玄齋詩歌日誌

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冠句「十二月投稿分」

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南部鉄器
Photo by : clef

 
昨年末より冠句(かんく)に取り組んでいます。
 
昨年夏の検査入院の前から、
師匠のfukoさんが詠んでいて面白そうだったので、
僕も十一月から始めることにしました。
 
 
冠題(かんだい)という五文字のお題に対して、
付句(つけく)といわれる七五を作るものです。原則としては、
 
(一)付句は冠題の説明にならないようにすること
 
(二)冠題と付句が接続語の「を」や「は」でつながる関係に
ならないようにすること
 
(三)冠題が季節のものならば付句は季節の言葉を
 使わないようにすること
 
(四)冠題と付句がある程度離れた形で表現されていた方が良い
 
とされています。
 
 
以下に書くのは、十二月中に詠んだ分で、
実際に投稿した句と相当に出来の悪い句を除いた分です。
 
それでも上記の(一)〜(四)の基準に照らせば、
まだまだという句が多いです。
 
 
○冠題「明日の詩」
 
明日の詩 幸せだけを描きたい
 
明日の詩 メモ帳一つでできる趣味
 
明日の詩 言葉の奥の見えぬもの
 
明日の詩 今日という日の有り難さ
 
 
○冠題「多い人」
 
多い人 どうして処分しましょうか
 
多い人 ご自由にでは羽のばし
 
多い人 個性と言ひて何思ふ
 
多い人 食べ放題で腹下し
 
 
○冠題「岸に鳥」(かなり苦戦しました。。。)
 
岸に鳥 肉の切れ端奪い合う
 
岸に鳥 食糧だけが足りなくて
 
 
○冠題「提げ袋」
 
提げ袋 愛読書だけ忘れずに
 
提げ袋 案外要らぬものを入れ
 
提げ袋 明日のことを知っている
 
 
○冠題「寒く晴れ」
 
寒く晴れ 世に何事もなかりけり
 
寒く晴れ シャッター街を通り過ぐ
 
寒く晴れ 物無く金無く人だかり
 
寒く晴れ 厳しい時も何のその
 
寒く晴れ 吐く息白き校舎前
 
寒く晴れ 列車乗り継ぐ五分半
 
 
○冠題「胸の霧」
 
胸の霧 いつまで経っても明けぬ夜
 
胸の霧 紙面に載った本音かな
 
胸の霧 聞いて呆れる枯れ尾花
 
胸の霧 頭越しでの決まり事
 
 
この一ヶ月前の十一月投稿分の結果が二月にわかります。
その結果を内心どきどきしながら待っています。
 
これからも冠句もがんばっていきます。

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