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年頭偶成 玄齋 (上平聲十三元韻)
迎 歳 佛 前 尋 寺 門 歳を仏前に迎えんと寺門を尋ね
囘 車 淨 域 入 春 温 車を浄域に回らせば春温に入る
自 古 伽 藍 爲 誰 建 古よりの伽藍 誰が為に建てしならん
仰 瞻 高 塔 憶 皇 恩 高塔を仰瞻して 皇恩を憶う
現代語訳:
新年を仏様の前で迎えようとお寺の門を訪ねて行って、
車をお寺の境内の方に向けると、春の温かさが車の中に入ってきた。
この昔からのお寺の建物は、誰のために建てたものであろうかと、
高い塔を仰ぎ見て、昔からの天皇の御恵みのことを思っていた。
語注:
※迎歳(げいさい、としをむかえる): 新年を迎えることです。
※寺門(じもん): お寺の門のことです。
※浄域(じょういき): お寺や神社の境内(けいだい)のことです。
※自(より): 「〜から」という意味です。
※伽藍(がらん): お寺の建物全体を指していう言葉です。
※仰瞻(ぎょうせん): 仰ぎ見ること、見上げることです。
※皇恩(こうおん): 天子(天皇)のめぐみのことです。
解説:
新年の漢詩のもう一首です。こちらも漢詩の会の課題です。
一月三日に、不孤(fuko)さんとピンパパさんと三人で
奈良の明日香村近辺へ行った時のことを思い出しながら作りました。
お二人には車いすを押していただいたり、大変お世話になりました。
この詩は主に桜井市の談山神社(たんざんじんじゃ)を思いながら作りました。
ここは藤原鎌足(中臣鎌足)を祭った神社で、
昔に中大兄皇子と中臣鎌足が大化の改新の計画を練ったところとして有名です。
ここは正確にはお寺ではないですが、当時の寺社の建物もそのまま残っています。
とりわけ十三重の塔などは見事なものだと思います。
ここで仏様と昔の天皇のことを考えながら詩を作ったというのが、
今回の七言絶句の内容です。
当初の三人のドライブの間に作っていたものとは全く違ってしまいました。
これも漢詩の難しい所で、面白い所だなと思います。
追記:
この七言絶句は、「不粘格(ふてんかく)」といって、
二・四・六文字目の平仄(ひょうそく: 昔の中国の発音の二種類のパターン)が、
転句と結句で正規の規則とは逆になっています。
この形の詩では、有名な王維の「送元二使安西」や、
あるいは韋応物(いおうぶつ)の「滁州西澗」の詩が不粘格となっていますが、
唐の時代の作例はごく少ないものです。
よく作詩の本では「こういう形も許される」とありますので、
作るのは問題ないのですが、かといって安易に作るものではないですね。
孤平(仄声の間に一文字だけ平声が挟まれる悪いパターン)になりにくい
などの特徴がありますが、あまり多用しない方が良いです。
僕の詩の場合も、偶然に正規の規則を外れてしまったものとして
認識していただければと思います。
談山神社の十三重の塔のイラストは、以下のサイトのフリー素材を利用いたしました。
観光地・名所のフリーイラスト屋
http://sightseeing-illustration.com/index.html
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大陸(朝鮮、中国、ロシア、モンゴル)から来た民族と、南方の海からやってきた民族が主だと思います。ニホンです。
私はぜったい自分がインドネシア人だと思っています。
正しい日本の血統は百済あたりだと思っています。
ええっと、すいません。こういう話題しかないのです。
2010/1/8(金) 午後 6:33 [ 屋根裏の秘密 ]
いつもながら素晴らしいですね^^
飲み過ぎて初詣行きそびれてしまって・・・^_^;ぽち
2010/1/8(金) 午後 8:19
玄さん♪
ピンパパさんお仲間さんと初詣行かれて良かったですね。
一年の始まりは手を合わせてからです。
今年は佳いお年ですね。ポチ
2010/1/8(金) 午後 8:27
今晩は、小さな旅でしたが、fukoは旅に出ると、風物を見つめます。若い頃は格好を付けて詩を考えたりしましたが、そんなことをしても大した物は生まれない。それよりも、一木一草をもしっかり見つめて帰ることにしています。
2010/1/8(金) 午後 11:11 [ f u k o ]
不粘格の詩はfukoの場合、作った後指摘されるまで気がつかなかった事もあります。少し馴れると、平仄表など見ないで創り出した矢先の失敗です。師は乱用はせぬようにと言われました。
然し正規で創っていてどうにも上手くつながらない場合、不粘格にすると、すうと出来ることも有ります。その時はその説明を付けることにしています。
それとコンテストなどは不粘格は取り合わない場合が有りますから注意するように。
2010/1/9(土) 午前 0:03 [ f u k o ]
ひろちんさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
ピンパパさんとは月に一度ほど漢詩の詩会でもお会いしています。
ピンパパさんにはいつもお世話になっています。
ひろちんさんも関西の方(確か京都)でしたね。僕も足が不自由で移動は困難ですが、
いつかお会いできればいいなと思います。
談山神社は山の上の方まで車で行った所にありますね。
坂は厳しく、階段も何段もある所でした。
僕は車いすでしたので、下で待機していました。下からも良い眺めでした。
詩は当初は「馬」にしようかなと思いましたが、やはり「車」にしました。
実際の光景に少しは近づけられたかなと思っています。
2010/1/9(土) 午後 0:42
九太郎さん、コメントありがとうございます。
考古学や文化人類学も、遺伝子による研究が進んでいる分野ですね。
遺伝子的には大陸と南方の海から来た者たちの集まりが日本人になっていますね。
百済から渡ってきたのが日本人の直接の先祖ではないかと僕も思います。
大阪の地名にもその名残を思わせるものが確かあったと思います。
2010/1/9(土) 午後 0:43
まいさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
今回はあまり分かりづらい言葉を使わずに漢詩を作ってみました。
初詣をした年頭から新たな気持ちで漢詩や古典を学んでいきたいなと思います。
正月にお酒を飲むのも良いですね。がやがやと多くの人が集まる正月もいいなと思います。
談山神社も結構多くの人が参拝にやってきていました。
2010/1/9(土) 午後 0:44
ほしさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
ピンパパさんや不孤さんと初詣に行くことが出来て嬉しいです。
外出が難しくなってきた中で、少しずつでも友人が増えていくことは
とても嬉しく、励みになります。
新年から神仏に手を合わせて、気持ちを新たにして学んでいこうと思います。
今年もがんばっていきます。
2010/1/9(土) 午後 0:45
不孤さん、コメントありがとうございます。
一月三日もお世話になりました。ありがとうございます。
道中にも漢詩を作っていましたが、
その時の僕の漢詩は余り良くない漢詩だなと思いました。
今の漢詩と比べると、全く違うものに変身していったことが改めて分かります。
やはり道中は風物をしっかり目と心に焼き付けて、
漢詩は家で改めて作っていくものだと思い直しています。
不粘格の詩は僕も知らず識らずのうちになってしまいました。
僕も平仄をあまり確認せずとも作れるようになったと思った最近に
時々なることに気づきます。
考えてみると起句を踏み落として不粘格を作ると、
あまり孤平の心配はいらなくなりますね。
やはり例外的なものとして解説を付けるのが良いなと改めて思いました。
漢詩大会などもルールを確認すると、不粘格の詩を作ると
取り合ってもらえないなと思いました。
漢詩大会の時は特にしっかりルールを遵守して作っていきます。
2010/1/9(土) 午後 0:46
玄さん、そうですか。
やはり、百済の人間が日本の正しい血統なのですね。
じゃ、ぼくわ、インドネシアだから日本人じゃないんだ。
よかった。
2010/1/9(土) 午後 8:42 [ 屋根裏の秘密 ]
九太郎さん、コメントありがとうございます。
百済の方から流れてきた人以外にも、
いろんな場所から流れてきた先祖の集まりが日本人になっていますね。
純粋な単一民族ということですが、遺伝子的にはいろんな所の集まりですね。
僕の先祖もどんどん辿っていったら海外からの遺伝子が入っているのかなと思います。
そういう部分を想像すると、僕も日本人であるということを
改めて考えてみるきっかけになりました。
2010/1/10(日) 午後 3:12
初詣ですか。
うちは結局初詣には行きませんでした(笑)
2010/1/10(日) 午後 11:53
ウィルさん、コメントありがとうございます。
僕も今年は家族揃っては初詣に行くことはなかったです。
家族は正月も仕事の予定等が入って慌ただしかったです。
僕自身は何とか初詣に行くことが出来たのが嬉しいです。
今年もがんばっていこうと思います。
2010/1/11(月) 午後 0:14
フコさま、ピンパパさんとお仲間が増えていってよかったですね。ひろちんさんも加わるのかな? 私の方はあまりおめでたくない新年のスタートとなってしまいました。
2010/1/12(火) 午後 0:02
akiko さん、コメントありがとうございます。
昨年もお世話になりました。今年も宜しくお願いいたします。
仲間が増えてきていることはとても嬉しいです。
ひろちんさんにもお会いする状況になれば是非お会いしたいです。
akiko さんは年初から大変ですね。
akiko さんのお義父様のご冥福をお祈りいたします。
僕も毎年のように訃報を聞きます。何とも寂しい気持ちになります。
2010/1/12(火) 午後 1:53
新年を仏様の前で迎えようと・・・いいですね。
私も新年は神仏にお参りすることから始まります。
傑作ポチ。
とても分かりやすい気持ちが優しくなる漢詩です。
2010/1/16(土) 午前 0:00
Ruri さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
僕も新年を神仏の前で迎えると、気持ちが引き締まります。
清らかな気持ちで年初を迎えるのはいいなと思います。
初詣らしい雰囲気を出してみようと思いました。
穏やかな感じの漢詩もうまく作れていればいいなと思います。
2010/1/16(土) 午後 4:43
こんにちは、ピンパパです。この小旅行は、楽しかったですね。ボクは、談山神社の参道にある茶店で、不孤さんにおごっていただいた、きつねうどん、あれが温かくて美味しかったのを覚えてます。
まあ、「皇恩を思う」と歌う玄さんとはエライ違いですが、確かに明日香・奈良あたりは、古代の天皇家の歴史にナマで触れるような楽しみがありますね。
また、どこかに行きましょう。ではまた。
2010/1/19(火) 午前 10:00
ピンパパさん、コメントありがとうございます。
談山神社の坂などでは車いすを押していただいて、ありがとうございます。
きつねうどんは温かくておいしかったですね。
きつねうどんの油揚げは、やはり甘く煮たものがおいしかったですね。
明日香村のあたりはちょっとした小道にもほこらなどがあって、
なかなか面白い所だと思いました。
また次の機会に一緒に出かけることがあると良いなと思います。
2010/1/19(火) 午後 3:17