|
夜闌雁聲 得佳 玄齋 (上平聲九佳韻)
獨 酌 三 更 坐 小 齋 独酌して 三更 小斎に坐し
雁 群 來 去 聽 秋 佳 雁群 来去 秋を聴くに佳(よ)し
憶 朋 月 下 霜 楓 影 朋(とも)を月下霜楓の影に憶(おも)い
一 葉 翩 翩 落 石 階 一葉 翩翩 石階に落つ
現代語訳:
三更の夜更けに小さな書斎に座って一人で酒を飲んでいるころは、
雁の群れが行き来していて、秋の物音を聴くのに良い光景であった。
月の下にある霜がかかって紅くなった楓の影に、友人への思いを馳せながら、
一枚の葉がひらひらと、石造りの階段に落ちていくのを見ていた。
語注:
※夜闌(やらん): 真夜中のことです。
※独酌(どくしゃく): 一人で酒を飲むことです。
※三更(さんこう): 日没から夜明けまでを五つの時間に分けた、
五更(ごこう)の三番目の時間の、子(ね)の刻のことで、
午後十一時から午前一時までの二時間を指します。
※小斎(しょうさい): 小さな書斎のことです。
※霜楓(そうふう): 霜が降りて紅くなった楓のことです。
※翩翩(へんぺん): 薄く平たいものがひらひらと
ひるがえる様子を指して言います。
※石階(せきかい): 石造りの階段のことです。
解説:
漢詩の会の十月の課題のもう一つです。
分韻(韻のくじ引き)で「佳」の韻を得ました。
(「得佳」とあるのは、そういう意味です)
真夜中に雁の鳴き声を聴きながら、一人でお酒を飲む場面を詠みました。
漢詩で「雁」という言葉が出ますと、遠方を思いやる詩が多いものと思います。
手紙を意味する「雁書(がんしょ)」という言葉もありますね。
僕も遠くの友人のことを一人で思い出している場面を詠むようにしました。
紅葉の風景写真は以下のサイトのフリー素材を利用いたしました。
フリー画像素材 EyesPic
http://eyes-art.com/pic/
|
風景を想像するととても素敵ですね^^いつも大好きです♪ぽち
2009/10/16(金) 午後 6:16
晩秋の夜長、物静かに過ごす一時、いい雰囲気です☆
勿論っ、傑作ポチ☆彡です!!
2009/10/16(金) 午後 8:42
こんばんは〜♪
秋の夜長の
静かな時間の流れを
感じます@@@@@
「雁」によって、
ひとり静かに瞑想しながら
杯をあける情景が浮かんできますね^^
漢詩でもお題があるんですね。
「佳」はわたしの好きな漢字です。。。。
明日も素敵な日を。。。。。
傑作のぽち。
2009/10/16(金) 午後 9:42
こんばんは。
秋の夜の静かな一時を感じます。
やらん、そうふう、を俳句で詠んでも良いのですか!
綺麗な言葉ですね。ポチ
2009/10/16(金) 午後 11:48
まいさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
深秋の夜に、雁の声を聴きながら友を思いやる、
そんな風景がきちんと描けていればいいなと思います。
いつもありがとうございます。これからもがんばります。
2009/10/17(土) 午後 1:22
みゆっぴさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
秋の夜に一人静かにお酒を飲む光景を想像してみました。
せめて想像の中では美しい光景になっていればいいなと思います。
こういう場面を想像しながら詠むのも楽しいです。
2009/10/17(土) 午後 1:22
吉祥天さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
ゆっくりと部屋でくつろぎながら、雁の声を聴いて酒を飲む、
そんな場面に憧れながら、詩を作っていました。
秋をしみじみと思うような詩を作っていければいいなと思います。
漢詩のお題にはいつも四苦八苦しながら、何とか作り続けています。
苦吟するのも楽しくなってきました。
僕も「佳」という字には、美しい光景が似合うなと思います。
2009/10/17(土) 午後 1:23
ほしさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
秋の夜の静かな中で、雁の声を聴く、
都会ではそのような光景を得ることはないですが、
そういった情景に憧れながら想像して詠んでみました。
もっと詩情をこめられるようにがんばっていきます。
いつもありがとうございます。
「霜楓」や「夜闌」は難しい言葉ですね。
そういった言葉で詠んでいる一首を探してみました。
花の戸や夜闌の時化に寝しづめる 西島麦南
「霜楓」は、俳人の名前にありましたね。
腸にずしりと冬の怒涛音 伊藤霜楓
という一首を見つけました。
難しい漢語でも、俳句に取り入れられているのだと思いました。
俳句も個人的に勉強してみようと思います。
2009/10/17(土) 午後 1:25
推敲して良くなったね。でも究極まではお互いまだまだだね。
というのは霜楓の翩翩として落石階とこちらの方に重点が来ているように思われます。だからと言っても此の詩は良いですよ。ポチ
2009/10/17(土) 午後 11:14 [ f u k o ]
不孤さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
転結で楓の木の陰に友を思うというところが中心になっているところが、
主題の「雁声」を少々外してしまっているところが改善点ですね。
推敲するたびに良くなっていると思いますので、これからもがんばります。
2009/10/18(日) 午後 2:12
玄さま。お見事です。
起句承句もさることながら、転句、友達を思うというのが、いいなあ、と、シロウトながらに思いました。
ええと、質問なんですが、もし、ボクも同じ題でつくって、出来上がったりしたら、玄さま(FUKOさま?)にメールで送れば、いいのですか? 締め切りなどは、ありますか?
上記はあくまでも、もしも、仮定のはなしですが。。
2009/10/18(日) 午後 11:08
ピンパパさん、コメントありがとうございます。
友を思う気持ちを雁と掛けて詠んでみました。
全体の句のまとまりを気をつけていこうと思いました。
詩集に出す場合は締め切りが一応ありますが、
今回はとりあえず締め切りとは関係なく、
漢詩が出来たら不孤(fuko)さんに、
メールで出来た漢詩を送ると良いと思います。
不孤さんには僕もメールで添削等をしていただいております。
漢詩の仲間が増えて嬉しいです。僕ももっとがんばります。
2009/10/19(月) 午前 10:07