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舞扇
Photo by : clef
冠句(かんく)の一月中に詠んだもので、
実際に投稿した句と出来の悪い句を除いた分です。
●冠題「憂う春」
憂う春 詩歌にならぬ事ばかり
憂う春 別の候補に投票し
憂う春 外来患者の長い列
憂う春 発表を待つ一ヶ月
憂う春 救命胴衣に身をつつみ
●冠題「笛吹かれ」
笛吹かれ 踊り疲れた有権者
笛吹かれ 踊れぬ歳になりにけり
笛吹かれ ゴールが少し遠のいて
●冠題「他処の町」
他処の町 原発だけはなくて良い
他処の町 憧れるほど知りもせず
他処の町 いい話だけ聞いている
●冠題「後ろ影」
後ろ影 いつも誰かに脅えつつ
後ろ影 中身も知らぬ改革案
●冠題「音もなく」 音もなく 税率だけが上がります
音もなく 瞳を凝らす説明会
●冠題「深呼吸」
深呼吸 怒りの前の五秒間
深呼吸 春陽の気を取り込んで
深呼吸 行ったり来たり繰り返し
※春陽(しゅんよう): 穏やかな春のことです。
これからも毎月きちんと詠んでいこうと思います。
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冠句
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昨年末から冠句(かんく)に取り組んでいます。
冠句は冠題(かんだい)という五文字のお題に対して、
付句(つけく)といわれる七五を作るものです。
付句(つけく)といわれる七五を作るものです。
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南部鉄器
Photo by : clef
昨年夏の検査入院の前から、
師匠のfukoさんが詠んでいて面白そうだったので、
僕も十一月から始めることにしました。
冠題(かんだい)という五文字のお題に対して、
付句(つけく)といわれる七五を作るものです。原則としては、
(一)付句は冠題の説明にならないようにすること
(二)冠題と付句が接続語の「を」や「は」でつながる関係に
ならないようにすること
(三)冠題が季節のものならば付句は季節の言葉を
使わないようにすること
(四)冠題と付句がある程度離れた形で表現されていた方が良い
とされています。
以下に書くのは、十二月中に詠んだ分で、
実際に投稿した句と相当に出来の悪い句を除いた分です。
それでも上記の(一)〜(四)の基準に照らせば、
まだまだという句が多いです。
○冠題「明日の詩」
明日の詩 幸せだけを描きたい
明日の詩 メモ帳一つでできる趣味
明日の詩 言葉の奥の見えぬもの
明日の詩 今日という日の有り難さ
○冠題「多い人」
多い人 どうして処分しましょうか
多い人 ご自由にでは羽のばし
多い人 個性と言ひて何思ふ
多い人 食べ放題で腹下し
○冠題「岸に鳥」(かなり苦戦しました。。。)
岸に鳥 肉の切れ端奪い合う
岸に鳥 食糧だけが足りなくて
○冠題「提げ袋」
提げ袋 愛読書だけ忘れずに
提げ袋 案外要らぬものを入れ
提げ袋 明日のことを知っている
○冠題「寒く晴れ」
寒く晴れ 世に何事もなかりけり
寒く晴れ シャッター街を通り過ぐ
寒く晴れ 物無く金無く人だかり
寒く晴れ 厳しい時も何のその
寒く晴れ 吐く息白き校舎前
寒く晴れ 列車乗り継ぐ五分半
○冠題「胸の霧」
胸の霧 いつまで経っても明けぬ夜
胸の霧 紙面に載った本音かな
胸の霧 聞いて呆れる枯れ尾花
胸の霧 頭越しでの決まり事
この一ヶ月前の十一月投稿分の結果が二月にわかります。
その結果を内心どきどきしながら待っています。
これからも冠句もがんばっていきます。
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