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送春有感 玄齋 (上平聲十三元韻)
殘 櫻 零 落 帶 愁 痕 残桜零落して愁痕を帯び
寂 寂 庭 除 幽 草 繁 寂寂たる庭除 幽草繁し
獨 憶 芳 時 三 月 盡 独り芳時を憶う三月尽
不 堪 感 舊 欲 無 言 感旧に堪えずして 言うこと無からんと欲す
現代語訳:
散り残りの桜の木は花が枯れ落ちて、(春の)愁いのあとを身に帯びており、
ひっそりと静かになった庭の階段には、草が深く生い茂っていた。
一人で花の盛りの時期を思い出している陰暦三月の春の終わりは、
昔のことを思い出しては心を動かされることに堪えられず、
もう何も語ることはしないでおこうと思った。
(そんな当時の気持ちを詠んでいました。)
語注:
※零落(れいらく): 葉や花が枯れ落ちることです。
※寂寂(せきせき): ひっそりと静かな様子を示しています。
※庭除(ていじょ): 庭の階段のことです。
※幽草(ゆうそう): 深く生い茂った草のことです。
※芳時(ほうじ): 春の花の盛りの時期を指して言います。
※三月尽(さんがつじん): 陰暦三月の終わりのことです。
春の終わりの時期です。
※感旧(かんきゅう): 昔のことを思いだして心を動かすことです。
解説:
ようやくインフルエンザから一段落して一安心です。
慌ただしかった一週間が無事に過ぎていったのはほっとしています。
これは今月の漢詩の会の課題をもう一首作ったものです。
送春の落花の時期に昔のことを思い出すと、
思うところが多くて何も語れなくなってしまう、
そんな当時の気持ちを詠んでいました。
葉桜の画像は以下のサイトのフリー素材を利用いたしました。
フォトライブラリー
http://www.photolibrary.jp/
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kouionagasu45 さん、コメントありがとうございます。
落ち着いた気持ちで練習すれば、僕にも多少はましなものが
書けるといいなと思います。文字の大きさを揃えるといいのですね。
次に筆を取る機会があれば、練習を重ねてみたいです。
昔の大臣は筆もよくしたのですね。
心を鍛えるためには常に文字を書くことも必要なのでしょうね。
2009/5/30(土) 午前 10:36
晩春の愁いがとってもきわやかに感じられます。ポチ
2009/5/30(土) 午後 4:19 [ チョコ ]
書家の文字は色気が多いので、魯山人は書家の書と料理人の料理は食べれないと言ったそうです。料理人もこれを食べさようと色気が多い感覚を魯山人は嫌ったのだと思います。古物多少わかるになると書家の書はすぐに分かるようになりますよ。簡単な見分けかたは、書家の文字は芯が通ってないです。文人とか坊主とか人物が書いた文字は芯が通っています。一文字一文字に色気があって書くと駄目なようですよ。余談でした。
2009/5/30(土) 午後 8:22 [ koh**nagasu*5 ]
玄さん、お元気ですか?
今日も漢詩を楽しませて頂きました。
お体をご自愛くださいね。週末になりましたね。
どうぞリラックスくださいね。美味しいものを食べるのも楽しいですね。漢詩にポチです。
2009/5/31(日) 午前 1:06
その時期に昔のことを思い出すといろいろなことがおもいだされますね、確かに。
2009/5/31(日) 午後 4:26
choco3784 さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
晩春の寂しい感じが出せていればいいなと思います。
漢詩の美しい言葉を少しずつ探っていければいいなと思います。
2009/6/1(月) 午後 2:03
kouionagasu45 さん、コメントありがとうございます。
技巧に溺れることなく、気持ちをこめて書いた方がよいのだと理解しました。
いろんな世界にも通じそうな言葉ですね。
僕も漢詩やほかの物事を学んでいく中で、気をつけていこうと思います。
2009/6/1(月) 午後 2:07
Ruri さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
大阪も先週から普通の生活に戻って、僕も少しずつ勉強しています。
身近な世の中の事も学んでいこうとしている最近です。
季節の変わり目ですので、健康には十分気をつけていこうと思います。
おいしいものを食べて、音楽を聴いてリラックスしています。
Ruri さんもお身体に気をつけて下さいね。
2009/6/1(月) 午後 2:13
ウィルさん、コメントありがとうございます。
晩春に花の盛んな時期を思い出すときに、
僕自身もより活発だった時期を重ね合わせるような、
そんな心境になるときがあります。
ものを思うのは秋だけではないのかなと、時々思います。
2009/6/1(月) 午後 2:17
お久しぶりです。お元気ですか? 逝く春を惜しむ情がうまく詠まれていると思います。特に「欲無言」がいいですね。近頃の人はおしゃべりが多いので? 無口な私は疲れます。何も言わず季節を見送っておられる玄さんにポチ!
2009/6/8(月) 午後 1:22
akiko さん、お久しぶりです。コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
季節を惜しむときに、言葉少なになっているところがあります。
静かに季節を見送るひとときも大切なのかなと思っています。
言葉になりきれない部分も、なんとか表現できればと思っています。
2009/6/8(月) 午後 4:05
先月は律詩作らなかったのかい、今月は五言律詩を作ること。「己の詩想の貧しさを故事に頼るのが一番悪い(これは俺の所見です)故事は何時でも取り出せる(古典の勉強さえしておけば)。詩想を肥やすこと、鈴木豹軒先生(どえらい漢学者)などは故事を嫌われた。中途半端が使いたがる。先ずは詩想を高めてしかも平易であること、これ肝要です。ゴメン説教に成ったけれど。つづく
2009/6/9(火) 午前 3:10 [ f u k o ]
日本でも、仏教の言葉が平気で民衆が使っていました。(良いことも悪いことも)失敗品を、おシャカ(お釈迦)と言ったり。子供をガキ(餓鬼)といったり。僕は悪い方しか直ぐに出てこない(笑)こんな時代なら故事も仏教語も論語も平気に使えばいいが、今ですと学校の先生でも、ココだけの話、俺の知っている大学の漢文の先生でも知らない事だらけですから、況や我々をや、故事がわからんのに無理に探してきて使うとは何事やと言いたい。白居易のような故事の使い方なら拍手しましょう。
これは君に言っているのではなく斯界への苦言である。
2009/6/9(火) 午前 3:21 [ f u k o ]
不孤さん、コメントありがとうございます。詩会お疲れ様でした。
先月は親戚の子の世話等で忙しかったですが、今月は一段落ついたので、
五言律詩もしっかりと作っていこうと思います。
課題二首と五言律詩という形で作っていこうと思います。
わかりやすい漢詩を作っていくように気をつけていこうと思います。
最近 Web を検索しますと、故事をふんだんに使いながらも、
これといったことも言えていないような漢詩を作っている
衒学の輩を時々見かけることには、僕も危惧を覚えます。
僕ももちろん気をつけていかないとと思っています。
古典を学んでいくと同時に、たくさん詩を作っていくことで、
きちんと詩情や詩想を養っていこうと思います。
今月は先月の分もがんばっていこうと思います。
2009/6/9(火) 午前 11:27
五言律詩出来たねUPしては。
2009/6/9(火) 午後 9:10 [ f u k o ]
不孤さん、コメントありがとうございます。
不孤さんに見ていただいた五言律詩ができましたので、
明日にはUPしようと思います。
2009/6/9(火) 午後 11:34
不 堪感舊”昔のことを思い出しては心を動かされることに堪えられず”
切ない漢詩ですね。
2009/6/12(金) 午後 4:21 [ pure taiwan ]
Pure さん、コメントありがとうございます。
芳時の昔のことを思い出すときには、
僕自身の人生がもっと自信に満ちあふれていた頃などを
思い出すときも、かつてはありました。
最近は良い過去だけ思い返すようにと心がけています。
前向きに努力していかなければといつも思っています。
そのおかげで、最近は気持ちがずいぶん楽になりました。
2009/6/13(土) 午前 11:16
送春の落花・・・ちょっぴり淋しく、初夏を感じる複雑な時期、、、を感じるみゆっぴ♪です☆
素敵な漢詩ですね。素晴らしい〜お力作に・・・
ぽち☆
2009/6/13(土) 午後 0:16
みゆっぴさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
散り残りの花が咲く時期は、ちょっと寂しさを感じる時期ですね。
昔のことなどを思い出して、一時しんみりしている風情を詠んでみました。
うまいこと心情を詠むことができればいいなと思っています。
2009/6/13(土) 午後 0:31