆっくり飛んでくという、ちゃちな合成を入れるのはちょいマイナス。これ意外のもちょこちょこ余計な事をしてるように思えるシーンがあった。これが目立つとオリジナルに少し手を出しただけの印象が強くなる。しかたがないようにも思えたが、避けてほしい演出だった。
評価したいのは黒幕の親父、通称ジュニア。個人的には味のある怪演で好きだった。”ゾンビ映画の悪役は派手に死ぬ”のお約束通り、内蔵をぶちまけてくれたのは彼だけだった。にしても内蔵はみ出てんのに、コンクリを車に叩き付けたのはびびった。自分の血を聖水と称してパパゾンビに飲ませてた異常性は良かった。ゾンビって歯が無ければ、やはり吸うしかないのね。
ゾンビ誕生の理由付けをしたのには複雑な感じで、たしかにあの火葬場が無ければオリジナルの焼直しにしかならず、なにか大きな違いをだしたかったのは解る。しかし、ロメロの描く終末の世界観が前提にあった僕は意外な感じで、すこし被害が小規模に思えてしまった。
パンフを読んでも”立体映画”であることを全面に押してるが、正直期待はずれもいいとこ。普通の映像でDVDになったらまた見直したい。映像技術ってのは、ある側面ではまだまだなんだなと思った経験だった。
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↑こちらパンフと立体メガネ。パンフのデザインは好き。中身は薄いがしっかり500円する。
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やはりオリジナルは最高!
構図、シチュエーション、キャスト、どれをとっても素晴らしい!いよいよDVDも購入した!!ロメロゾンビはいいよね。最新作『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』や『死霊のえじき』のリメイク版、『28日後…』の続編『28週後…』と2008年もゾンビ映画目白押しなので期待したい。

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