|
澱江雑詠 玄齋 (上平聲十三元韻)
澱 江 殘 照 刻 舟 痕 秋 老 荒 叢 落 葉 繁
難 耐 節 過 同 短 夢 愁 心 未 賦 舊 題 存
澱江の残照 舟痕を刻み
秋老いて 荒叢 落葉繁し
耐え難し 節の過ぐるは短夢に同じ
愁心 未だ賦ぜずして 旧題存す
※澱江(でんこう): 淀川のことです。
※残照(ざんしょう): 夕日の光、夕焼けのことです。
※舟痕(しゅうこん): 船が通った後にできる波のことです。
※荒叢(こうそう): 荒れた草むらのことです。
※愁心(しゅうしん): うれえる心、寂しい気持ちのことです。
※旧題(きゅうだい): 昔の詩のことです(解説参照)。
訳:
淀川の夕焼けは、船の通った後を照らし出していた。
秋は終わりに近づき、荒れ果てた草むらには落ち葉が多くなっていた。
時の過ぎるのが短い夢と同じようなのは、何とも耐えがたいものだ。
私は寂しい気持ちになって、昔に淀川を詠んだ詩のようには、詩を詠むことができずにいた。
解説:
淀川の晩秋の光景を詠んでみました。
夕焼けに照らし出される、船が通った後の波は、寂しくて美しい光景ですね。
今年はあっという間に秋が終わってしまうようですね。
夏は長く、秋の短い季節を詠むのは、とても難しいものに思います。
(注)「旧題」の部分の解説を書き換えます。
「旧題」とは、昔の詩を示していて、今回は藤井竹外の『花朝下澱江』という詩を指しています。
藤井竹外『花朝下澱江』 - 詩詞世界 碇豊長の詩詞
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shici/shi3_07/jpn160.htm
竹外の詩では、「雪が山にかかっていて、まだ春はやってこない」となっていますが、
一方で、今年は季節の過ぎるのが早い、という対比を狙ってみたつもりです。
↑の部分は、もう少し考えていきます。
|
淀川ですかぁ。。。私はニューヨークに住んでいる割には、めちゃんこ、この川に詳しいのです。職場が、まるで淀川まで徒歩5分のところにあるような感じがします。
2007/11/26(月) 午後 2:52 [ 屋根裏の秘密 ]
九太郎さん、コメントありがとうございます。
ニューヨークのカンサイ・シティーですね(笑)。
僕も徒歩五分で、淀川のある辺りに住んでいます。
ボートや船の通りが多く、眺めていても飽きない風景ですね。
2007/11/26(月) 午後 3:06
「澱江」は何となく淀川とわかりました。想像が当たってうれしかったです。でも「旧題」というのがよくわかりませんでした。昨日の詩題などということを漢詩では詠むのですか? 無知でごめんなさい。
2007/11/26(月) 午後 3:27
akiko さん、コメントありがとうございます。
すみません。「旧題」の部分をもう一度書き直します。
「旧題」は「昔に作られた詩」という意味があります。
調べ直すと「昨日の詩題」ではありませんでした。すみません。
ですからこの詩では、「昔の『澱江』を詠んだ詩のように、
うまくこの気持ちを詠むことができない」という風に詠んだつもりです。
その部分をもっとわかりやすく、記事を書き直すことにします。
2007/11/26(月) 午後 4:08
暫くご無沙汰でした。秋は本当に短いですね。こちらは今日台風が来ました。おかしいでしょう。もう11月なのに。
淀川はこれですか。
”淀川(よどがわ)は、琵琶湖から流れ出る唯一の河川。 滋賀県、京都府及び大阪府を流れる淀川水系の本流で一級河川。”
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%80%E5%B7%9D
2007/11/26(月) 午後 6:01 [ pure taiwan ]
PURE さん、コメントありがとうございます。
お久しぶりです。そちらのブログも更新されていて嬉しいです。
こちらは大分寒くなりました。秋は短かったですね。
台湾ではまだ台風があるのですね。地球上の気象が狂ってきているのでしょうか。
淀川はそれであっています。僕も川の近くに住んでいます。
琵琶湖のおかげで、渇水に悩んだことがないのが良いところです。
2007/11/26(月) 午後 6:17
akiko様が言われる通り私も旧題は少し引っかかるような気がしました。でも玄様の心はよく判ります。傑作ポチ!
もうすぐ12月。お互いに身体に気をつけましょう。
2007/11/26(月) 午後 8:04
はせさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
僕も「旧題」というところに引っかかりを覚えてきました。
もう少し考えたり調べたりしてみます。
急に寒くなったので、体には気をつけようと思います。
2007/11/27(火) 午前 0:24
げげげ、玄さんとめっちゃ近かったりして。。。
2007/11/28(水) 午後 7:44 [ 屋根裏の秘密 ]
玄さん、こんばんは。
PCを修理に出しましたのでおそくなります。
秋は短いとありますが写真撮っていますと秋の紅葉遅いです。
夏が長いという事ですね。ポチおそくも必ずきます。
2007/11/28(水) 午後 8:41
九太郎さん、コメントありがとうございます。
お互いにとても近いところに住んでいるのではと思いました。
2007/11/29(木) 午前 11:43
ほしさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
PC を修理に出すのですか。大変ですね。
またゆっくりとそちらのブログの写真を見に行きます。
秋の紅葉は遅いですか。紅葉の見頃はこれからなのですね。
夏はすごく長かったですね。紅葉の写真を拝見します。
いつも見ていただいて、とても嬉しいです。
2007/11/29(木) 午前 11:47
時の過ぎるのが短く(感じ)て耐え難いのは、30〜60代くらいの感覚でしょうか?それよりも若い世代は、時の過ぎるのは早いとはあまり感じないだろうし、60代以降は耐え難いということはないだろうし。。あくまでも個人的主観です。
2007/12/1(土) 午後 11:20
コナン王子さん、コメントありがとうございます。
僕も 30 代になってから、急に時間の動きが速くなったように感じています。
今まで無駄な時間を過ごしてきた部分が多いのかなと、振り返っています。
長い年月を掛けて、その時間の早さにも慣れてくるのでしょうか。
僕も時を惜しまずに精進していきたいです。
2007/12/3(月) 午後 2:32
高槻のええとこブログさん、トラックバックありがとうございます。
昔の日本人の漢詩も少しずつ学んでいます。
そちらのブログを訪問いたします。
2009/2/2(月) 午後 1:48