玄齋詩歌日誌

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古詩(長い漢詩)

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語注:

※迂儒(うじゅ): 世の中のことにうとい学者のことです。
  僕は漢詩の中で自分自身を指してこの言葉を使うことが多いです。
 
※悔咎(かいきゅう): 失敗したことを後悔することです。
 
※蒼惶(そうこう): あわてて落ち着かなくなることです。
 
※嬌妝(きょうしょう): 美しい装い、美しい化粧のことです。
 
※平生(へいぜい): 普段のことです。
 
※温顔(おんがん): 穏やかで優しい顔のことです。
 
※龍亢(りゅうこう、りゅうのたかぶる): これは禅の言葉に出てくる
  「龍亢之殃(りゅうこうのわざわい)」のことで、語源は易の
  乾卦の爻辞の「上六、亢龍有悔。」から来ています。
  おごり高ぶった龍のような態度で進んでいって、
  後で後悔するようになることです。
  (三国志で地名としてこの名詞が使われていますが、
   今回はそれとは違います)
 
※苦衷(くちゅう): 悩みなどで苦しんでいる胸の内のことです。
 
※度量(どりょう): 人の言動を受け入れる心のゆとりのことです。
 
※自責(じせき): 自分で自分の間違いを責めて反省することです。
 
※雖(いえども): 「〜ではあるけれども」という意味です。
 
※幾殆(きたい、ほとんどあやうし): もう少しで危険な状況で
  あることです。危機一髪な状況を指します。
 
※積殃(せきおう): 災いが積もり重なることです。
 
※因(よる): 「〜の理由でそうなる」という意味です。
 
※枕頭(ちんとう): 枕元のことです。
 
※周易(しゅうえき): 古代中国の周(しゅう)の時代から
   伝わった易(えき)のことで、儒教の経典の一つ、
   『易経(えききょう)』のことです。
 
※啓盲(けいもう、もうをひらく): 「啓蒙(けいもう)」と同じ意味です。
  無知なものに知識を与えて教え導くことです。
 
※応(まさに〜すべし): 「〜しようと思う」という意味です。
 
※言志(げんし、こころざしをいう): 心に思ったことを述べることです。
  儒学の経典の一つの『書経(しょきょう)』の中の、「詩は志を言う」
  というところから来ている言葉なので、詩で心に思ったことを述べること  を指します。
 
※素懐(そかい): 日頃から心の中に思っている気持ちのことです。
 
※詩嚢(しのう): 詩の下書きを入れる袋のことで、そこから転じて
  詩を作ろうという気持ちを指します。
 
※三皇(さんこう): 古代中国の伝説上の三人の皇帝の、伏羲(ふくぎ)・
  神農(しんのう)・女媧(じょか)のことを指しますが、
  実際にはいろんな説があります。
 
※五帝(ごてい): 中国の古代の伝説上の五人の皇帝のことです。
  黄帝(こうてい)・顓頊(せんぎょく)・帝嚳(ていこう)・
  帝堯(ていぎょう)・帝舜(ていしゅん)を指しますが、
  これも実際にはいろんな説があります。
 
※文王(ぶんのう):殷(いん)王朝を倒した周の武王の父で、
  姓名は姫昌(きしょう)と言います。殷王朝のとき西方に勢力をもち、
  西伯(せいはく)と呼ばれていました。仁徳があり、善行を重ねて、
  礼をもって手厚く賢者を遇したので、多くの諸侯が集まって、
  天下の三分の二をおさめたといわれています。
  その仁徳や政治の方法は、儒教の模範とされました。
 
※雨師(うし): 雨の神のことです。つまり、雨乞いの儀式を努める
  シャーマンのことです。
 
※羲皇(ぎこう): 伝説の帝王の伏羲(ふくぎ)のことです。
 
※伏羲(ふくぎ): 古代の伝説上の帝王で、はじめて人々に
   漁や猟を教えて、文字をつくったといわれています。
   また、易の占いのしるしである八卦(はっか)を描いて、
   易を始めたという伝説があります。
 
※八卦(はっか、はっけ): 周易の八種の卦(か: 易の占いのしるし
  のことです)である、乾(けん)・坤(こん)・兌(だ)・離(り)・震(しん)・
  巽(そん)・坎(かん)・艮(ごん)のことです。この中の二つずつを
  組みあわせて六十四卦(ろくじゅうよんか)として、
  あらゆる物事を象徴させて、吉凶や禍福を占います。
 
※神農(しんのう): 古代、伝説上の帝王である三皇(さんこう)の
   ひとりです。はじめて人民に農業を教えて、医薬をつくり、
   八卦(はっか)を重ねて六十四卦(ろくじゅうよんか)を
   つくったという伝説があります。別名を炎帝(えんてい)と言います。
 
※爻(こう): 周易で、卦を組みあわせるもとになる、
   陰と陽を示すしるしのことです。それぞれ陰爻(いんこう)、
   陽爻(ようこう)と言います。
 
※卦辞(かじ)、爻辞(こうじ): それぞれ卦と爻を説明したものです。
   周の文王によって書かれたという伝説があります。
 
※猖狂(しょうきょう): 正気を失って荒っぽい行いをする事です。
 
※西伯(せいはく): 周の文王が西方の諸国の君主たちの長(おさ)と
   なっていったことを表す言葉です。
 
※仁政(じんせい): 仁徳(じんとく)に基づいて行う情け深くて
   よい政治のことです。
 
※草荒(そうこう):雑草がおいしげって、荒れ果てた土地のことです。
 
※民人(みんじん): 役人ではない一般の人々のことです。
 
※譲畦(じょうけい、あぜをゆずる): 田んぼの境界線である
   あぜ道をを譲りあうことです。すぐれた君主による政治の感化が
   広く及んでいることをたとえたものです。
 
※太公望(たいこうぼう): 呂尚(りょしょう)という周の国の賢人で、
  魚つりをしていたときに周の文王に認められて、文王の子の
  武王を輔佐して殷の紂王を滅ぼして周を建国しました。
 
※終生(しゅうせい): 死ぬまでの間のことです。
 
※諸子(しょし): 多くの子どもたちのことです。
 
※二子(にし): 文王の子で、後に周の武王となる姫発(きはつ)と、
  その弟で、その後、武王の子である成王(せいおう)を輔佐する
  周公(しゅうこう)となった姫旦(きたん)の二人です。
 
※如存欲事亡(そんするがごとくにぼうにつかえんとほっす): 朱子学で
  初等教育の教科書であった『小学(しょうがく)』の一節で、

  「事死如事生、事亡如事存。孝之至也(死に事(つか)うること
   生に事うるが如くして、亡(ぼう)に事うること存するに
   事うるが如し。孝の至りなり)」
  (私訳: 発と旦の二人は、亡き父の昌(しょう)を棺桶に入れて
    安置するときにも生きているときと同じように物事を進めて、
    墓地で亡き父を葬るときも。生きているときと同じように
    万事を進めていった。これこそ孝行の最も優れたものである)

  という一節を元にしたものです。
 
※殷商(いんしょう): 殷の国は商(しょう)の国とも呼ばれたので、
   殷の国をこのように呼ぶときがあります。
 
※諡(おくりな): 死んだ人の功績をたたえるために付ける
   名前のことです。
 
※苦辛(くしん): 辛い目にあって苦しむことです。
 
※裏(うち): 「〜の中」という意味です。
 
※易理(えきり): 易の説く道理のことです。
 
※参照(さんしょう): 照らし合わせて見ることです。
 
※典常(てんじょう): 易の言葉で、人が常に守るべき道理のことです。
 
※危懼(きく): 恐れ慎むことです。
 
※潜蔵(せんぞう): 易の言葉で、ひっそりと隠すことです。
 
※無方(むほう): 一定の法則や決まりがないことです。
  そういう世の中を指して言います。
 
※楽天知命(らくてんちめい、てんをたのしみめいをしる): 天や
   自然の道理を楽しんで天から与えられた運命をしっかりと
   自覚することによって、苦しい境遇にも安らかになることです。
 
※困学(こんがく、くるしみてまなぶ): 苦しみながら学問をすることです。
 
※懸梁(けんりょう、はりにかける): 苦学のことです。楚の国の
  孫敬(そんけい)の故事で、夜に勉強の途中で眠ってしまわない
  ように、髪の毛を縄に結びつけて家の屋根を支える
  梁(はり)に引っかけて勉強していました。
 
※嚢中(のうちゅう): 袋の中のことですが、ここでは第一節の
  詩嚢(しのう)、つまり詩を作ろうとする気持ちという言葉を受けて、
  心の中を表しています。
 
※箴言(しんげん): 教訓となる戒めの言葉のことです。
 
※宿志(しゅくし): 以前から持っていた想いのことです。
 
※秋娘(しゅうじょう):美人のことです。白居易(はくきょい)の
  「琵琶行(びわこう)」という詩の中に出てくる美女の名前から
  生まれた言葉です。
 
※泣涕(きゅうてい): 泣いて涙を流すことです。
 
※浚恒(しゅんこう、つねをふかくす): 六十四の卦のうちの
   恒(こう)の卦に出てくる言葉です。
  「浚恒、貞凶。無攸利」
  (恒(つね)を浚(ふか)くす、貞(てい)なれど凶なり。
   利するところ無し。)
   (私訳)常を深くする、つまり自分が正しいと思うことを
   一方的に主張するという態度であれば、それが正しい意思で
   行われていたとしても結果は凶で、うまくいくことはない。
 
※却(かえって): 予想に反して、という意味です。
 
※謗傷(ぼうしょう): 人を悪く言ってけがすことです。
 
※服膺(ふくよう): 心身にぴったりと身につけて、
  よく覚えて忘れないことです。
 
※遺忘(いぼう): 忘れることです。
 
※擢(ぬきんず): 普通の者たちの中から特にすぐれて
   抜きん出ていることです。
 
※群芳(ぐんぽう): 多くの花のことで、そこから転じて、
  多くの美人のことです。
 
※優美(ゆうび): 気品があって美しいことです。
 
※偏(ひとえに): 「ひたすらに」という意味です。
 
※快活(かいかつ): 気性がさっぱりしていて、わだかまりがないことです。
 
※夭殤(ようしょう): 怪我や病気で若くして死ぬことです。
 
※餘命(よめい): これから先、死ぬまでの寿命のことです。
 
※笑貌(しょうぼう): 笑顔のことです。
 
※詩箋(しせん): 詩を書き付けた小さな紙のことです。
 
※海内(かいだい): 世界のことです。
 
※斯道(しどう): その人が究めようとしている学問や
  芸術の道のことです。
 
※万寿(ばんじゅ): 長生きをすることです。
 
※觴(さかずき): お酒を入れるさかずきのことです。
 
※相思(そうし): 相手を想う気持ちのことです。
 
※比翼(ひよく): 翼を合わせて飛ぶことです。
 
※鴛鴦(えんおう): オシドリのことです。
 
※何如(いかん): どのようであるかを問う言葉です。
 
※中腸(ちゅうちょう): はらわたの中のことで、
   転じて心の中を示す言葉です。
 
 
 
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