|
小春出游 得眞 玄齋 (下平聲十一眞韻)
温 風 緩 度 曲 江 津 温風緩く度る曲江の津
吟 屐 逍 遙 愛 小 春 吟屐逍遙 小春を愛す
四 方 囘 首 紅 楓 散 四方 首を回らせば 紅楓散じ
蕭 寂 山 容 已 痩 身 蕭寂たる山容 已に痩身なり
現代語訳:
温かい風が緩やかに吹き渡る、川の流れが曲がる所にある渡し場のあたりで、
詩人は気ままにぶらつきながら、この小春日和を愛していた。
しかし四方を振り返って見れば、紅葉した楓(かえで)はすっかり散ってしまった後で、
もの寂しくなった山の姿は、すでに(木々が葉を落として)痩せた姿になっていた。
語注:
※曲江(きょくこう): 川の流れが折れ曲がるところを指しています。
※吟屐(ぎんげき): 詩人の履き物のことで、詩人が外出することを指しています。
※逍遙(しょうよう): のんびりと気ままにぶらつくことを指しています。
※回首(かいしゅ、こうべをめぐらす): 振り返って見ることです。
※紅楓(こうふう): 紅葉した楓(かえで)のことです。
※蕭寂(しょうせき): もの寂しい情景を指しています。
※山容(さんよう): 山の姿や、山の形のことです。
解説:
小春日和に外へ外出する情景を詠みました。
漢詩の会の課題で、分韻(韻のくじ引き)で「眞」の韻を引き当てました。
小春(しょうしゅん)は陰暦十月の別名で、この時期は春のように温和な気候で、
花の咲く時期があることがあることから来ているそうです。
この時期は温かいとは言っても、冬の気配はどんどん近づいてくるのが感じられます。
季節の入れ替わりの激しさを感じます。
修正(2008/11/14):
起句の「温風」を「午風」に改めます。
午 風 緩 度 曲 江 津 午風緩く度る曲江の津
|
玄さん♪
…写真があると違いますね。玄さんが歩いてる姿浮かべながら詠んでいます。(しょうしゅん)この頃はまだ夏の花が咲いていますね、
漢詩の会==難しいのでしょうね。ポチ
寒くなります、お風邪に気をつけてね。
2008/11/8(土) 午後 7:07
冬まじかの景色の漢詩。
いいですね。すでに冬ではないか・・・・
のんびり歩くも種類があるでしょうが、なんだか心のなかを見ることができますね。
傑作ポチです。
風邪などひかれませんように。おやすみなさい。
2008/11/9(日) 午前 1:06
ほしさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
この写真は月山を撮った写真ですね。
僕はこの詩を漢詩の会の時に作りました。
川辺を散策している気分でこの詩を考えていました。
この頃にはまだ夏の花が咲いているのですね。
実際の景色とも照らし合わせてみたいなと思いました。
漢詩の会は病院の通院以外で遠くへ外出する月一度の機会ですので、
いつも楽しみにその日を待っています。
親切な方ばかりなのが嬉しいです。
夜はとても冷え込みますね。風邪には特に気をつけていきます。
いつも温かいコメントをありがとうございます。
2008/11/9(日) 午前 1:23
Ruri さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
小春日和の中を散策して、冬の景色を見つけてしまう、
そんな季節の移り変わりの情景を想像していました。
暖かい中をゆっくりと歩く、そんな散歩も時々しています。
景色の中に情を織り込む、そんな風に詩を作っていけたらいいなと思っています。
風邪を引かないように、これからゆっくり休むことにします。
おやすみなさい。いつも温かいコメントをありがとうございます。
2008/11/9(日) 午前 1:30
冬まじかという頃の詩ですね。
物悲しい季節になってきた、
そんな感じがよく伝わってきます。
2008/11/9(日) 午後 11:16
ウィルさん、コメントありがとうございます。
冬が近づいている、初冬の光景を念頭に置いて詠みました。
一時的に温かくなってもどこかもの寂しい、
そんな雰囲気を少しでも表現できていれば良いなと思っています。
2008/11/10(月) 午後 4:12
はせも小春日和にはシルバーカーを押して外出をするよう心がけていますが、なにしろ樹木が全然ないところで紅葉、黄葉も見られず寂しいです。玄様の漢詩にはいつも感心するばかり。
ポチです。
2008/11/10(月) 午後 8:23
こんにちは。
山形県のどこから見える月山でしょう。3つのお山からなる月山には毎年参拝に行っております。
玄さん、小春日和の日の外出のおりの情景の漢詩でしょうか。
素晴らしい漢詩、ろうろうと詠う声が聞こえるようで 聴き入っています。傑作ポチ♪です。
そうですね、暖かい小春日和は長く続かずに どこかもの寂しいこの頃ですね。これからは寒い日ばかりになってきます、お身体お大事になさってくださいね。
2008/11/11(火) 午前 10:58
はせさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
はせさんも散歩をなさっているのですね。
そちらは暖かいでしょうか。今日はより寒くなりました。
近所の銀杏もやや黄色くなり始めたところですね。
季節をやや先取りしすぎたかなと思いました。
歩いて見た光景をそのまま漢詩にできるようになれたらいいなと思います。
これからもどんどん漢詩を作っていきます。
2008/11/11(火) 午前 11:27
y5812y さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
この月山の写真は素材のサイトを検索して出て来たものです。
もとのページにも、どこから見た写真なのかはわかりませんでした。
毎年参拝に言っておられるのですね。良い風景ですね。
小春日和の冬が近づいてきた中を散歩する、そんなイメージで詠みました。
そんな風景が少しでも描けていたら嬉しいです。
気温が次第に下がってきて、冬が少しずつ近づいているのを実感しています。
こんな時には特に体調に気をつけたいですね。暖かいコメントありがとうございます。
2008/11/11(火) 午後 0:02
なかなか訪問できなくてごめんなさい。素人でよくわからないのですが、ちょっと疑問に思ったのは、秋でも「温風」でいいのだろうかということです。確かに「小春日和」とは言いますが、いきなり「温風」から始まるのは、どうも季節が合わないような気がしてしまいました。はっきり書いてごめんなさいね。
2008/11/12(水) 午後 2:55
akiko さん、コメントありがとうございます。お久しぶりです。
小春日和の「あたたかい」という表現については、以前にも
ご指摘いただいた点のように思います。僕もすっかり忘れていました。
さて、「温風」を調べてみますと、春から夏にかけての風を指していますので、
小春日和では季節が合いませんね。修正します。
冬の詩では、「午日暄なり(昼に暖かい)」という表現がありますね。
そこで「温風」を「午風」と改めてみます。
午風緩度曲江津 午風緩く度る曲江の津
これならばいいのではと思います。
2008/11/12(水) 午後 4:37
どうもありがとうございました。
2008/11/14(金) 午前 10:59
akiko さん、コメントありがとうございます。
これからも気づいたところがあれば言って下さると嬉しいです。
2008/11/14(金) 午後 5:14