首藤剛志のふらふらファイル箱

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「父親たちの星条旗」

 太平洋戦争の硫黄島の戦いを素材にした「父親たちの星条旗」を見た。
 この映画の評価は、いいも悪いもない、面白いもつまらないもない、ただ、作り手の圧倒的な厭戦感を感じた。
 ドンパチが派手だった「プライベートライアン」などと比べると静かな作品だ。
 同じ戦争を戦った日本の、最近の映画「男たちの大和」のようにお涙頂戴で、作り物めいた悲壮感で妙な感動をあおり立てる作品とは全く別の質を感じる。
 なぜ、こんなにも違うのだろう。
 太平洋戦争後も、朝鮮戦争、ベトナム戦争、中東戦争と、戦争に切れ目がなかったアメリカに比べ、日本は太平洋戦争以後、他国の戦争には経済的には関わったが、実戦の体験はない。
 一般のアメリカ人と違い、日本人は、戦争に対する感覚が鈍ってしまったのかも知れない。
 日本人の中に、戦争というものが、どんどん、忘れさられていく。
 戦場の現実がどんなものか、知っている日本人も、高齢になり少なくなっている。
 戦場で何を体験したのか、語りたがる人も少ない。
 僕の父は、沖縄の石垣島からの生還者だが、戦場で起きたことはいままで一言も、僕に話さない。
 語りたくないほどひどい体験だったという予想がつく。
 日本は確かに、昔、戦争をした。
 凄まじく悲惨な戦争だった。
 それは、誰でも知っている事だ。
 ただ、戦場の現実を、過去のものとしてこのまま放り出していいのか?
 日本人は、戦争に対して、今のように、のん気でいていいのか?
 アメリカの作ったこの映画は、僕をそんな気分にさせる。
 この作品の続編は、アメリカ人の作った、日本側から見た硫黄島の戦いの映画だそうである。
 その映画で、外国人から、日本の戦争の悲惨さを教えられるとしたら、何だか、日本人って、
 自分の国のした戦争に、随分、無頓着な気がする。
 日本は、六十年以上も戦争を体験しない、世界でも珍しい国の一つになってしまった。
 平和はいい事には違いないが、日本人の平和感覚や戦争に対する感覚は、なんだか妙に不気味におめでたい。
 なお、この映画を上映している劇場は、がらがらだった。
 ノートに名前を書けばその人が殺せるという内容の「デスノート」は満員札止め……あまりにタイプの違う映画なので、両方の映画を比較などできないが、なんだか妙だ。
 
 
 

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