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●原文:
冬日望琵琶湖 玄齋 (上平聲四支韻)
湖 畔 望 松 雪 繁 霜 染 鬢 絲
高 吟 銀 世 界 獨 往 舊 蹤 時
●書き下し文: 題: 「冬日(とうじつ) 琵琶湖を望む」
湖畔(こはん) 松雪(しょうせつ)を望み 繁霜(はんそう) 鬢絲(びんし)を染(そ)む
銀世界(ぎんせかい)を高吟(こうぎん)すれば
独(ひと)り旧蹤(きゅうしょう)を往(ゆ)く時なり
●現代語訳: 題: 「冬の日に、遠くから琵琶湖を眺める光景を詠みました」
琵琶湖のほとりで雪の積もった松の木々を遠くから見ている時には、
私はたくさんの霜が、耳の横のびんの毛を染めているような
白髪になっておりました。 この一面の雪に覆われた美しい景色を声高く吟じていると、
たった一人で、昔の人の足跡をたどるようなひとときでした。
●語注: ※湖畔(こはん): 湖のほとりのことです。 ※松雪(しょうせつ): 雪の積もった松の木のことです。
※繁霜(はんそう): たくさんの霜のことです。
※鬢糸(びんし): 耳の横のびんの毛のことです。
※銀世界(ぎんせかい): 一面の雪に覆われた美しい景色のことです。
※高吟(こうぎん): 声高らかに歌うことです。
※独往(どくおう、ひとりゆく): 一人で俗人を連れないで行くことです。
※旧蹤(きゅうしょう): 昔の足跡、つまり昔の人が行った物事のことです。
●解説:
今回は五言絶句です。この前漢詩を作ったブログ友の 夢想miraishouta さんのために、
「琵琶湖の並木に雪が積もっている風景」の五言絶句を作ってみました。 短い句の形で誰でもすぐに作れそうなのですが、
実際何年かすると手軽に作れるようになるのですが、 そこから良いものを作るのは難しく、
文字数が足りないところを「奇(き)」、
つまりすぐれた発想で補うという、実際には難しい漢詩の形式です。 古典というのは、本当に誤解されることが多く、 昔ながらの通り一遍の理屈を無理に押し通すように思う方が多いのです。 実際には、自分の具体的な体験を元に古典の言葉を読み解いていけば、
自由な境地が開けてくるのですが、なかなかそう思う方も少なく、 古典や漢文を学んでいるはずの人たちさえも、
ただひたすらに昔ながらの価値観を維持するんだと、
そういう風に完全に誤解している人も多いのです。
そんな人から見れば、こういう旧来からの文芸に親しんでいる人は、 何かを盲信しているとか、そんな風に中傷する人も多いのです。 そういう人への説得は、正直限界があるわけです。
何年か前の朝日新聞の別冊のコラムの中で、 経済評論家の勝間和代さんが先輩から聞いた話として述べていたものに 次のようなものがあります。 「誤解された時は説得してわかってもらうことも大切だけれど、
それよりも大切なのは自分が努力をして成果を上げて、 そうしてわかってもらうことです」 この言葉の通りに努力していこうと思います。 昔の人たちの足跡をたどることは、時には孤独な作業となりますが、 心が伸びやかになるひとときを味わえることも漢詩の魅力だと思います。 そういう気持ちで、今回の五言絶句を詠んでみました。
そういうところを、これからもしっかりと学んでいきます。
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清水太郎さん、おはようございます。
コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
これからもしっかりと漢詩を作っていきます。
今日もがんばります。
2012/5/18(金) 午前 7:27
澤木淳枝さん、おはようございます。
コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
> 源氏物語を書いたというお寺さんを思い出しました。
滋賀県大津市にある石山寺ですね。紫式部はここで源氏物語を
著したそうです。とても有名な場所なのですね。
琵琶湖は史跡も多いのですね。こういう所もきちんと調べていきます。
今日もがんばって学んでいきます。
2012/5/18(金) 午前 7:31
ひろちんさん、おはようございます。
コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
大津宮に源氏物語を著した石山寺に、
最近では戦国大名の浅井氏のお墓も注目されていますね。
こうして探っていくと、ただの郊外のベッドタウンではないことがわかりますね。
琵琶湖のあたりもいろいろと調べていくと楽しそうですね。
今日もしっかりと勉強をしていきます。
2012/5/18(金) 午前 7:34
おはようございます。
応援ポチです♪
2012/5/18(金) 午前 8:00 [ 甘夏 ]
もう棺桶に足を突っ込み頭の中には何にも入りません。駄目の者ははっきり詩駄目と云い下手に知ったかぶりは致しません。兎に角懸命に学んで居られる彼方様に敬意を表します。ぼちほし〜〜〜
2012/5/18(金) 午前 8:04 [ - ]
自分が努力して 成果を挙げれば 理解者が増えると言う事
だいじですよね〜
冬の琵琶湖の景色、北陸に近い気候らしいですね。
そこで、「銀世界を高吟すれば・・・」
前向きで 夢がある・・・そんな風に感じられて
いいな〜!! P
2012/5/18(金) 午前 9:22
甘夏さん、こんにちは。コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
今日も朝から勉強をしております。これからもがんばっていきます。
2012/5/18(金) 午後 1:36
みなよ さん、こんにちは。コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
僕もできる限りわかりやすい訳と解説を書いていきます。
今日もしっかりと学んでいきます。漢詩も上達させていきます。
2012/5/18(金) 午後 1:37
ある おかん さん、こんにちは。
コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
自分で努力していくことで、本当に理解してもらえる人を増やしていく、
それがとても大切なことだと改めて思いました。
新幹線で滋賀県の米原を通る時には、毎年冬は大雪になっています。
北陸に近いのではと僕も思います。
大きな気持ちになりたいなという気持ちを今回詠んでみました。
これからもしっかりと前を向いてがんばっていきます。
2012/5/18(金) 午後 1:41
読ませていただきました
いい感じです!
有難うございました!
2012/5/18(金) 午後 6:43 [ 夢想miraishouta ]
内容がすばらしいですねー!
じーーーんと来るものがあります
大ポチ
2012/5/18(金) 午後 6:45 [ 夢想miraishouta ]
琵琶湖には一度行った事あります^^
夏でしたけど♪
涼しい風が心地よくて、琵琶湖は綺麗で素敵でした^^
冬だと琵琶湖周りは白く染まって神秘的な世界を作るのでしょうね♪
また、琵琶湖は凍っているのでしょうか?
そんな姿を想い浮かべて漢詩を読ませて頂きました^^
素敵な漢詩をありがとうございます☆
2012/5/18(金) 午後 9:25
夢想miraishouta さん、おはようございます。
コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
facebook でこの冬の漢詩がかえって涼しくて良いと感想を頂いています。
これからもしっかりと勉強をして、良い漢詩を作っていけるように
日々努力をしていきます。今日も元気にがんばっていきます。
夢想さんの書もありがとうございます。とても励みになります。
2012/5/19(土) 午前 6:52
ミライサクさん、おはようございます。
コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
琵琶湖に実際行かれた事があるのですね。
季節ごとにいろんな景色が見られて良いなと思います。
歌川広重が描いた『近江八景 比良暮雪』などを見ても、
すっかり真っ白な山の中、水は青々と描いています。
この絵を見ると琵琶湖は凍ることがないのがよくわかりますね。
東海道新幹線で滋賀県の米原を通る時にも、冬は大抵雪景色ですので、
冬の眺めはいっそう見事だと思います。
こういう景色を思い浮かべて、これからもしっかりと漢詩を作っていきます。
2012/5/19(土) 午前 6:58
今日もお元気で!
書の練習に行ってきまーーーす!
2012/5/20(日) 午前 8:19 [ 夢想miraishouta ]
夢想miraishouta さん、おはようございます。コメントありがとうございます。
夢想さんは書の練習に行かれるのですね。お気を付けて。
僕も今日もしっかりと学んでいきます。
2012/5/20(日) 午前 9:59
おはようございます✿
現代語訳がとてもわかりやすいので
理解がしやすいです☆
今日も元気にお過ごしください✿
傑作ポチッ♦✿+。:;゜;:。+✿*。・:*:・゜★*
2012/5/20(日) 午前 10:55
ゆーみんさん、こんにちは。コメント + 傑作ポチ、ありがとうございます。
これからもわかりやすい現代語訳と解説を付けていきます。
五言絶句もしっかりとがんばっていきます。
今日も身体の状態に気をつけながらきちんと学んでいきます。
2012/5/20(日) 午後 1:21
http://blogs.yahoo.co.jp/taisyu2003
漢詩の意味を教えてやってください
読み方はコメントに書かれています
よろしく!
2012/5/20(日) 午後 8:49 [ 夢想miraishouta ]
夢想miraishouta さん、コメントありがとうございます。
先ほど調べてブログに UP して、大珠さんから丁寧なコメントを頂きました。
これからもしっかりとがんばっていきます。
2012/5/21(月) 午後 5:17