部屋

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

部屋 2

取り出したそれは棒のようなものだ
細く長くところどころごつごつとしてて
木の棒かなんかなんだろう
なんとなく僕はそう想像した

これを使って出られるとは思えないので
すぐにその場に置いておいた

他に何かないか探す
しかし、暗がりの中では
何も見つけることができない

どうすればいいだろう
何をどうしたら出られるだろう
なぜ僕はここにいるんだろう
果たして僕は生きているんだろうか
ここがあの世というところなのだろうか
生前僕は、いい事ということは何もしていない
どちらかといえば、人のものを盗んだり
人を傷つけたり、何かを壊したり
とにかく、死んだら地獄行きだろうという事しかしていなかった

今まではいつ死んでもいいって思ってた
だけど、こうゆう状況に立たされて
初めてまだ生きていたい
これからはいいことをしたい
平凡な生活がどれだけ幸せだったか
そんな事ばかり考えた

いけない!
考えてばかりじゃここからは出られない
壁をぶち抜いて出るしかない
なんせ、窓もドアも無いのだから
僕はさっき置いた棒を拾いなおした
そして、思い切り壁を叩いた
この力で叩けば人一人殺せるぐらいの力だ

壁はびくともしなかった
むしろ棒が鈍い音共に折れてしまっただけだった
だけど僕は諦めないで自分の体を使って叩いた
叩いた、殴った、蹴った

以外に脆く僕の心が折れた
壁はびくともしないのだ
多分コンクリートでできていて
こんなやわなものじゃ破壊できない
その途端、急に音が鳴り始めた
壁の中から聞こえてくる
まるで壁が振動して、喋っている様に

部屋 1

ここはどこだろう
気がついたらここにいた
ここへくる前になにをしていたかもわからない
辺りは真っ暗で何も見る事ができない
ここは安全なのかさえわからない
誰かの気配がするわけでもない

僕は手探りで何か明かりになるものはないか探した
何もみつからない
ただ暗闇に包まれるだけだ
体がうまく動かせない
どうやら、薬か何かで眠らせれて
連れて来られたみたいだ
その薬が抜けないのだろう
体がうまく動かせない

どれくらいの時間が過ぎただろう
多分5分と経っていないのだけど
この状況ではそれが1時間にも2時間にも感じられた
なんとか目もなれてきた
なんとなく何かが見える
それが何かはわからないけど
何かがそこにはある
それが何かを探ろうとするけども
なんとなく影が見えるだけだ

体は動くようになった
どうやらココは部屋みたいだ
部屋の中を一周してみたが
そこには窓もなく、扉も無い
どうやってココへ入れられたのだろう
とにかく明かりが欲しい
暗闇の中で識別できる事はたかがしれている

次に僕はさっきの影に近づいた
そこにある影に触れる
それはどこかで触った事のある感触だった
何かが袋に包まれている
ごつごつとした何かだ
僕はそれを取り出した

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事