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「三方良し」というのは近江商人の商売理念です。ず〜っと昔から近江商人が心がけてきた大事な基本であり、目標です。
これは、「売り手良し」 「買い手良し」 「世間良し」の三方が喜ぶことを意味しています。
誰もが喜ぶ商売です。
商売を知らない人は、この「三方良し」を理解できません。
例えば、「買い手が喜ぶのは安売りだ! とにかく安くしろ!!」 という意見があったとします。まあ、正論です。
では、それで、本当に買い手が喜べるのか? です。
安売りをすると利益がなくなります。すると「売り手」は店仕舞いします。つまりはお店がなくなり、買い物難民の発生です。
そういえば、少し前に笑い話みたいなニュースを聞きました。
ある地域のコンビニは近くに会社があり、昼時には凄く混んでいたそうです。すると、昼時、コンビニを利用できないというか、思うように買い物ができない近所の住民が、その会社にクレームを入れました。
「コラ! お前のところの社員が我が物顔で昼時に大勢で押し寄せるから、ワシら近所の者は買い物ができん! 何とかしろ!!」
で、会社は、地域でのトラブルを避けるため、昼時のコンビニの利用を控えるよう通達を出しました。
これで近所の住民は、いつでも安心して気持ちよく買い物ができるようになりました。 ‥‥が、そうそう日も経たないうちにコンビニは売り上げ減で撤退し、住民たちは買い物ができるお店が無くなり、困ってしまいました‥‥。
笑い話のように思えますが、実際にあった話です。実話です。
商売というのは「人生」というか「生き方」というか、そんなものに似ています。
「自分だけが良ければ」では回りません。
ですから、「安ければいい!」 は一つの事実ですが、決して最善の回答ではないです。
また、これは売り手側からの意見として、「できるだけ高く、利幅が大きいほどいい!」があります。これもまた、一つの事実です。京セラの稲盛名誉会長は「夜鳴きソバ」の値付けの話の中で、そこを説いています。
確かに、粗利額や粗利率は高いほど嬉しいというか助かりますが、それもまた、最善の回答とは言えません。
商売で大事なことの一つは「継続」です。お客さんの求めるものを、求めるときに、求められる数(量)だけ提供するためには、そのための「システム」が必要です。早い話が誰もが納得できる「利益」です。
「三方が良し」とする商売は、誰もが幸せになるわけですから繁盛するに決まっています。
実は、会社の売り上げや利益というのは、「お客さん」や「世間」をどれだけ幸せにしたかの成績表です。
決算表とは、会社が、そこで働く人たちが、どれだけ世間の人たちを幸せにしたかの成績表です。
もちろん、売り上げも利益も大きな会社は、それだけ多くの人を深く幸せにしたという意味です。
喜びや感動が無いサービスや商品は人を幸せにしませんから。
つまりは、零細オヤジの会社もオヤジ本人も、世間の人を、それほど幸せにしていないことになります。
すみません。
これからも頑張ります!
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改めて記事にして頂きありがとうございます
読ませて頂いて改めて感じた事は、三方良しといえども
必ずしも、すぐに結果は出ないと言う事
そこに地域性(ライバルや顧客数)や時間が絡んで来ます
大きな目で見れば、三方良しは潰れ無い為の経営で
(社会から必要とされる為)
長い時間をかけ、老舗となって多くの人の信用を掴む事だと感じます
仕入れを値切らず、暴利も取らず地道な商売で顧客を増やすには
時間が掛かります
零細オヤジ様も私も、まだまだこれからが勝負ですね・・・(=^0^=)v
2017/10/8(日) 午前 11:21
> 笑多朗さん
はい。まだまだです。これからです。
でも、それが楽しいです!
2017/11/29(水) 午前 4:11