首藤剛志のふらふらファイル箱

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 (仮名) 「幻夢戦記レダ2」 ティスト オブ ハニー (蜜の味)

                 その10
                   ストーリー 首藤剛志
                   脚本    首藤剛志
 

○ 土蔵の中                                  
     杏子、入って来る。                          
                                        
○ 月が雲に隠れる。                              
                                        
○ 土蔵の中                                  
     手探りで進む杏子。                          
     何か、白っぽいものにあたる。                     
                                        
 杏子「?」                                  
                                        
     突然……。                            
     シューッ! 炎が闇を走り、                      
     土蔵のなかの蝋燭がつく。                       
 杏子「ウッ!」                                
     思わず、白いものから飛びずさる。                   
     それは女の子Aの裸身……。                    
     しかも、真っ白に白蝋化している。                   
     背後から声……ゼンが立っている。                
 ゼン「見たね・・・・だが、それもよかろう・・・・。なぜなら、私はお前に指輪を授けた。」
     杏子、指輪を見る。                          
 ゼン「お前は、私の力で、幸福になるのだ・・・・・ そうだね、杏子・・・・・ 。」     
     二人、見つめあう。                          
 ゼン「さあ、おいで・・・・・ 私の腕の中へ・・・・・ 。」                
     杏子の目がうつろになる。                       
     ゼンの顔が杏子に近づいてくる。                    
     その時、白蝋化した女の子Aの指輪が、キラリと光る。          
     我にかえる杏子。                           
     ゼンの胸から飛びずさる。                       
 杏子「冗談じゃないよ! 安く見んじゃないよ。」                
     ゼンにベルトの鎖を叩きつける。                    
     だが、ゼンは、鎖を腕に巻き付けて、                  
 ゼン「お前は私から逃げられぬ・・・・・ 。」                    
     ヒヤリと笑う。                            
     陽子がおそるおそる土蔵をのぞく。                   
 陽子「!!」                                 
     杏子の体がずるずるとゼンに引き寄せられていく。            
     次第に虚ろになっていく杏子の目・・・・・                  
 ゼン「さあ、おまえは私のものだ。」                      
     ゼンの唇が杏子の唇に触れようとする。                 
 陽子「やめて! 杏子、しっかり!」                      
     陽子が、鞘付きのまま剣を振りかざして飛び込んでくる。         
     ゼンに体当たりしようとする。                     
     ゼンは音もなく避ける。                        
     陽子は杏子にぶつかり倒れる。                     
     我に返った杏子は、陽子から剣をもぎ取ると、鞘から抜き、        
 杏子「畜生!」                                
     ゼンに叩きつける。                          
     かわすゼン、冷たい笑いで、土蔵の外に出ていく。        
◯ 土蔵の外                                  
     陽子と杏子が飛び出してきて叫ぶ。                   
 杏子「起きろ! みんな逃げるんだ!」                     
 陽子「みんな起きて! お願い起きてッ!」                   
                                        
◯ 屋敷の外                                  
     健一、ビクッと起きる。                        
 健一「あん? あの声は・・・・・ 出番だぁ・・・・・ 」                 
     健一じたばたと塀をよじ登り、庭に頭から落ちる。            
                                        
◯ 庭                                     
     陽子と杏子、庭に面した部屋の障子を開ける。 
◯ 庭                                     
     陽子と杏子、庭に面した部屋の障子を開ける。              
 陽子「起きて! みんな!」                          
                                        
◯ 女の子Bの部屋                               
     「!!」                               
     陽子と杏子は、呆然と立ちすくむ。                   
     ゼンに抱かれた女の子Bが、みるみる白蝋化していくのだ。        
     杏子、剣を投げ付ける。                        
     ゼン、剣をよけて、襖を倒して次の間へ消える。             
     畳に転がる白蝋化した女の子B……。                
     後で女の子の悲鳴がする。                       
     振り返ると晶子とネグリジェの良子が、呆然と立ちすくんでいる。     
 杏子「あんた達は、大丈夫だね。」                       
     晶子達と女の子C、うなづく。                     
     杏子、ホッと溜め息をつく。                      
 杏子「よかった・・・・・ 。」                           
 陽子「あっ!」                                
 杏子「えっ?」                                
 陽子「メガネの女の子!」                           
     裕子がいないのだ。                          
 杏子「行くよ!」                               
     畳に突き立った剣を抜くと、廊下をどんどん走って行く。
◯ 裕子の部屋                                 
     眼鏡を枕元において、裕子が眠っている。                
     ふっと眼を醒ます。                          
     ゼンが覆いかぶさっている。                      
 ゼン「お前は、わたしから逃げられぬ・・・・・ お前はわたしのものだ・・・・・ 」     
 裕子「あん?」                                
     裕子、目を細める。                          
     ゼンの顔がぼやけている。                       
 裕子「なんだ?」                               
 ゼン「(意外)なんだ?・・・・・ お前はわたしのものだ・・・・・ 」           
 裕子「え、誰? 重いよ・・・・・ ねぇ、どいてよ。」                
 ゼン「どいて?」                               
 裕子「ん、もう、誰なのよ。冗談よしてよ。」                  
 ゼン「冗談?・・・・・ わたしの力が通じぬとは・・・・・ どうなっているのだ?」     
     その時、襖が倒れ、杏子と陽子と晶子と良子が飛び込んでくる。      
     裕子は完全に抱きかかえられている。                  
 杏子「チッ、遅かった! このッ!」                      
     杏子、剣を持って、ゼンに突っ込んでいく。               
     ブスッ!                               
     ゼンの体に突き刺さる。                        
     が、ゼンはニヤリと笑い、胸の剣を抜き、畳に投げ出すと、飛ぶように障子を
     破って庭に出ていく。                         
         
                                        
                                  (11につづく)

引きこもり開始

 今日は一日、部屋から出なかった。
 マンションの階段も一段も下りなかった。
 カーテンも閉めっぱなし……電話は留守電。
 食べたのは、昨日買っておいたバナナが四本、同じくコンビニで買った賞味期間ぎりぎりまでの弁当と、栄養剤……たばこの買い置きと、コーヒー……これで、三日は持つだろう。
 外に出るのは、食料と飲料水の切れた時ぐらいだ。
 僕が、物を書く時は、いつもこんなぐあいだ。
 今回のように長編の小説ともなると、体力と作品の勝負になる。
 今度はどっちが勝つだろう。
 外界との交渉は、インターネットとほとんど見ないテレビだけ……ニュースで、プロ野球の阪神が、やっつと勝ち越したらしい。最初、二連敗した時は、無視した。さあ、今日から開幕戦である。
 新聞は取っていない。なにか特別面白い事があったら、教えてください。

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