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●原文:
寒日茶裏 玄齋 (下平聲六麻韻)
冬 日 案 詩 閑 煮 茶、 一 呑 無 識 峭 寒 加。
漸 牽 文 氣 詩 魔 處、 漫 詠 佳 人 解 語 花。
●書き下し文:
題: 「寒日茶裏(かんじつちゃり)」
冬日(とうじつ)に詩を案(あん)じて 閑(しず)かに茶を煮て、
一(ひと)たび呑(の)めば識(し)ること無し
峭寒(しょうかん)の加(くわ)わるを。
漸(ようや)く文気(ぶんき)と詩魔(しま)に牽(ひ)かるる処(ところ)、
漫(みだ)りに詠(えい)ず 佳人(かじん)は
語(ご)を解(かい)する花なりと。
●現代語訳:
題: 「冬の寒い日にお茶を飲む情景を詩に詠みました」
冬の日に詩を考えながら、静かにお茶をわかして、
一度、その熱いお茶を飲むと、厳しい寒さが加わってくることも
わからなくなります。
すると次第に、文章を書こうという気持ちや詩を考える
不思議な力がやってきて、
気分に任せて、「あの美しい梅の花は言葉を理解する花のようです」、
と詩を作って当時の気持ちを詠んでいました。
●語注:
※寒日(かんじつ): 冬の寒い日のことです。
※冬日(とうじつ): 冬の日のことです。
※案詩(あんし、しをあんじる): 詩句を考えることです。
※峭寒(しょうかん): 厳しい寒さのことです。
※漸(ようやく): しだいに、という意味です。
※文気(ぶんき): 文章を書こうという気持ちのことです。
※詩魔(しま): 詩を作る気持ちを起こさせる不思議な力のことです。
※漫詠(まんえい、みだりにえいず): 気の向くままに詩歌を作ることです。
※佳人(かじん): 美しい女の人のことです。
※解語花(かいごのはな、ごをかいするのはな): 美しい女性のことを、
「言葉を理解する花」という風に讃える表現です。
●解説:
これも漢詩の会の二月の課題です。
冬の寒い日に熱いお茶を飲む状況を詠んでいます。
今日は比較的暖かくて、体調もとても良いです。
暖かい冬の日や、あるいは熱いお茶を飲んで身体が温まってくると、
自然と漢詩も浮かんでくるように思います。
僕の当時のお相手の方を「解語の花(かいごのはな)」、つまり
「言葉を理解する花のような美しさ」にたとえるような、
そんな漢詩も浮かんでおりました。
気分がよくなれば、明るい漢詩を作ることができるようです。
毎日きちんと学んでいって、気持ちを明るく持っていくことで、
美しい漢詩を作っていくことができるように、
日々がんばっていこう、そんな当時の気持ちを詠んでいました。
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漢詩
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夢想miraishouta さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
昨日のような暖かい日に、お茶を飲むとこんな風になりそうだと思いました。
美しい情景を漢詩に詠めるようにして、
僕自身の詩の心もきちんと養っていければいいなと思っています。
2012/2/6(月) 午前 9:30
美味しいお茶をいただきながらの
幸せな気分が伝わってきます。
綺麗で優しい 言葉を理解する花のような方なのですね。
三寒四温ですが ほんの少し春が近ついてきました。 P!
2012/2/6(月) 午前 11:29
玄さんの気持ちがよく出ています
玄さんの詩を書に纏めたらどうでしょうか?
小さな紙に書いてトイレなんかに飾ると良いと思います
毎日見ることになりますからねー・・・
2012/2/6(月) 午後 4:43 [ 夢想miraishouta ]
ある おかんさん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
熱いお茶を飲んで心が爽やかになった時を思い浮かべて詠んでいました。
お花の中にお相手の方を思い浮かべていました。
今日は雨ですがあまり気温が低くならなかったので
比較的快適に過ごせました。これからも体調に気をつけながら
きちんと学んでいこうと思います。
2012/2/6(月) 午後 9:05
夢想miraishouta さん、コメントありがとうございます。
たぶん書道の道具は押し入れの奥で埃をかぶっていそうです。
一度取り出してみようと改めて思いました。
毛筆のフォントでプリントアウトしたものを
眺めて楽しむこともあります。
漢詩にもいろんな楽しみがあるなと思いました。
気持ちをきちんと漢詩に詠めるようにこれからもがんばっていきます。
2012/2/6(月) 午後 9:08
佳人解語花とはロマンチックですね。
若い時にこんな詩を奉げてみたかった。
2012/2/6(月) 午後 10:22 [ 栗の木童子 ]
茶を飲むも 詩魔のかわりは 睡魔かな
詩魔 いいな
2012/2/7(火) 午前 1:12 [ ヤナ・ヤヌー ]
上手く書けましたらプレゼントします
2012/2/7(火) 午前 8:41 [ 夢想miraishouta ]
栗の木童子さん、コメントありがとうございます。
漢詩の詩語を探っていくと、いろんな漢詩が書けることがわかってきました。
自分の気持ちを素直に表すような、そんな漢詩も作っていこうと思います。
これからも日々きちんと学んでいきます。
2012/2/7(火) 午前 9:48
ヤナ・ヤヌーさん、コメント + 一句、ありがとうございます。
身体が温まってきたら、眠くなるときもありますね。
心がリラックスしてきたところで詩歌が浮かんでくると良いなと思います。
そういう詩の心も養っていこうと思います。
2012/2/7(火) 午前 9:50
夢想miraishouta さん、コメントありがとうございます。
ありがとうございます。漢詩を書で見るというのも感動的ですね。
私もきちんとがんばっていきます。
2012/2/7(火) 午前 9:59
解語の花って言葉、最上のほめ言葉ですね。
いい言葉を教えていただきました(^◇^)
ありがとうございます。
2012/2/7(火) 午後 1:33 [ - ]
まーるさん、コメントありがとうございます。
解語の花、唐の玄宗が楊貴妃を讃える言葉、今回初めて覚えました。
お相手の方を讃える言葉も、他の漢詩のいろんな言葉も、
毎日きちんと学んでいきたいなと思います。
これからもがんばります。
2012/2/7(火) 午後 4:54
とても温かい心を感じました。
お茶って漢詩では『煮る』んですね^^
お茶を『点てる』のは、日本の茶道の言い方なんでしょうか?
ポチ☆
2012/2/11(土) 午後 2:28 [ 澤木淳枝 ]
2012/2/11(土) 午後 2:22 の鍵つきの内緒さん、コメントありがとうございます。
正確なご指摘ありがとうございます。
「漫吟」と「漫詠」は平仄の「●○」と「●●」で使い分けていますので、
推敲したのを忘れて語注がそのままになっていることがあります。
「解語花」を使うために平仄をすべてひっくり返して作り直していました。
これからも見落としがないように気をつけていきます。
2012/2/11(土) 午後 2:28
澤木淳枝さん、コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
詩語にも「點茶(点茶)」はありました。いろんな意味のものもありました。
(一) 「泡茶」というものらしいです。宋・元・明の時代にあった、
お茶の中に干した果物や蜂蜜に漬けた果物を入れたものだそうです。
(二) 「飲食を準備すること」です。
(三) 抹茶をたてる。茶を入れる。
(三)もありますので、「点茶(茶を点てる)」も漢詩で使えますね。
こういうところもきちんと学んでいきます。
2012/2/11(土) 午後 2:53
峭寒を 煮ては案じる 詩魔の花
2012/2/11(土) 午後 4:35 [ ヤナ・ヤヌー ]
結句に、玄さんの一番大切な想いがこもっているように思います。心の中にその方がいらっしゃることで、日々の生活も前向きになりますよね。がんばってくださいね。
2012/2/14(火) 午後 3:52
ヤナ・ヤヌーさん、コメントの一句をありがとうございます。
リコメがかなり遅れてすみません。
熱いお茶が霊薬のように良い詩句を届けて欲しいなと思いました。
少しでも元気な状態を保って詩歌を作っていきたいなと思います。
2012/2/14(火) 午後 5:21
akiko さん、コメントありがとうございます。
お相手の方と僕自身の気持ちを大切にしながら、
これからもきちんと漢詩を詠んでいこうと思います。
毎日きちんとがんばっていこうと思います。
2012/2/14(火) 午後 5:23