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晩秋洛北 玄齋 (上平聲四支韻)
圓 光 寺 裏 餞 秋 時 円光寺裏 秋を餞るの時
滿 目 錦 楓 搖 落 枝 満目錦楓揺落の枝
石 徑 染 苔 紅 幾 片 石径 苔を染める紅幾片
疎 林 返 照 入 新 詩 疎林の返照 新詩に入る
現代語訳:
秋を送る季節の、円光寺の中では、
見渡す限り、錦のように美しい紅葉の楓(かえで)の枝が、風を受けて落葉するのが見える。
石畳の小道には、苔を染める紅の葉がいくつも落ちて、
葉が落ちて疎らになった林を照り返す夕日の光が、新しい詩の中に入っていくようだ。
語注:
※裏(り、うち): 「〜の中」という意味です。「中」の仄声での表現です。
※餞(せん、おくる): 送る、送別をする、という意味です。
※満目(まんもく): 見渡す限り、という意味です。
※錦楓(きんぷう): 錦のように美しく紅葉した楓(かえで)のことです。
※揺落(ようらく): 木の葉が風を受けて散ることを指しています。
※石径(せっけい): 石畳の小道のことです。
※疎林(そりん): 落葉して疎らになった林のことです。
※返照(へんしょう): 夕日の照り返しのことです。
解説:
洛北、つまり京都の北の辺りの晩秋の光景を詠みました。
洛北の秋と言えば紅葉で有名ですが、特に有名なのは円光寺の紅葉ですね。
特に美しいのは、真っ赤に紅葉した葉が苔の上をびっしりと覆っている姿ですね。
夕方にはライトアップもされるので、とても荘厳な景色が見られます。
僕もいつかもう一度行ってみたいと思っています。
(残念ながら、写真は円光寺のものではありません)
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京都の紅葉と、春の桜は目の奥にあるくらい美しい光景ですね・・・。私の家の玄関にもカエデが紅葉して、季節を生きています。
紅葉は、人を静かにさせますね・・・。秋の良さは、賑やかではないところでしょうか・・・。
傑作ポチです。
良き日でありますように。
2008/11/13(木) 午後 3:46
Ruri さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
紅葉と桜の色づいている景色は、日本の美しい光景ですね。
今日は暖かいですが、近所では少しずつ葉が黄葉していますね。
肌寒いこともあって、紅葉は静かに鑑賞するのが良いですね。
晩秋は寂しげな光景ですが、僕も好きな季節ですね。
2008/11/13(木) 午後 4:09
自然の美しさ不思議です。
葉がみどりか紅色に変り落ちてくる落ちた葉又綺麗ですね。
晩秋の光景を浮かべながら詠みました。
心穏やかになります。ありがとうございます。ポチ
玄さんのお好きな季節楽しんでください。
2008/11/13(木) 午後 8:05
写真と詩があいまって相乗効果をあげています。
私は円光寺へは行ったことはありませんが、秋の京都は人が多くてもなぜかしっとり落ち着いているのが不思議な街です。
ポチ!
2008/11/14(金) 午後 3:15
ほしさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
緑の葉が真っ赤になって落ちる光景はとても見事なものですね。
晩秋の静かな光景を思い描いていました。
穏やかな気分になったのですね。ありがとうございます。
この季節のいろいろなブログの写真も楽しんでいこうと思います。
少しずつでも進歩していけるようにと努力していきます。
2008/11/14(金) 午後 5:07
はせさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
紅葉の写真は円光寺の写真ではありませんが、
雰囲気の近いものを選んで載せてみました。
僕も最近京都に出かけることはあまりありませんが、
落ち着いた町並みを友人と歩いたことをしみじみと思い出しています。
本当に京都は魅力のある場所ですね。
2008/11/14(金) 午後 5:12
京都・円光寺は一度行ってみたいと思っています。
かえでの朱と苔の緑のコントラストを
よく詠まれていますね。
結句の夕日の光に新しい詩が。。。傑作です。
傑作のぽちり。
2008/11/16(日) 午後 2:51
吉祥天さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
円光寺は写真よりも紅葉の葉がきれいに紅くなっていますので、
素晴らしい景色が見られますね。
苔の上を紅い葉が敷き詰められている景色は見事なものでしたので、
少しでも伝えられればいいなと思っています。
枯れ木の間を夕日が差し込むのも良い景色だと思いました。
新しい詩にそんなイメージが織り込めていればいいなと思います。
こういった風景の詩は、これからももっと勉強していきます。
2008/11/16(日) 午後 3:44
こんなふうに、紅葉を落ち着いて鑑賞する余裕が持ちたいものですね。毎日の雑事に追われて、なかなか、そうした余裕がありません。
2008/11/16(日) 午後 4:16
ウィルさん、コメントありがとうございます。
僕も遠方まで出かけていって、紅葉を楽しむ余裕というものは、
年を追うごとに少なくなってきています。
せめて漢詩の中では、こういった光景を楽しんでいこうと思っています。
2008/11/17(月) 午前 10:41
不孤さん、トラックバックありがとうございます。
紅葉とお寺の写真がなかったので、とても助かります。
そちらの記事の最後の写真が特に綺麗ですね。
2008/11/24(月) 午後 9:56
不孤さん、元日のトラックバックもありがとうございます。
世界中で「窮鬼 = 貧乏神」が暴れ回る世の中ですね。
今年は明るい世の中を迎えられればいいなと、切に願いたいですね。
2009/1/4(日) 午前 11:01