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夏夜偶吟 玄齋 (下平聲一先韻)
炎 熱 終 宵 三 伏 天 炎熱 終宵 三伏の天
解 衣 抱 枕 覓 涼 眠 衣を解き 枕を抱きて 涼を覓めて眠る
鼾 聲 幾 聽 松 聲 裡 鼾声幾たびか松声の裡に聴き
翌 日 醒 來 噪 亂 蝉 翌日 醒め来れば乱蝉噪ぐ
現代語訳:
激しい暑さが夜通し続くのが、この三伏(さんぷく)の時期だ。
服を脱いで、枕を抱いて、涼しいところを求めて寝ていた。
いびきの音を、何度も松の枝が風に揺れる音の中に聴いて、
次の日に目が覚めてくれば、蝉が乱れ飛んで鳴き騒いでいた。
語注:
※炎熱(えんねつ): 激しい暑さのことです。
※終宵(しゅうしょう): 夜を通して、という意味です。
※三伏(さんぷく): 夏至の後の三番目から五番目の庚(かのえ)の日の
間の時期を言います。この時期は非常に暑い時期とされています。
※覓(もとめる): 「求める」の平仄を仄声にするときの字です。
※鼾声(かんせい): いびきのことです。
※松声(しょうせい): 松の枝が風に揺れる音のことです。
※噪(さわぐ): 「騒ぐ」と同じ意味です。
※乱蝉(らんせん): 蝉が乱れ飛んで鳴く様子です。
解説:
この時期の、夜も暑くて寝苦しい様子を詠んでみました。
激しい暑さといびきの音と、早朝には蝉の声が大きくて、
それで早く目が覚めてしまいます。
今は冷房は夜中までつけている状況ですね。
この時期は体調に気をつけないといけないなと思います。
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