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白い百日紅(サルスベリ)の花
花言葉: 愛嬌・雄弁・活動・世話好き
章臺柳・初戀・其一 玄齋 (去聲十七霰韻)
吟 顧 戀,
吟 顧 戀,
有 過 迂 儒 呵 筆 硯。
涕 涙 佳 人 欲 笑 眉,
苦 心 難 句 刪 詩 荐。
章臺柳・初戀・其二 玄齋 (去聲十七霰韻)
吟 顧 戀,
吟 顧 戀,
幾 度 看 花 似 汝 見。
数 點 閑 庭 百 日 紅,
一 莖 唯 為 佳 人 選。
書き下し文:
題: 「章臺柳(しょうだいりゅう)・初恋(はつこい)・其の一」
顧恋(これん)を吟ず,
顧恋(これん)を吟ず,
過ち有りて迂儒 筆硯を呵す。
涕涙する佳人の笑眉を欲して,
心を難句に苦しめて 詩を刪ること荐なり。
題:「章臺柳・初恋・其の二」
顧恋(これん)を吟ず,
顧恋(これん)を吟ず,
幾度か花を看て 汝に似たるを見る。
数点 閑庭の百日紅,
一茎(いっけい) 唯(た)だ佳人(かじん)の為(ため)に選(えら)ばん。
現代語訳: 題: 「章臺柳(しょうだいりゅう)・初恋(はつこい)・その一」 恋い慕う気持ちを詩に詠みます、
恋い慕う気持ちを詩に詠みます、
過(あやま)ちを犯して世の中にうとい学者は、凍っていた筆と硯に
息をかけて、筆で字が書けるようにしていました。
涙を流す美しいあなたの笑ったまゆ毛を見てみたくて、
難しい詩句に苦心をしながら、何度も詩の言葉の悪い部分を削って
詩の形を整えていました。 題:「章臺柳(しょうだいりゅう)・初恋(はつこい)・その二」
恋い慕う気持ちを詩に詠みます、
恋い慕う気持ちを詩に詠みます、
何度も花を見てはあなたのような姿を見ています。
静かな庭に数点の百日紅(サルスベリ)が咲いていて、
そのうちの一本をただ美しいあなたのために選び取ろうと思います。
語注:
※迂儒(うじゅ): 世間の分からぬ学者、僕のことです。 ※呵(か): 凍った筆や硯に息を吹きかけて、使えるようにすることです。
※刪(けずる): 文章の悪いところを削って、文章の形を整えることです。
※顧恋(これん): 恋い慕うことです。
※閑庭(かんてい): 静かな庭のことです。
※一茎(いっけい) : 一本の花の茎(くき)のことです。
解説: これは昔の中国の宮廷歌謡である填詞(てんし)という歌曲の一つで、
「章臺柳(しょうだいりゅう)」と言います。 唐の時代の詩人の、韓翊(かんよく)が寵姫の柳氏との間で
交わした詞が元になったとされています。
平仄(ひょうそく)という発音のルールがあることに加えて、
普通の漢詩で韻を踏む平声(へいせい)ではなく 仄声(そくせい)で韻を踏まなければならないものです。 前回は「愛」の韻目(いんもく: 同じ韻の文字のグループ)
で詠んでいましたので、今度は「恋」の韻目で詠んでいました。
この漢詩は実際の場面ではなくて、当時の自分への戒めの意味で
漢詩の筆を執っておりました。 人の心に届く言葉、心に届く漢詩をどのように作るか、あるいは日常の
日々の中で、相手のために行動するとはどういうことか、
きちんと考えていこうという気持ちも込めて詠んでいました。 その上で、お相手の方と、日々の喜びを感じられるような漢詩を
作っていければいいなという当時の気持ちを詠んでいました。 当時のお相手の方をお花や情景に見立てて詠むことは、
僕の大きな喜びの一つなのだという気持ちを詠んでいました。 |
漢詩
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現代語訳ですが「筆に字を…」ですか?
宮廷歌謡ということは節を付けて多くのひとに歌われたのでしょうね。ポチ。
2011/10/20(木) 午後 10:05
ひろちんさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。
さっそく「筆で字が書けるように」に訂正しました。
曲に合わせて発音のパターンまで決まっていますので、
実際に曲に合わせて歌われていたのかなと思います。
2011/10/21(金) 午前 7:54
宮廷歌謡ですか・・・
さすがリズミカルですね。ほのぼの・・・ですね。
2011/10/22(土) 午後 0:38
ある おかんさん、コメントありがとうございます。
この宮廷歌謡の替え歌の中にはもっと文字数の長いものもあります。
お相手の方への想いを表現するためにも、
他の種類のものも少しずつ試していこうと思います。
文字数の長いものであれば、もっと表現がしやすいかなと思っています。
2011/10/22(土) 午後 1:09
こんばんは✿
泣いてばかりではいけませんね。
わかってはいるのですが。。
「恋」の韻目で詠んだ漢詩も素敵ですね。
傑作ポチッ♫☆:;;;:☆ ♫:;;;: ♫+☆*:゚・*:..。✿*。・:*:・
2011/10/22(土) 午後 11:16
ゆーみんさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
僕も常にあなたのことを想っています。
あなたの涙を拭い、あなたという光を灯し続けるために、
僕は常にがんばっていこうと思います。
そんな気持ちを表す漢詩を作りながら、
日々努力していこうと思います。
前回は「愛」の韻目なので今回は「恋」の韻目にしました。
僕があなたを想う気持ちの、二つの形なのです。
2011/10/23(日) 午前 7:58