絶体絶命! 小論文

さあ四月。いよいよ本当のスタート。

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東大の入試改革

 小論文講師として見逃せない記事を発見。

東大、後期入試を理3以外一本化・08年度入試改革
 東京大学は22日、2008年度以降の後期日程入試について、文系・理系の枠を外した共通の試験で選抜するとともに、定員を300人から100人に減らすと発表した。定員が90人と少ない理科3類は後期試験を実施しない。「文理融合型の学問が急速に発達している現状を踏まえ、入学後に専門分野を選ぶ学生層を確保したい」としている。

 後期の合格者は入学手続きの際、理科3類以外の科・類を選択。各科・類に定員は設けない。

 出題科目は英語力を問う「総合科目1」と数学の応用力を見る「総合科目2」、論述問題の「総合科目3」の3科目で、各100点。文系・理系で差が生じないよう総合科目2の問題を選択制にすることも検討している。センター入試は5教科6科目を課し、従来通り約5倍で第1段階選抜を行う。前期試験に大きな変更はない。

 古田元夫副学長は「国立大学協会の方針を尊重し、後期試験は維持したい。『後期だけは東大に』という受験生の出現を期待している」と話している。

 日経新聞から。

「論述試験」の内容は不明。例えば、物理の証明(もちろん数学を駆使)や統計データの解析(もちろん数学を駆使)、筆者の主張の要約(英文・和文の両方あり)など、すべて「論述試験」に該当するからだ。東大文系は後期試験で小論文を課していたから、単純に小論文になるとも考えられるが、文系・理系の枠を外すと宣言している以上、恐らく

 (1) 制限字数200字前後。
 (2) 3問以上の問題数。
 (3) 論理的思考力や理論応用力を問う。

といった路線になると予想される。

「理論応用力」というのは聞きなれないと思うが、「○○理論に従えば、……となる」といった考え方を指す。理系にせよ、文系にせよ、必須の思考力だ。科学的思考には、データから法則を導き出す帰納推論と、理論を踏まえそこから予想できる事実を明らかにする演繹推論とがある。実験物理学は前者中心、理論物理学は後者中心と考えるとわかりやすいかもしれない。現実はどうやら「理論が先行して実験が後追いで実証を与える」という形が主流のようだけど。例えば、理論上、ニュートリノにも質量があると予測し、それをカミオカンデ(=実験施設)で確認するというような。

 要するに東大は、「文系・理系関係なく学問をするなら必要」という能力を試してくるだろう。

 もちろん小手先のテクニックで文字を埋めてもまったく評価はされない。本当に頭の良い人間だけが合格できる。そもそも東大志望で、しかも「足切り」されない学生はかなり優秀だから、相当訓練を積まないと彼らとともにスタートラインに立つことさえできない。

 とにかく、どんな問題になるのか、今から楽しみだ。

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