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Photo by : clef
http://street34.mond.jp/clef こんばんは。冠句の月刊誌『文芸塔』の七月号の入選句です。
いつもの繰り返しになりますが、冠句(かんく)の説明からいたします。
冠句(かんく)は五七五のうち、
最初の五文字の冠題(かんだい)というお題に対して、
付句(つけく)といわれる七五を作るものです。
(一)付句は冠題の説明にならないようにすること
(二)冠題と付句が接続語の「を」や「は」でつながる関係に
ならないようにすること
(三)冠題が季節のものならば付句は季節の言葉を
使わないようにすること
(四)冠題と付句がある程度離れた形で表現されていた方が良い
とされています。
六句が入選していました。語注を末尾に付けます。
「胡瓜咲く こんなところに命あり」は、
「胡瓜咲く」のお題の中では全体の二番目でした。 とても嬉しいです。病院の待ち時間で延々と考えていたお題です。
これからもしっかりとがんばっていきます。
冠句「『文芸塔』平成二十四年七月号入選句」 玄齋
○冠題「坂の雲」 坂の雲 死ぬ人だけが真実だ
※これは、昔の戦乱の中でなくなった人の数、
歴史の中で事実がねつ造される中でも
それだけは真実であるということです。
坂の雲 当時の覇気を求めたい
※これは『坂の上の雲』からの発想です。
昔の時代の覇気を感じる本だと思いました。
今の時代とこの本の中の時代とを比較していました。
○冠題「夜が沈む」
夜が沈む 酣歌雄叫び夏祭り
※冠題から夜中のパーティによる騒ぎを思い浮かべました。
実際には全く縁のない話です。
夜が沈む 満月だけがお見通し
※「悪いことをしてもお天道様が見ているよ」のお天道様は太陽ですが、
夜にはその代わりに満月が見張り番をしている、
そんな風な情景を思い浮かべました。
○冠題「胡瓜咲く」(このお題では全体の二位でした)
胡瓜咲く こんなところに命あり
※これは長期入院中の病院のグリーンカーテンに
ゴーヤが使われていて、ゴーヤの果実を患者さんがもらっていた、
そんな場面からの発想です。冠題では胡瓜でしたので、
それに合わせました。
○自由題(冠題も自由に考えられるものです)
一絃琴 尼僧の業を響かせて
※酣歌(かんか): 心ゆくまで酒を飲み、気分良く歌うことです。
※一絃琴(いちげんきん): 弦を一本だけ張った琴のことです。
これは Facebook の友人の木村紋土さんのお母様が、
壮絶な人生の末に尼僧になったということを詠んだものです。
補足して付け加えておきます。
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2012年06月30日
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