玄齋詩歌日誌

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漢詩

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偶成  玄齋  (下平聲八庚韻)

疑 看 窮 士 是 人 情  疑うて窮士を看るは是れ人情
論 竭 萬 言 難 釋 明  論ずるに万言を竭すも 釈明するは難し
呉 下 阿 蒙 究 才 藝  呉下の阿蒙 才藝を究め
不 關 燕 雀 問 功 名  関せず燕雀の功名を問うを


現代語訳:

 貧しくて生活の苦しい人を疑いの目で見るのは人の情というものだ。

 多くの言葉を費やして論じても、説明して誤解を解くに至ることは難しい。

 昔の呉の蒙ちゃん(おばかさん)などと言われた三国時代の呉の呂蒙も、
 才能と努力で身につけたわざを究めていくだけで、

 度量の小さい者たちが、他人の手柄や名誉を尋ねたりする事には、
 全く関わらなかったのだ。


語注:

 ※偶成(ぐうせい): 思いがけずできた詩のことです。

 ※窮士(きゅうし): 貧乏で生活に苦しい人のことです。
   「士」は男という意味です。

 ※竭(つくす): 力を出し尽くすことです。

 ※釈明(しゃくめい): 責任を問われたりした時に、
   誤解を解くために事情を説明することです。

 ※呉下阿蒙(ごかのあもう): 三国時代の呉の呂蒙(りょもう)の故事です。
   彼は呉の君主の孫権から学問をするように言われて発憤し、
   勉学に励みました。その後、呉の参謀の魯粛(ろしゅく)は
   彼の学問の進歩に驚き、「すでに昔の呉の蒙ちゃん(阿蒙)ではない」
   と言わせました。
   この言葉の意味は元来学問の進歩のない人間のことです。

 ※才藝(さいげい): もともと持って生まれた才能と、
   修得して身につけた技芸(わざ)のことです。

 ※関(かん): 関わることです。

 ※燕雀(えんじゃく): 度量の小さい人や小人物のたとえです。
   古代中国の秦の時代の末期に叛乱を起こした陳勝(ちんしょう)は、
   若い頃に将来金持ちになると言うとそれをあざ笑った友人に、
   「燕雀 何(いずく)んぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや」
   (燕や雀のような小鳥には、鴻(おおとり)などの大きな鳥の気持ちが
    分からないように、大人物の志は小人物には理解されない)
   と言ったという故事が元になっています。

 ※功名(こうみょう): てがらと、それによって得た名誉のことです。


解説:

 日々思うことを漢詩の形にしてみました。

 僕が障害者であることや、それが原因で仕事に就けていないことについて、
 過去に数回、誤解や中傷めいたコメントをもらうことがあって、
 その都度削除しています。

 おそらくこのような人に対しては、
 説得をしてもあまり意味がないことと思いますので、
 ただ関わらないのが一番の解決策だと思っています。


 ある日、朝日新聞の土曜日の別冊紙「be」を読んでいると、
 経済評論家の勝間和代さんのコラムの中で、他の方が言っていた話として、
 次のようなことが書いていました。

 「自分のことをあまり知りもせずにあれこれと言ってくる人に対しては、
  きちんと理解してもらうことも大切だが、それは言葉を尽くして
  説明することではなく、自分の長所を発揮して成果を上げることで
  ゆくゆく理解してもらう方がよい」と。


 僕はこの文章を読んで、あまり効果のない説得をして時間を浪費するよりは、
 自分のできることに集中して何か少しでも成果を上げる事の方が
 重要だなと思いました。

 それと同時に、僕もあまりよく知らないうちから他人のことをあれこれと言うことは
 固く戒めていこうと思いました。
 



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ぽち。

2010/2/5(金) 午後 0:26 -

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人間はときに先入観があり、ひとよりも優位に立ちたいということがありますから、こういうことは戒めとして大きいです。他人のことをよく聞くというのは思いのほか難しいことです。私は外見は健康そうに見えるので無茶苦茶言われましたよ。残念なことに「暖簾に腕押し、糠に釘、馬耳東風…」という技を身につけてしまいました。ポチ。

2010/2/5(金) 午後 0:35 ひろちん。

玄さん♪
こんにちは、今日のこちらは春の日差しを感じます。
言葉の悪さありますね。本人はどんな心の持ち主かと疑いますね。

気にしないでねみんな何かの弱点はありますよ。
私に漢詩を興味で俳句を詠もうとしました。
玄さんとの出会いは、星の先生です。
たくさんの人が何らかの形で此処を覗いています。
楽しみにしていますよ。。。ポチ

2010/2/5(金) 午後 1:44  HOSI 

吉祥天さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
身近なことについて、思っていたことを漢詩にしてみました。
他人の言葉をあまり気にし過ぎる必要はないなと思いました。
吉祥天さんもあれこれと批判されたことがあるのですね。
僕もマイウェイを貫いていきたいなと改めて思いました。

2010/2/5(金) 午後 2:09 白川 玄齋

吉祥天さん、傑作ポチありがとうございます。これからもがんばっていきます。

2010/2/5(金) 午後 2:10 白川 玄齋

ひろちんさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
ちょっとしたことで優越感を持ってしまう人は
若い人を中心に結構いるように僕も思います。
そんな優越感を持った方の批判やアドバイス(?)は、
時折、聞くに堪えないものがありますね。
時に人の話を聞くというのは、なかなか容易ならざるものがあります。
僕も軽々しく助言や批判をしないように戒めていこうと思います。
外見で障害の見分けが付かない方は更に言われることが
多いのですね。それも辛いですね。
僕ももう少し図太く生きられるようにしていきたいなと思っています。

2010/2/5(金) 午後 2:19 白川 玄齋

ほしさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
そちらは暖かいのですね。大阪は外は結構風があって寒いです。
ネット上にはいろんな人がいますから、あまり悩まないようにしていこうと思います。
それよりも日々着実に勉強をして、ゆくゆくは成果が出せるように
していきたいなと思います。
それがブログにも反映できるようにしていきたいなと思います。
ほしさんの俳句もいつも楽しみにしています。
これからもよろしくお願いいたします。

2010/2/5(金) 午後 2:28 白川 玄齋

2/5 の午後 1:54 の鍵さん、コメントありがとうございます。
信頼の置ける方からの批判は本当に有り難いのですが、
ほとんど何も知らない人から辛口の批判や中傷をもらうのは、
何とも腹の立つものと僕も思うときがあります。
そういうやたらと批判したがる人は、反対に自分が批判されると
全くと言っていいほど聞く耳を持たないのも特徴ですね。
僕もそうならないように気をつけようといつも思っています。
いつも暖かいコメントをありがとうございます。いろんな方に感謝しています。
僕も時折は俳句も作っていこうと思います。いろいろと勉強していきます。

2010/2/5(金) 午後 2:42 白川 玄齋

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難しい問題ですね。私は娘の障害を幼い頃から明らかにして、本の形で出版もして、少しでも社会の理解が進めばとがんばっていた時期がありましたが、今はそれほど気負った思いはもうありません。でも、自然体で、別に隠すことなくオープンにして皆さんとお付き合いしています。障害者に限らず、今は昔よりいろんな人がいろんな場で自分を出しておられますから、どんな人間でもOKという社会になればいいですね。ただ、本当に耳を傾けてほしい人が耳をふさいでいるという感じがします。

2010/2/5(金) 午後 3:31 あきこひめ

akiko さん、コメントありがとうございます。
娘さんのことで理解が進むようにと尽力なさっていたのですね。
僕はあまり他の人に理解を求めていなかったなと気づかされます。
僕もオープンにして皆さんとおつきあいしていますが、
冷たい視線を向けるなどしている人はごく少ないですね。
そういう人とはなるべく近づかないようにしています。
どんな人間もOKという社会は難しいなと改めて思いました。
本当に理解して欲しい人には声が届いていないというのは僕も思います。
とりあえず僕は自分にできることをがんばっていこうと思います。

2010/2/5(金) 午後 4:44 白川 玄齋

こんばんは、ご無沙汰致しておりますm(__)m
僕は精神障害者なのですが、目に見えない分、ただの怠け者だと思われております。不徳の致す処も多々あるのでしょうが。
僕の精神障害はもう、自分の個性だと思っています。
身体の障害の方も、個性だと受け入れる社会がまだまだ出来ていない気がします。形だけのバリアフリーが街のあちこちに転がっています。ぽち。

2010/2/5(金) 午後 6:26 [ 澤木淳枝 ]

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いかに地位があろうと、富があっても一人静かに落ち着いて自然と戯れる自分は、最後には何を自分は
思って何を追及して生きてきたかというところを辿ることになりますね。傑作ポチ。
良き夜をお過ごしください。

2010/2/5(金) 午後 7:13 瑠

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言葉について考えてしまいますね^^ぽち

2010/2/5(金) 午後 7:52 Mai

玄さま。まずは、ご健康回復されたようで、おめでとうございます。
いい詩ですね。詩(し)は、志(し)を述べるもの、というのは、たしか『詩経』の大序の言葉だったと思います。今回の詩には、まさに「こころざし」を、感じました。
障害者であるとか、ないとか、関係なく、漢籍の道をきわめることに、生きがいを見出しておられるようだから、それは素晴らしいことで、どんどん続けたらいいんだと思います。いつか、漢籍の内容などについて、語り合いましょう。
ボクは、無職のオッサンとして、親類・友人などから、「怠け者」あつかいされています。まあ、ホントに「怠けもの」なんですけどね。それでも、心ない言葉に傷つくことがあり、社会的弱者にたいして、あまりにも冷たい世の中だなあという、思いを抱くことはあります。まあ、ホントに怠けてるし、ホントの「志」は言わないことにしてまから、いいんですけどね。また、いっしょにウドンでも食べましょう。ではまた。

2010/2/5(金) 午後 8:17 ピン太郎

澤木淳枝さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
外見では分からない障害を抱えている方は、
その障害の存在に気づきにくい分の苦労があるのですね。
障害は個性だと言い切ることができればいいなと思っています。
なかなかそう言いきるのは難しいなと日々思います。
バリアフリーが進んできたとはいっても、所々他の方のご協力によって
何とか移動ができているという個所もあります。
予算の関係もあって少しずつ少しずつと進んでいくのでしょうね。
この部分は気長に待っています。
今の僕はできることをがんばろうという気持ちでおります。

2010/2/6(土) 午前 11:33 白川 玄齋

Ruri さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
隠居して死を前にすると、自分が何をしてきたのかと回顧するのですね。
僕もまだまだ寿命はありますので、
ほんの少しでも何かを成し遂げるべく努力を続けたいなと思います。
少しでも後悔少なく生きられればいいなと思います。

2010/2/6(土) 午前 11:37 白川 玄齋

まいさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
どのように言葉を使って伝えるのか、いつも悩んで考えています。
誤解なく自分の意思を伝達できるようにしていきたいなと思います。

2010/2/6(土) 午前 11:40 白川 玄齋

ピンパパさん、コメントありがとうございます。
風邪も傷も癒えて、何とかいつも通りの生活に戻りました。
「詩は志を言う」は詩経(毛詩)の序文の言葉ですね。
もとは書経の言葉から取っているそうです。
自分の思いを漢詩に伝えるというのは難しいなと思いました。
今の時点では何とか気持ち(志)を何とか載せられればいいなと思います。
学んでいる時は少々の嫌なことを忘れられるのも助かっています。
いろんなことを学びながら進歩していこうと思います。
ピンパパさんときちんと語り合えるように学んでいきます。
僕も無職の何とも辛い気持ちが分かります。
身近な人の話も時々聞き流すことが必要になる時がありますね。
僕もピンパパさんに負けないようにがんばっていこうと思います。
僕は自分に可能なことをできるだけ努力してていこうと思います。

2010/2/6(土) 午後 0:01 白川 玄齋

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拝見しましたよ。今日京橋で全日本漢詩連盟の集まりがあって出席しました。東京から菅原事務局長もお出ででした。君のブログアドレスをお伝えしておきます。不孤

2010/2/9(火) 午後 6:14 [ f u k o ]

不孤さん、コメントありがとうございます。
京橋で漢詩連盟の集まりですか。関西にも漢詩連盟ができる動きがあるのですね。
ブログのアドレスをお伝えしたのですね。身が引き締まります。
これからもしっかりがんばっていこうと思います。

2010/2/10(水) 午後 4:45 白川 玄齋


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