首藤剛志のふらふらファイル箱

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「COSMOS ピンクショック」2  その2
          
            首藤剛志

○大宇宙
   雲霞の様な宇宙船団
   ピンクショックの追っかけ船団である。
   もとは野球のタイガースフアンだったので、トラ縞の宇宙船が多い。

○ナニワノトラキチピンクショック応援団 旗艦
団長「なんや知らんが、いつの間にか、こんなに集まってしもて、ま、賑やかなのは、ええこと、ええこと…」
   ヴィジョンに副団長が写る。
副団長「ファンがぎょうさんいはるのは、ええんやけど、うちら、長く付き合いすぎて財布がもう空っぽでんねん。どうでっしゃろ。ファンクラブの会員にうちらの手数料を上乗せしたら…」
団長「アホぬかせ!ファンは純粋なもんや…無償の奉仕こそ、美しいんや。せこいことせんと、自分の食いぶちぐらい、自分でかせがにゃあかん…」
副団長「せやかて、先を急ぐうちらが、どないして仕事、探すいいまんや。」
団長「アルバイトニュースちゅうもんがあるやろ。近くの一日なんぼの、日雇い仕事ぐらいすぐ見つかるやろ。」
副団長「そや、そや、アルバイトニュースや。」
   副団長、操縦席のファクシミリを操作する。
副団長「情報時代やなぁ…んんん?これは!」
団長「どないした?!」
副団長「これを!」
   ヴィジョンにアルバイトニュースを写す。ミッチーの顔。
副団長「あなた仕事で高給を。時給いえ、秒給10000000も可能!あなたはこの娘を殺すだけ!」
団長「えらいこっちゃ!」

○ピンクショック コックピット
ミッチ「えっ、私に賞金?…」
団長「(ヴィジョンの中)そや!ここにいるのは、ファンだけやない…もしかしたら賞金稼ぎも…」
ミッチ「賞金稼ぎ?…」
   ミッチ、西部劇のガンマンを連想する。
ミッチ「流れ者のガンマン…ワ、カッコいい。」
団長「狙われてんのは、あんたや。」
ミッチ「困ったな…私を狙って欲しいのは、ヒロチャンだけなんだけど…」
副団長「あかん。現状を把握しとらん。」
   と、ギャッピーがヴィジョンに割り込む。
   もと某星防衛軍の司令官だった二十代後半のクールな美男子である。
ギャッピー「現状は、わたしに任すがよかろう。ピンクショックは、ひたすら、飛び続けろ。戦いは、戦士の仕事だ。愛の行方に戦いは似つかわしくない。」
ミッチ「うん。それに、このピンクショック、武器なんて私の爪ぐらいしかないもんね。バリバリ…」
   と、ひっかく真似…をする。
   なぜか、ヴィジョンの中のギャッピーに傷が付く。
ギャッピー「だから、女は嫌いだ。」
ミッチ「ごめん」
団長「あんたのロケットはパンダや。猫やないんやから、じゃれとらんで、どないすればいいや!」
ギャッピー「幌馬車隊戦法だ。」

○大宇宙にギャッピーの声が響く。
ギャッピーの声「ミッチとピンクショックを愛する友よ。ピンクショックの周囲、半径6キュリソに輪を作れ。それより内側に近づいた者は、ピンクショックを狙う殺し屋と判断して、直ちに撃墜するする。断っておくが、当方の戦闘能力は、Aランク、それで分かりにくければ、バキュラーコンピューターゲームの名人クラスの腕前と思えばよかろう。」
   ギャッピーの声の間に、無数の船団がピンクショックを取り囲む。
殺し屋A「フン、テレビゲームが恐くて、殺し屋がやってられるか!…」
   殺し屋Aのロケット、ピンクショックに突っ込む。
ギャッピー「甘い!。」
   たちまち、撃ち落とす。
殺し屋達の声「いてまえ!」
   次々に、突っ込んでいくロケット群。
   次々に、これまた撃ち落とされていく。
   ギャッピーのヴィジョンは、テレビゲームそのままに、点数が加算されていく。
   ピンクショックに肉迫する一機をギャッピー機から撃ち出したミサイルがロボットに変形し、更に、分離し撃ち落とす。
ギャッピー「隠れアームを使いこなすのがコツだ…」
   ヴィジョンの中に写る、ピンクショックの上に、コンピューターキャラクターの   ピンク娘が現れて、ニッコリ笑う。
   団長、口をあんぐり…。
団長「おう 讃えよ、我らがスーパーピンクブラザーズ!」
   船団から歓声が沸き上がる。
ギャッピー「(ニヒルに)戦いは孤独だ。暗いゲームだ。」

○お尋ね者 管理斡旋会社 基地
ジェーン「あに?登録した殺し屋が全滅?」
   二人、イスからひっくり返る。
ラン「契約不履行で営業停止もありうる?…」
   二人、怒髪天をつく思いで立ち上がる。
二人「ゆ、許せん!」
   二人、ロッカーから、片っ端から武器を取りだし、
ジェーン「長い間、星雲ごきぶり会社に務め、悪い虫をやっつけ!」
ラン「男、色、恋、我慢して、必死で小金を貯めて作ったこの会社…借金 ローンも残ってる。」
ジェーン「17歳の小娘の為に潰されてなるか…」
ラン「誰もやれなきゃ…」
ジェーン「わたしらが…」
二人「やる!!」
   二人 バッチリとポーズをとる。

○基地から、ロケットが飛び出していく。
○星雲連合
D「やっぱり、民間会社は弱い。やはりここは、我々が何とかせねば」
B「仕方ありません。我が星雲の秘密地区を利用するしかないでしょう。」
A「秘密地区?…」
D「さよう、臭いものには、フタ…宇宙のゴミ捨て場、暗黒空間におびき寄せるのです。」
A「な もんが、この近くに?」
C「だから秘密なんです。あそこに飛び込んだら、二度と戻ってこれません。いわば、ブラックホールの様なもんです。」

○宇宙に渦巻くブラックホール         (つづく)


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