首藤剛志のふらふらファイル箱

人並みのつもりにしては、ふらふらしています。

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脚本の仕事をしているせいか、週に三本は、映画を見ている。
 映画を浴びるように見る事が、勉強だと思っている。去年は百本以上見たが、それでも例年よりは少なくなった。甲乙なんか考えず、何でもかんでも見ている。レンタル屋のおかげで、日本未公開の映画もずいぶん見た。
 そうとう昔に、なぜか日本アカデミー賞の会員になって、毎年、投票をしなくてはならないこともあるが、結局のところ、映画が好きなだけである。
 会員の特典で、日曜、祝日、以外の映画は、無料で見る事が出来ることになっているが、(ただし、結構高い会費はとられる)劇場が限られていて、地方の映画館は駄目で、見る事の出来るのは大都市の大手の映画会社系の映画館だけである。
 秀作の多い単館上映や、小規模の映画チェーンの映画館は、見る事が出来ない。
 会員も大手の会社関係の人が圧倒的に多く、どうしても、投票する映画に偏りが出てくる。受賞作品が大きな規模で公開した映画に片寄ってしまうのである。アニメは、つい最近まで特別賞の対象にしかなっていなかった。今は、宮崎アニメのヒットのせいか作品賞の対象にだけはなっている。
 ところが、面白い映画や、割といい映画は単館上映や、小規模の上映作品に集中している。
 しかたがないから、そんな映画は、映画館にいって見るか、レンタル屋で借りておぎなっている。
 無料で見る事の出来る映画の本数より、小規模系の映画をレンタルで見る場合の方が圧倒的に多い。
 映画館の雰囲気を出すために、部屋を暗くして、プロジェクターでスクリーンに上映して見る。
 音響効果も、それなりに考えてそろえている。
 そうやって映画を見ていると、日本アカデミー賞の結果がかなり偏向しているのがよく分かる。
 ほとんど当てにならないのである。
 それにしても今年の日本アカデミー賞が「三丁目の夕日」一色だったのにはあきれた。
 悪い映画ではないが、昭和三十年代のものを、博物館から借りてきて並べ、ありきたりのわざとらしいエピソードをつなげただけの疑似ノスタルジー映画でしかない。
 映画の描く時代に、映画に登場する子供たちの年代だった僕などは、(当時はベビーブームで、見渡す限り子供がわんさかいたはずである)ノスタルジーすら感じない。CG多用の安物昭和博物館映画にしか思えない。
 登場する人間達に、昭和三十年年代のにおいが感じられないのである。三十年代ごっこをしているとしか思えない。
 たぶん、作り手達が若くて、昭和三十年代を本当は記憶していないのだろう。
 それでも、あの映画にノスタルジーを感じるとしたら、よっぽど、鈍感な人か、時代の空気を読めない人、その時代を知らなくて、古いものならなんでも、疑似ノスタルジーを感じてしまう時代感覚のゆるい人だろう。
 それとも、自分の会社が関係しているから投票した組織票なのか?
 同じタイプの映画ならノスタルジーなら「バッチギ」、ありきたりのエピソードがいっぱい出てきた映画なら「大停電の夜に」のほうがよっぽどましである。
 去年は、かなりいい日本映画が、ほかにもいっぱいあったのに、どうも日本アカデミー賞というのは、あてにならない。やっぱり、ただの映画のお祭りである。
 「三丁目の夕日」と比べるなら、「NANA」とか「タッチ」とか「電車男」「リンダ リンダ リンダ」「運命じゃない人」なんかのほうが、よほど面白かった。
 もっともこんな事をいう僕の方が、変わっているのだろうか?
今年はろくな映画にまだ出会えないが、「ベロニカは死ぬことにした」と言う映画は、ちょっと気になって見に行った。知り合いの女性脚本家が、製作もかねて作った映画だからだ。
 友人の作家が作った映画だから、仁義で感想も批評も書かないが、彼女らしい映画だとは思った。 
 
 

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